リーアム・ニーソンが“最強の元狙撃兵”として凶悪な麻薬カルテルと全面抗争を繰り広げる最新作『マークスマン』がいよいよ本日1月7日(金)より全国公開される。同作より、主演のリーアム・ニーソンのロングインタビュー映像が到着した。

“脚本を読んでクリントが1980年代初期に撮りそうな映画だと感じたよ”

本作『マークスマン』は、アメリカで2週連続のナンバーワンヒットを記録したアクション・エンタテインメント。ニーソンは、麻薬カルテルから逃れるために国境を越えた少年ミゲルを助けたことでカルテルから追われることになる元狙撃兵ジム・ハンソンを演じている。

公開された動画では、現在69歳のリーアムがミゲルを演じた撮影当時11歳のジェイコブ・ペレスをリスペクトする様子も収められている。本作が長編映画デビューとなるジェイコブについて「彼は経験が少ないが、表情が実にすばらしかった。瞳の奥に悲しみが宿っている。年齢に合わない経験を積んでいるように感じる。ジェイコブから多くのことを学んだよ。彼の意識がすばらしい。非常に感傷的なシーンに挑む時でも、落ち着き払っていた。実にありのまま演じていて演技してないかのようだった」と太鼓判を押している。

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リーアムは長いキャリアの中でジェームズ・キャグニーによる「部屋に入ったら役に没入しありのまま話せ」、ロバート・デュヴァルによる「演技とは聞くこと」という格言を胸に演技を続けているという。しかし天才子役ジェイコブに刺激を受けた結果「その経験を離れて、ただ彼の声に耳を傾けた。セリフがない場面も多かったから、なおさら言葉に集中した」とメソッドを変えて今作に臨んだという。

戦争の英雄である一方、心に傷を抱えるナイーヴな元狙撃兵を演じたリーアム。自身の役作りについては「ただひたすらたくさん本を読んだ。戦争体験と向き合っている退役軍人の話だよ。忘れられた戦争である朝鮮戦争やベトナム戦争の軍人だ。有名なアメリカの狙撃手の話もいくつか読んでみたんだ。ベトナム戦争に参加した人だ。読んで感銘を受けた」と戦争に従事した人たちに関する書物を通してリアルなイメージを膨らませた。

監督のロバート・ロレンツは、長年にわたってクリント・イーストウッド監督作品に携わった弟子として知られている。それだけに「脚本を読んでクリントが1980年代初期に撮りそうな映画だと感じたよ。ロバートの撮影スタンスもクリントに似ていた。とても落ち着いていて物静かだ。撮影中に重圧を感じなかった。クリントが監督の時もそうだ」とイーストウッドマインドを感じながらの撮影となったことも明かした。

『マークスマン』
2022年1月7日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

愛妻に先立たれ、メキシコ国境付近の町で牧場を営みながら愛犬と暮らす元海兵隊の腕利き狙撃兵、ジム・ハンソン。ある日、メキシコの麻薬カルテルの魔の手を逃れ、越境してきた母子を助けたことから、彼の運命は大きく変わり始める。カルテルに撃たれた母親は、ジムに11歳の息子ミゲルを託して絶命した。ミゲルをシカゴに住む親類のもとに送り届けてほしい――日々の生活に手いっぱいのジムだったが、仕方なくこれを引き受ける。一方、米国に侵入したカルテルは執拗に彼らを追撃。迫りくる危機に、ジムは必死に抵抗する。果たして彼は、ミゲルを守り、シカゴにたどり着くことができるのか? 命を懸けた戦いの火ぶたが、切って落とされた!

監督・脚本・製作:ロバート・ロレンツ

出演:リーアム・ニーソン、キャサリン・ウィニック、フアン・パブロ・ラバ、テレサ・ルイス、ジェイコブ・ペレス

提供:木下グループ
配給:キノフィルムズ
映倫区分:G

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