発起⼈である前東京国際映画祭プログラミング・ディレクター・⽮⽥部吉彦氏が有志を集めて⽴ちあがった本企画。⽮⽥部氏は東京国際映画祭在職中にヴァシャノヴィチ監督と親交を深めてたが、今回のロシアのウクライナ侵攻を受けて、『リフレクション』の権利を扱うエージェントからコンタクトがあり、特別に上映許諾をもらい、⽇本での特別上映会を実施するに⾄ったという。
『アトランティス』は2019年のヴェネチア国際映画祭「オリゾンティ」部⾨ 作品賞受賞、同年の東京国際映画祭「コンペティション」部⾨で審査員特別賞受賞し⼤きな反響を呼んだ。そして、最新作『リフレクション』は2021年ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部⾨に選出され、ロシアとの紛争の酷さを⾼度に洗練された美学に貫かれた映像で描く驚異の映画。
今回、クラウドファンディング(Motion Gallery)を通して、会場費や字幕制作費などの実費をカバーし、プロデューサーに⼀定額を還元するとともに、募集したお⾦が上映経費を上回った場合には、ウクライナの映画⼈をサポートする団体に寄贈する。
ヴァレンチン・ヴァシャノヴィチ監督
ウクライナの映画監督、プロデューサー、撮影監督。1971年ウクライナのジトーミル⽣まれ。1995年に撮影監督、2000年にドキュメンタリー映画製作者として、カルペンコ・カリー国⽴劇場・映画テレビ⼤学を卒業。2007年にはポーランドのワイダスクールを修了。 2012年に『Business As Usual』(オデッサ国際映画祭にて上映)で監督デビュー。 2014年、ミロスラブ・スラボシュピツキー監督の『ザ・トライブ』ではプロデューサー兼、撮影監督を務める。 2019年に監督したディストピア作品『アトランティス』は、第76回ヴェネツィア国際映画祭「オリゾンテ」部⾨で作品賞を受賞し、その後も世界中で数々の賞を受賞。 2021年に、彼の最新作『リフレクション』が第78回ヴェネツィア国際映画祭の「コンペティション」部⾨に出品された。
ウクライナ映画⼈⽀援上映会:ヴァレンチン・ヴァシャノヴィチ監督作品上映
3⽉29⽇(⽕)19:30開映 『アトランティス』/会場:ユーロスペース
3⽉30⽇(⽔)18:00開映 『アトランティス』/会場:ユーロライブ
3⽉30⽇(⽔)21:00開映『リフレクション』/会場:ユーロライブ
3⽉31⽇(⽊)19:30開映『リフレクション』/会場:ユーロスペース