『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督4年ぶりの最新作『ラストナイト・イン・ソーホー』が12月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほかで全国公開となる。今回同作より、アニャ・テイラー=ジョイ&トーマシン・マッケンジーらの華麗なダンスシーンの本編映像が公開となった。
ロンドンの繁華街ソーホーを舞台に、現代と60年代と異なる時代に生きる二人の女性の“夢”と“恐怖”のシンクロを描く本作。現代でファッションデザイナーを目指すエロイーズ役に『ジョジョ・ラビット』『オールド』などのトーマシン・マッケンジー、60年代で歌手を夢見る女性・サンディを「クイーンズ・ギャンビット」のアニャ・テイラー=ジョイと2代最旬女優が演じている。
今回公開された映像は、そんな彼女たちの華麗なダンスシーンを収めた映像。
エロイーズ(トーマシン)が夢で訪れた憧れの 60年代のロンドン・ソーホーで、歌手を夢見るサンディ(アニャ)と界隈を取り仕切るマネージャー・ジャック(マット・スミス)が華麗に舞う。
自信に満ち溢れたサンディはジャックに声を掛け、やがてホールの中央へ。視線を交わし合うふたり、そしていつの間にか“シンクロ”しているエロイーズの3人がグラハム・ボンド・オーガニゼーションの「Wade In The Water 」のナンバーにあわせて、セクシーで華麗なダンスを披露している。
アニャは本作の撮影で最も思い出深いシーンとしてこのダンスシーンを挙げている。「私たちはカメラの前ではとてもエレガントに見えますが、映っていない時は全く別の話です(笑)。 とても楽しかったわ。シーンの大半は実写撮影だったので画角内にいない時は、それぞれがカメラの後ろを必死に走っていた(笑)。極端に言うと、撮影したシーンよりも、舞台裏の様子のほうが好きかもしれないわね 。 」
エドガー・ライト監督は本作について、全編にわたり特殊効果が使われているものの、その多くは「見かけよりシンプルな方法」で撮影をすることにこだわり、このダンスシーンもこだわりが溢れるシーンのひとつ。撮影時の様子を楽しげに振り返る。「(このダンスシーンでは)マット・スミスの功績も話しておかないといけない。ステディカムで撮った長回しのシーンですが、彼が最初から最後まで画面の中心にいることで成り立っている場面だから。カメラオペレーターのクリス・ベインズは、誰よりも広い範囲を追っていてカメラを持って他の人の 2倍は走り回った。それから、私たちの最高な撮影監督のチョン・ジョンフン…!追加で光を当てようと鏡を持って走っていましたが、誰よりも大回りで走らなければいけないことに気がつき、 2 テイク後には疲れた様子で「ノー」と言っていましたね(笑)」
現代と60年代――ふたつの時代を生きる女性を通して、華やいだダンスや音楽があちこちにちりばめられ、ふたつの時代を生きる女性を通して、いまの時代に突き刺さる光と影が真摯に描かれた本作。
ユースカルチャーの発信地でありながら、大人たちの歓楽街でもあったこの場所で、彼女たちにやがてやがて待ち受ける運命はいかに重なり合っていくのか―。待ち受ける運命はいかに重なり合っていくのか―。極上のエンターテイメントにに昇華された魅惑的な覚めない“夢”の世界を、ぜひ体験してほしい。
『ラストナイト・イン・ソーホー』は12月10日公開
監督:エドガー・ライト
脚本:エドガー・ライト 、 クリスティ・ウィルソン=ケアンズ
製作:ティム・ヴィーヴァン、ニラ・パーク
出演:トーマシン・マッケンジー、 アニャ・テイラー=ジョイ、 マ ット・スミス、テレンス・スタンプ、マイケル・アジャオ ほか
2021年/イギリス/カラー/デジタル/英語/原題 LAST NIGHT IN SOHO/R15
配給:パルコ ユニバーサル映画
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