ヒーローたちの別の運命を描く『ホワット・イフ…?』。前回に続き同作を杉山すぴ豊さんが解説!今回は8話~9話までの見どころをご紹介します。(文・杉山すぴ豊/デジタル編集・スクリーン編集部)

「ホワット・イフ…?」とは?

画像: ディズニープラスで独占配信中 © 2021 Marvel

ディズニープラスで独占配信中

© 2021 Marvel

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で実際に起こった出来事をベースに様々な“もしもの物語”が描かれる、MCU初のアニメ―ション・シリーズ。

監督:ブライアン・アンドリュース声の出演: ヘイリー・アトウェル、チャドウィック・ボーズマン、クリス・ヘムズワース、ジェフリー・ライト

\前回・前々回の特集はこちら!/

第8話:「もしも…ウルトロンが勝ったら?」

画像: 別のユニバースへも侵攻するウルトロン

別のユニバースへも侵攻するウルトロン

映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)と違い、 ヴィジョンが誕生せずにウルトロンが完璧な体を手に入れ、さらに地球にやって来たサノスまで倒し、すべてのインフィニティ・ストーンを手に入れている!

このウルトロンによって制圧された世界を舞台に、人類のレジスタンスとして戦うブラック・ウィドウとホークアイの姿が描かれます。劇中のセリフにもあるように『ターミネーター』的です。しかしそのウルトロンを倒す方法が人間コンピュータになったゾラとは(このキャラは『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)に登場)! そしてウルトロンがマルチバースとウォッチャーの存在に気づくという驚愕の展開!物語は第9話へとつながる!

第9話:「もしも…ウォッチャーが誓いを破ったら?」

画像: 「もしも」の世界のヒーローがついに集結!

「もしも」の世界のヒーローがついに集結!

衝撃の最終回!なんと全エピソードをつなぐクロスオーバー。基本的には、時空の覇者になりかけているウルトロンを倒すためにウォッチャーとドクター・ストレンジが手を組んで、各話の主人公、つまり各ユニバースからヒーローたちをスカウトし、その名も“ ガーディアンズ・オブ・マルチバース”を結成! ただし、ガモーラだけ今回初登場にしていきなりすごい展開に巻き込まれますね。

実はウォッチャーというキャラは、その名の通り宇宙で起こることを” 見届けるだけ” で介入してはならないのです(そういう誓いを立てている)。しかし今回は、そんなことを言っていられないのです(笑)。 ナターシャがどこかのバースで生きているというラストは感激しました。

〜アメコミライター杉山すぴ豊コメント〜
シーズン2が早くも楽しみです!

本シリーズの企画を聞いた時、「MCUは出来れば実写でやってほしい」と思いました。しかし今はそんな自分を恥じています。素晴らしいアニメ・シリーズであり、なにより見応えのあるMCUでした。

基本的には今までMCUで描かれた世界の「もしも」。オリジナルとの対比なので、あえていうならMCUのセルフパロディ的に楽しむつもりでしたが、観続けているうちに、これはこれで独立した作品なんだと気づかされます。

とにかく第1話から心をつかれました。キャプテン・カーターとヒドラ・ストンパーを操るスティーブのコンビはこのまま映画にも出てきて欲しいというぐらい魅力的なキャラだし、クリス・ヘムズワースにぜひ実写で一人っ子ソー(パーティ好き)を演じて欲しい。

画像: 彼女の雄姿が映画館で観られるかも?(写真は第1 話より)

彼女の雄姿が映画館で観られるかも?(写真は第1 話より)

〝マーベル・ゾンビーズ〞も迫力のある回でした。実はキャプテン・カーターは次のドクター・ストレンジの映画に登場との噂があるし、マーベル・ゾンビーズも実写化を望む声があがっているとか。この「ホワット・イフ…?」からMCUの実写に逆輸入される設定があるかもですね。故チャドウィック・ボーズマンさんのあの優しい声をまた聴けたのが嬉しかったです。シーズン2もあるそうで本当に楽しみですね!

画像: チャド様と再会できたことに感謝(写真は第2話より)

チャド様と再会できたことに感謝(写真は第2話より)

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