「リチャードと僕の共通点は、娘への愛だった」
第94回アカデミー賞®では作品賞、主演男優賞(ウィル・スミス)、助演女優賞(アーンジャニュー・エリス)、楽曲賞、脚色賞、編集賞の主要6部門にノミネートされている『ドリームプラン』。
本作でウィル・スミスが演じるのは、2人の娘を世界最強のテニスプレーヤーに育てあげた実在の人物リチャード・ウィリアムズ。テニス経験ゼロにも関わらず、独学で 78 ページにもわたる「計画書」=“ドリームプラン”を娘が生まれる前に作った破天荒な父親だ。
今回の映像は「これからのステップは大変なものになる。だが、全世界の黒人少女の未来がその肩にかかってるんだ」と父リチャードがビーナスの瞳を見つめながら真摯に語りかける本編映像で始まる。
ウィル・スミスは、「誰もが一度は抱く、実現不可能な夢も心から信じられれば努力できる」と、夢を信じて突き進んだ父と姉妹を描く本作のテーマを語る。
「ウィルは最初からリチャードを理解していた」と製作のトレバー・ホワイト、続いてレイナルド・マーカス・グリーン監督が、「彼が演じるリチャードは特別だよ。これまでの彼のキャリアで最高の演技だ」と断言する。
ウィル・スミスは、実在の人物を演じた『ALI アリ』(01)と『幸せのちから』(06)に続き、本作で自身 3 度目となるアカデミー賞【主演男優賞】ノミネーションを果たした。
「実在の人物を演じるのは奇妙な経験だ。何がきっかけで、その人物を理解できるか分からない。リチャードと僕の共通点は、娘への愛だった」と、リチャードの人物像に迫るために自身の娘・ウィローへの愛が理解を深めるきっかけだったと明かす。
「負けてもいい、笑顔で」と父の愛を注がれた姉妹は世界最強へと突き進んだ。リチャードの娘ビーナス・ウィリアムズ役のサナイヤ・シドニーは、ウィルとの撮影を「ウィルは本物のパパみたいに相談に乗ってくれるし、最高に面白いわ」と語り、ウィル・スミスは、姉妹の教育のことやリチャードのトレードマークなどについてコメントする。
ウィル・スミスは、「実在の人物を演じて気づいたのは、観客はたった一人だということ。それは僕が演じる人物の家族だ」と、ウィリアムズの家族が観て納得してもらえる演技を追求した。そのために強力なスタッフとしてビーナスとセリーナの実の姉であるイシャ・プライスが製作総指揮に加わった。「ウィルは本当に誠実な人よ。私たち家族が納得しない限り、出演しないつもりだったの。ありのままの物語を伝える重要性を理解していたからよ」と、ウィリアムズ家全員の同意がなければ映画化は実現しなかったと衝撃の発言が飛びだす。
ウィル・スミスは、父リチャードの計画書を信じ、夢に向かって努力を続けた「ウィリアムズ一家の物語はアメリカンドリームそのものだ」と語る。「この映画の中心にあるのは、逆境を乗り越える強さだ。勇気を与える作品だ」と、誰の心にも響く新たな傑作が、
明日を生き抜く勇気を与えてくれると結んでいる。
『ドリームプラン』
全国の劇場で大ヒット上映中
配給:ワーナー・ブラザース映画
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