サンダンス映画祭では史上最⾼額の26億円でアップル社が落札、さらに史上最多受賞で世界を沸かせた『コーダあいのうた』が第94回アカデミー賞にて作品賞、助演男優賞、脚⾊賞の3部⾨を受賞。そしてこの度、上映が300館以上に拡大することが明らかとなった。

⽇本では1⽉21⽇に200館規模で劇場公開がスタートするも、公開から2ヶ⽉経った現在でも異例の140館公開を維持。そして現地時間3月27日のアカデミー賞作品賞の受賞を受けて急遽今週末4月1日(金)より250館公開へと拡⼤が決定した。さらに翌週以降で300館以上に拡⼤していく予定とのことだ。詳しくは下記公式サイトをチェックしてみてほしい。

本作は作品賞だけでなく、主⼈公の⽿の聞こえない⽗親を演じたトロイ・コッツァーが助演男優賞を受賞。実際に⽿が不⾃由な俳優であり、男性のろう者俳優として初のオスカーを獲得したことも話題を呼んだ。

主⼈公のルビーには、⼤ヒットTV シリーズ「ロック&キー」で“NEXT エマ・ワトソン”と話題をさらい⼈気沸騰中のエミリア・ジョーンズ。特訓を受けた歌と⼿話でどこまでも⾃然に<家族唯⼀の聴者>であり<コーダ>のルビーを演じている。共演は『シング・ストリート』で観る者の胸を共感で震わせたフェルディア・ウォルシュ=ピーロ。

そしてルビーの家族であり、トロイ・コッツァー演じるフランクの妻を演じるのは『愛は静けさの中に』のオスカー⼥優マーリー・マトリン。コッツァー、マトリン、そしてルビーの兄を演じたダニエル・デュラントは、全員が実際に⽿の聞こえない俳優たちでもある。徹底的にこのリアルなキャスティングにこだわった監督は『タルーラ 〜彼⼥たちの事情〜』のシアン・ヘダー。原作であるフランス映画『エール!』をリメイクし、見事にアカデミー脚色賞も受賞した。

<CODA(コーダ)>は、Children of Deaf Adults= “⽿の聴こえない両親に育てられた⼦ども”の意。また、⾳楽⽤語としては、楽曲や楽章の締めを表す=新たな章の始まりの意もある。

ぜひこの機会に爽やかな感動を劇場で味わってほしい。

画像: 第94回アカデミー賞作品賞受賞!!「コーダ あいのうた」本予告 www.youtube.com

第94回アカデミー賞作品賞受賞!!「コーダ あいのうた」本予告

www.youtube.com

『コーダ あいのうた』
監督・脚本:シアン・ヘダー
出演:エミリア・ジョーンズ、フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、マーリー・マトリン、トロイ・コッツァー
配給:ギャガ
© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS

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