ソネクア「マイケルとスポックとのシーンがとても思い出深いです」
イベントには、主人公マイケル・バーナム役のソネクア・マーティン=グリーン、サルー役のダグ・ジョーンズ、製作総指揮のミシェル・パラダイスがスペシャルゲストとして登場。アメリカからそれぞれ参加した3名は、「参加できて嬉しいです。みなさんも参加頂き、ありがとうございます。愛しています!」(ソネクア)、「本日はありがとうございます。シーズン2は楽しんで撮影したので、みなさんも楽しんでください」(ダグ)、「本日は参加ありがとうございます。とっても楽しみです」(ミシェル)と日本のファンへまずは挨拶。MCから「スタートレック55周年おめでとうございます」と祝福が伝えられると、全員拍手で喜ぶ姿を見せた。
歴史あるSFシリーズの最新作にメインキャストとして出演が決まった際に「狂喜し、歌い出しました」と当時を振り返るソネクア。一方、ダグは「とにかく1960年代から成長してきたスタートレックの新シリーズに参加できたことが光栄だったし、興奮しました」と感慨深げだ。また、脚本を初めて読んだ時、「現代的になっていたのと初めて黒人女性がヒロインになったことも嬉しかったです」と喜びを隠せないソネクア。ダグは「オリジナルと比べて、映画並みのスケール感と冒頭からハラハラしたストーリーだと期待しました」と進化した物語に興奮したという。
さらに、新シリーズのメインキャラクターを演じる上で、脚本を忠実に再現することに注力したというソネクアは、想像力を逞しくする必要があり、ダグは演じたサルーが新しい種族(ケルピアン人)だったため、エコロジーに関することや、恐怖にどう立ち向かっていくかなど新しいキャラクター作りに力を入れたそうだ。そして、シーズン2は、マイケルとイーサン・ペックが演じた弟スポックとの関係性や両親との関係が明らかになり、サルーは自身に起こるある変化により故郷を守るため大活躍する。
そんな中、ソネクアは「地球人でありバルカン人に育てられたマイケルとスポックとのシーンがとても思い出深いです。2人の関係性を深堀りできました」と注目シーンを挙げると、「マイケルとサルーは兄妹のような関係。ぶつかり合ったり、仲良くなったり、ケルピアンにって大事な変化のシーンではマイケルに手伝ってもらいましたが信頼関係があるからこそで、あのシーンは2人とも涙、涙でした」と2人の深い繋がりを推したダグ。
また、本作のプロデューサーを務めたことに関して「シーズン2の途中から参加しましたが、元々はスタートレックの大ファン。シーズン3からアレックス・カーツマン(原作・制作)に誘われ、YES、YESと即答しました」と経緯を語るミシェル。さらに「スタートレック ディスカバリー」は、「スタートレック:エンタープライズ」以降、12年ぶりかつ6作目のドラマシリーズということで、今までの遺産も大切にし、マイケルを通して進化させたかったそうで、「現代の問題も入れ込み、映画のスケール感を取り入れました。マイケルを初め、女性クルーの活躍や成長も描いています」と、新鮮さもアピールした。
さらに質問がマイケルを演じる面白さや難しさ、スポック役のイーサン・ペックについて質問が及ぶと、「話が長くなるかもよ」と前フリをしたソネクアに、一同爆笑。そんな彼女は、「イーサンとはたくさん話し合いました。兄妹という関係性を掘り下げていて、いろいろな事を感じてもらえるはず」と笑顔をのぞかせた。また、演じたマイケルが論理と直感のどちらで行動するか選択を迫られ葛藤するシーンが多いことにちなみ、自身はどちらのタイプか問われると、「初めて受けた素晴らしい質問!感情で動いていることが多く、甘く見ても60%が直感、40%が論理」と興奮した姿を見せた。
一方、大ヒット映画『シェイプ・オブ・ウォーター』でクリーチャーを演じたダグがサルーを演じる上で苦労した点は、「肉体的に大変でした。見ての通りメイクやコンタクト、鹿の蹄のようなブーツを履いているので、安定感がなく立っているのも一苦労。サルーは頭が切れるキャラクターですが、僕は違います」と謙遜すると、2人から「そんなことない!」と即座に突っ込まれる一幕も。
そして、物語が進むにつれて、マイケルとライバルから兄と妹のような関係に変化することに関して、「実際はソネクアとは仲良しで兄妹みたいなので、ライバルを演じるのは大変でした。だんだん信頼し合える関係となり、演じるのが楽になりました」と本音をもらしたダグ。
そして、第6話「雷鳴」では、ヴァハライ(苦痛に満ちた時期)を乗り越え、リスク神経を失ったことにより、恐怖から解放され情熱的で大胆な性格に変化し活躍したサルーにちなみ、同様に自身が成長したことを尋ねられると、「不安や恐怖を抱えたり、サルーに共感できることが多いです。サルーはヴァハライを乗り越え成長できましたが、僕もヴァハライ的なものを経験して克服できればと思っています」と役柄に愛着を示した。
また、昨年シーズン4の製作が発表され、さらなる注目を浴びている「ディスカバリー」だが、シーズン4について今後の展開を尋ねられると、「まず、シーズン2、シーズン3を見てください。毎シーズン、新しい場所に行くのですが、シーズン2、シーズン3とも新たな旅に出て、いろいろなチャレンジがあります」と、アピールしたミシェル。
そして、日本のファンだけに明かす撮影中のエピソードとして、ソネクアは「ワガママを言う人はいなくて、みんな本当に仲良し。撮影中は、“透明ダーツゲーム”をみんなでやり過ぎました」とゲームに興じていたことを告白。一方「みんな音楽好き。監督のジョナサン・フレイクスは、ミュージカルが大好きで突然、歌い出します。みんな一緒に歌いたいんですが、マニアック過ぎて誰も歌えないんです」と暴露し笑いを誘った。
いよいよ終了の時間が迫り、「アメリカは夕方ですが、日本は朝ですよね。朝から参加頂きありがとうございました。シーズン2はもちろん、シーズン3~4もぜひ見てください」(ミシェル)、「ファンのみなさんを大事にしたいです。なぜならみなさんがいなければ、本作が成り立たないからです。みなさん“スタトレファミリー”の一員なので、ぜひ見てください」(ダグ)、「みなさんを心から愛しています。“スタトレファミリー”になったら、絆は永遠です!ぜひ、シーズン2~4を見てください」(ソネクア)と最後の挨拶をした3名。日本語で「ありがとうございました」と感謝を伝えたソネクアがとてもキュートだ。
そして、バルカン式挨拶“バルカン・サリュート(片手を上げ、人差し指と中指、薬指と小指をそれぞれ付け、中指と薬指の間を拡げる)”を3名が同時に披露し、お別れのポーズと「長寿と永遠を!」というお馴染みのセリフで、ファンとの夢のような時間に幕を閉じた。
海外ドラマ専門チャンネル『スーパー!ドラマTV #海外ドラマ☆エンタメ』にて「スタートレック ディスカバリー シーズン2」日本初放送中!
【二カ国語版】毎週木曜22:00ほか 【字幕版】毎週木曜24:00ほか
11 月13 日(土)、20 日(土)23:00 から2 日間に分けて全話一挙放送
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