本日4月14日(木)は、エイドリアン・ブロディの誕生日。彼の誕生日を記念して、4月27日(水)にブルーレイ+DVDが発売するウェス・アンダーソン監督の記念すべき10作目『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』をはじめ、これまでにエイドリアン・ブロディが出演したウェス・アンダーソン監督作4タイトルご紹介。

ウェス監督の記念すべき10作目!豪華キャストで贈る傑作!
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』

『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は、ウェス・アンダーソン監督の記念すべき10作目。物語の舞台は、20世紀フランスの架空の街にある「フレンチ・ディスパッチ」誌の編集部。そう、本作は架空の雑誌が映画のタイトルになっているのだ。

画像: ウェス監督の記念すべき10作目!豪華キャストで贈る傑作! 『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』

米国新聞社の支社が発行し、名物編集長が集めた一癖も二癖もある才能豊かな記者たちが活躍し、国際問題からアート、ファッションから美食に至るまで深く斬り込んだ唯一無二の記事で人気の「フレンチ・ディスパッチ」。しかしある日、編集長が仕事中に心臓麻痺で急死し、彼の遺言によって「フレンチ・ディスパッチ」の廃刊が決定。編集長の追悼号にして最終号の全貌を、1つのレポートと3つのストーリーで描いていく。

画像: 第74回カンヌ国際映画祭でのウェス・アンダーソン監督(中央)とエイドリアン・ブロディ(右) Photo by Pascal Le Segretain/Getty Image

第74回カンヌ国際映画祭でのウェス・アンダーソン監督(中央)とエイドリアン・ブロディ(右)
Photo by Pascal Le Segretain/Getty Image

ブロディは本作で、狂気の画家と彼の看守かつミューズ、そして強欲な画商についてのストーリー「確固たる名作」にて画商ジュリアン・カダージオ役を演じている。ブロディ以外にも、ビル・マーレイや、オーウェン・ウィルソン、フランシス・マクドーマンドら常連キャストに加え、「007」シリーズのボンドガールでも知られるレア・セドゥ、「レディ・バード」(17)でアカデミー賞®主演女優賞ノミネートのシアーシャ・ローナン、さらに、エドワード・ノートン、ティモシー・シャラメまで贅沢すぎるキャストたちが出演。豪華なアンサンブルをご堪能あれ。

STORY

20世紀フランスの架空の街にある「フレンチ・ディスパッチ」誌の編集部。才能豊かな記者たちが、様々なテーマに深く斬り込んだ唯一無二の記事で人気を獲得している。ところが、編集長が急死、彼の遺言によって廃刊が決まる。何が飛び出すか分からない、思いがけないほどおかしく、泣ける、追悼号にして最終号の全貌とは──?映画・フランス・活字カルチャーへ愛をささげた、唯一無二の映像と、ウェスにしか描けないエスプリ(機知)とユーモアの集大成!

画像1: 誕生日記念!エイドリアン・ブロディが参加したウェス・アンダーソン監督作品を振り返る

『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』
ブルーレイ+DVDセット発売中/デジタル配信中(購入/レンタル)
© 2022 20th Century Studios.
発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン

“伝説のコンシェルジュ“が殺人事件の真相を探る!
『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)

第72回ゴールデン・グローブ賞でのウェス・アンダーソン監督(左から1人目)、エイドリアン・ブロディ(右から3人目)Photo by Jeff Vespa/WireImage

『グランド・ブダペスト・ホテル』は、レイフ・ファインズやエドワード・ノートン、ジュード・ロウなどの超豪華キャストを迎え、オフビートな物語、絵画的な画作り、キャストの個性をフルに活かした配役で話題となった作品。エイドリアン・ブロディは、殺害されたマダムD(ティルダ・スウィントン)の長男役。母の遺産相続の諍いに巻き込まれていく役どころだ。

STORY

美しい山々を背に優雅に佇む、ヨーロッパ最高峰と謳われたグランド・ブダペスト・ホテル。その宿泊客のお目当ては“伝説のコンシェルジュ”グスタブ・Hだ。ある日、彼の長年のお得意様、マダムDが殺される事件が発生し、遺言で高価な絵画がグスタブに贈られたことから容疑者として追われることに。愛弟子のベルボーイ・ゼロの協力のもとコンシェルジュの秘密結社のネットワークを駆使してヨーロッパ大陸を逃避行しながら真犯人を探すグスタブ。殺人事件の真相は解明できるのか!?

