ライアン・レイノルズ主演のコメディアクション『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』が、4月8日(金)より全国公開。本作は、2017年に公開され全米で3週連続1位の大ヒットとなったコメディ『ヒットマンズ・ボディガード』の第2弾。前作に続き、監督を務めたパトリック・ヒューズ監督に緊急インタビュー!

――前作『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』からの続編の構想は、いつ頃から考えてらっしゃったのですか?

前作を編集中にこの構想は思いついたんです。マイケル・ブライス(ライアン・レイノルズ)が、この後どうなってしまうのかというのを考えていたところ、あれだけのハチャメチャなロードトリップを経験したので、きっと彼にはセラピーが必要だろうと思い、そこからアイデアが生まれました。前回よりさらにマイケルを最悪の状況にするにはどうすべきかと思ったところ、ロードトリップに、ダリウス(サミュエル・L・ジャクソン)だけでなく、妻のソニア(サルマ・ハエック)まで加わることがマイケルにとって最悪になるに違いないと今回の作品が生まれました。

画像: セラピー休暇のはずだったマイケル(ライアン・レイノルズ)

セラピー休暇のはずだったマイケル(ライアン・レイノルズ)

――マイケルが気の毒でした(笑)! 監督が特に気に入っているコメディシーンはありますか?

いちばん好きなシーンが、マイケルが実家に戻ってブランコに乗り、子供時代のトラウマを語るシーンです。そこに、サルマ演じるソニアがやってきます。彼女はマイケルを癒そうとするんですが、自分の子供時代のトラウマを話します。まるでブルドーザーのようにマイケルの想い出をぐちゃぐちゃにしてしまうシーンがいちばん好きですね。3人とも大爆笑しながら撮影していました。シーンは、イタリアのブドウ園で撮影しましたが、ロケ地もすごく美しい! みんなで大笑いしたし、美しかったし、自分の中で思い出に残っているシーンです。

画像: ライアンとサルマのシーンは監督のお気に入り!

ライアンとサルマのシーンは監督のお気に入り!

――サルマとサミュエルの強烈な夫婦が大好きです。彼らのやり取りが非常に面白いのですが、どのぐらいアドリブはあるのでしょうか?

コメディというものは、脚本をしっかり書いて準備しなければいけないんです。脚本がしっかりしているからこそ現場で遊べるんですよね。サルマもサミュエルも、すごくクリエイティブで……だからこそスターなんですけど! 彼らのアイデアも取り入れましたし、現場で僕も書き換えることがありました。お互いのアイデアを取り入れながら、いちばんおもしろい形で作れるような環境を用意しました。時間がある限り、スクリプトをもとに即興で演じながらベストを追求した形ですね。

画像: メイキングより:サルマと談笑するヒューズ監督

メイキングより:サルマと談笑するヒューズ監督

――2作目ともなり、ゲストもすごく豪華で、さらにパワーアップした感じがします。モーガン・フリーマンやアントニオ・バンデラスをキャスティングしたのは何故ですか?

モーガン・フリーマンはスケジュールが空いていると聞いて、即オファーしました。もちろん素晴らしい役者さんですし、重要な役割で加わってくれたのはぴったりでした。アントニオ・バンデラスは『エクスペンダブルズ』でも一緒に仕事をしましたし、彼自身がスタンダップ・コメディアンになれるほど、素が面白い人なんですよ。今回の作品に合っていたと思っています。僕自身もこれだけの大物俳優が作品に関わってくれたのが、自分でも信じられないです。毎朝、現場に行って「今日はモーガンを撮るんだ!?」と自分でも驚いていたぐらいです。

画像: 重要な役割で、名優モーガン・フリーマンも登場!

重要な役割で、名優モーガン・フリーマンも登場!

――更に、続編を作るとしたら、今度は3人のどういうシーンが増えますか?

ちょうど3の脚本を書き終えたばかりだから、それはまだ明かせないな(笑)! 内容については何も言えませんが、最高に面白いです!

――監督は、この先、日本人キャストともお仕事しますが、ご自身は、日本の作品もご覧になりますか?

もちろん、日本のSF系とか、アニメですとか観ていました。たまたまですが、今晩、『ドライブ・マイ・カー』を観に行く予定で、それも楽しみです。あと、近い将来、日本でも撮影できたらいいなと思っています。

――日本の映画ファンに向けて、本作の見どころを教えてください。

びっくりするほどのアクションとクレイジーなキャラクターたち(笑)! そして、この映画すべてを乗っ取るサルマの存在を楽しんで欲しいです。

画像: 前作より笑いもアクションもパワーアップ!『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』パトリック・ヒューズ監督インタビュー

パトリック・ヒューズ

1978年、オーストラリア出身。長編デビュー作となった『レッド・ヒル』は、ベルリン国際映画祭でプレミア上映され絶賛された。シルヴェスター・スタローン主演『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』(14)、前作『ヒットマンズ・ボディガード』(17)の監督も務めた。

ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード

4/8(金)公開

超一流ボディガードのマイケル・ブライス(レイノルズ)は、殺し屋のダリウス(L・ジャクソン)と、かつてとあるミッションでコンビを組んでいた。時は経ち――休暇中のマイケルの元に、ダリウスの妻(ワイフ)ソニア(ハエック)が現れ、マフィアに捕まった夫の救出のためにマイケルを拉致する。ダリウスの救出には成功するが、なぜか謎のサイバーテロから世界を救うはめになってしまうマイケルたち。新婚旅行気分のダリウスとソニアに対して、⼼も体もボロボロのマイケル。果たして、3⼈は世界を救うことができるのか?そして、ひたすら打ちのめされ、神経をすり減らすマイケルの運命は!?
出演:ライアン・レイノルズ、サミュエル・L・ジャクソン、サルマ・ハエック、アントニオ・バンデラス、モーガン・フリーマン、フランク・グリロ
監督:パトリック・ヒューズ
配給:REGENTS

画像: © 2020 Hitman Two Productions, Inc. All Rights Reserved.

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