画像2: 誕生日記念!エイドリアン・ブロディが参加したウェス・アンダーソン監督作品を振り返る

『グランド・ブダペスト・ホテル』
ブルーレイ発売中/デジタル配信中(購入/レンタル)
©2018 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC.
発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン

キツネの一家VS.意地悪な農家の痛快アニメーション
『ファンタスティックMr.FOX』(2009)

『ファンタスティックMr.FOX』は、ブラックユーモアとイマジネーションが織りなす短編で知られる、ロアルド・ダール原作のベストセラーを完全映像化したストップモーション・アニメーション。原作のメインテーマを生かしながら、そこにウェス監督自身の永遠のテーマともいえる父と息子の物語や、登場人物たちの成長物語などを織り込んだストーリーに描きあげている。

エイドリアンブロディは野ねずみ役。吹替えにジョージ・クルーニーやメリル・ストリープが参加していることも話題を呼び、CGや3Gが普及した現代にあえてパペットを使った、ウェス監督ならではのこだわりにも注目したい一本だ。

STORY

Mr.フォックスは盗みをしながら暮らしていたが、妻のMrs.フォックスとちょっと変わり者の息子アッシュのために足を洗い、今は穴暮らしをしながら新聞記者として働く日々。だが、「もっといい暮らしがしたい! 」そんな欲求にかられた彼は、丘の家を購入することに。しかし丘の向こうには意地が悪い3人の農場主(人間)が住んでいた。憧れの家へ引越し、人間に近づいたMr.フォックスは野生の本能が目覚めてしまい、人間たちの飼育場から昔のように獲物を盗むことに熱をあげていく。日々獲物を盗まれる人間たちの怒りはついに絶頂に達し、結束した3人はトラクターを使って根こそぎ丘を掘りかえし始めた――。父親として、“ファンタスティック"に生きたいMr.フォックスと土の中で生活する彼の仲間たちは、野生の本能と誇りをかけ、人間たちと戦い始める!

画像3: 誕生日記念!エイドリアン・ブロディが参加したウェス・アンダーソン監督作品を振り返る

『ファンタスティック Mr.FOX』
ブルーレイ発売中/デジタル配信中(購入/レンタル)
© 2021 20th Century Studios.
発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン

ユーモアあふれる3兄弟が織りなすロード・ムービー
『ダージリン急行』(2007)

画像: 第64回ヴェネツィア国際映画祭でのエイドリアン・ブロディ(左)&ウェス・アンダーソン監督(中央) Photo by George Pimentel/WireImage

第64回ヴェネツィア国際映画祭でのエイドリアン・ブロディ(左)&ウェス・アンダーソン監督(中央)
Photo by George Pimentel/WireImage

『ダージリン急行』は、インドの風景の美しさやインドの価値観に魅せられたウェスが2007年に発表したロードムービー。カラフルな色彩や列車の緻密な内装、インドの風景のコントラストが印象に残る一本だ。描かれるのは、絶交していた3兄弟が父の死を機に絆を深めるための旅。

ブロディは父の遺品を一人占めしていることを責められ、妻ともうまく行っていない次男ピーターを演じている。それぞれが悩みを抱える中での旅の珍道中が笑えるだけでなく、エキゾチックなインド北西部の美しい映像美も楽しむことができる。

STORY

長男フランシス、次男ピーター、三男ジャックのホイットマン3兄弟。彼らはフランシスの提案で、インド北西部を走るダージリン急行に乗り合わせた。旅の目的は、父の死をきっかけに1年ものあいだ絶交状態にあった兄弟の結束を再び取り戻すこと。バイク事故で瀕死の重傷を負い、奇跡の生還を果たしたばかりのフランシス。兄弟から父の遺品を独り占めしたと非難され、妊娠7ヵ月の妻アリスとも上手くいっていないピーター。そして、家族をネタに小説を書き上げたばかりのジャックは、失恋の痛手を引きずっていた。それぞれに問題を抱える3兄弟は、早々に衝突してしまうが・・・。

画像4: 誕生日記念!エイドリアン・ブロディが参加したウェス・アンダーソン監督作品を振り返る

『ダージリン急行』ブルーレイ発売中/デジタル配信中(購入/レンタル)
©2018 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC.
発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン

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