三上は約5年にわたり演じ続けているドクター・ストレンジについて、「2 作目ということで、ワクワクしています。これからのアベンジャーズをストレンジが率いていくのか？というプレッシャーもありつつ、この作品から始まり、これからのアベンジャーズがどのような方向に向かっていくのか楽しみです」と、これからのストレンジに対する期待を語った。
一方松下は、自身にとって初めての声優挑戦となったクリスティーンに対し、「またストレンジとクリスティーンに会えるということを、とても楽しみにしていました。本作ては、クリスティーンの可愛らしさやチャーミングな部分を 5 年前と変わらず大事にしながら、“ストレンジの良き理解者でありたい”という想いでアフレコをさせていただきました」と、想いを明かした。
前作ではストレンジの元恋人でありながら仕事上のパートナーとして登場したクリスティーンだが、本作の予告編ではウエディングドレスを着た華やかな姿も見られ、物語にどのように関わってくるのかファンの注目も集まっている。そしてそんな二人から、謎のベールに包まれている本作の魅力の一端が明かされ、三上は「言えないことだらけなんですが(笑)、マルチバースによって物語の可能性がすごく広がり、様々な姿のストレンジが出てきたりしていますので、そこに注目していただけたらと思います」と見どころを明かした。
松下は「本作で一番私が楽しみにしていたのは、クリスティーンとストレンジがどのような関係になっていくのかだったのですが、今回ラストの2人のシーンでは泣きそうになってしまいそうな瞬間もあったので、本編ではそこを楽しみにしています」と語り、1作目ともまた違う、予測不能で壮大な物語にも期待が持てそうだ。
そして会場が盛り上がる中、まるでマルチバースの扉が開いたかのような赤くて幻想的なスモークの中から鬼頭が登場。今回鬼頭が
演じているアメリカ・チャベスは、マルチバースを行き来できる能力を持った活発なティーンエイジャー。世界中にファンを持つマーベル作品において、物語のカギを握る重要な役どころを演じることになった鬼頭は「本当に光栄すぎて嬉しい限りです。嬉しすぎてマルチバースの世界にきたのかな？という気持ちになりました(笑)。是非楽しんでいただけたら嬉しいです！」と、熱いマーベル愛を告白しMCUの仲間入りを喜んだ。
さらに、チャベスというキャラクターについては、「“マルチバース”という現実とは違う別の世界を行き来できるという、本作において重要なカギとなるキャラクターになっています」と、ストレンジの新たな魅力を引き出すキャラクターとしての期待をのぞかせる。劇中では、マルチバースを行き来する能力を持つことによって敵から狙われ、壮絶な戦いに巻き込まれていくチャベス。行動を共にすることとなるストレンジにも気にせずツッコむような物怖じしない強気な性格を持ち合わせているキャラクターだが、果たして物語に
どのような波乱を巻き起こすのか。
本作の主人公・最強魔術師ストレンジにちなみ〈もし魔術が使えるとしたら〉をそれぞれ問われると、三上は「ストレンジの魔術のよ
うに空間を移動して、ゆっくりと南の島でのんびりして、仕事のときだけ戻ってきたいですね(笑)」とストレンジのイメージとはまた違ったマイペースさを披露。松下も「私も魔術が使えたら瞬間移動してみたいです！」と賛同した。鬼頭は「変身能力で本物のアベンジ
ャーズになってみたいです…！キャプテン・アメリカが好きなのでなってみたいですね！」と意外な回答。
マルチバースの扉が開いたことによってストレンジの前に立ちはだかる新たな脅威…それは、邪悪な“もう一人の自分”―。そんな本作の物語に関連して、〈もしも別の世界にもう一人の自分がいるとしたら？〉という話題になると、三上は「ストレンジでいてほしい、戦いたくないけど…ストレンジっぽくいたいです。浮遊マントも使って日向ぼっこしたい。敵は出てきてほしくないです…」とまたしても平和な回答。また、松下は「私はもうスーパーヒーローになりたいです。空を飛んだり重いものを軽々持ち上げたり、現実世界では絶対叶わないので、別世界で『松下さんすごいじゃん！』って言われるようなヒーローになりたいです。女性ヒーローもたくさんいるので、できるならアベンジャーズになってみたいです！」と、そんな普段の自分とは異なる姿に期待した。鬼頭は「私は声優になるかイラストレーターになるか迷ったくらい絵を描くことが好きなので、絵を描きながら、スーパーヒーローになっていたら嬉しいです」と普段の声優のイメージとはまた一味違った魅力的な一面を告白した。
さらに、〈知られざるもう一人の自分・意外な一面〉というテーマについて聞かれると、三上は【草野球でピッチャー】と書かれたフリップを掲げる。「いまだに投げているんです。60歳まで投げていたな～」と語った。松下の回答は【せっかち】。「何を急いでいるわけではないのですが、歩いたり準備するのが早いんです。のんびりするより時間をきっちりすることが好きです」と、本イベントでマイペースな印象がついた三上とは反対な回答を見せた。さらに鬼頭のフリップには【ラーメン屋でバイトをしていた】の回答。鬼頭は「賄いのラーメン目当てで、ラーメン屋でバイトしていました。ただせわしなく動いていて、自分が入れるサイズの寸胴鍋を洗ったりしていました」と今の姿とは想像もできないような回答で会場を沸かせた。
そして最後に、いよいよ公開まで 3 週間を切り、本作を待ち望んでいるファンに向けて三上から「劇場で観たらどうなっちゃうんだろ
うとワクワクしています。是非、吹替で観てもらったのち、字幕でも観てほしいです。アメリカ・チャベスやクリスティーンとのチャーミングな会話などもありますので、とにかく大きなスクリーンで観てください！」と熱いメッセージが贈られ、大盛況のイベントは幕を閉じた。
『ドクター・ストレンジ／マルチバース・オブ・マッドネス』
5月4日(水・祝)映画館で公開
配給：ウォルト・ディズニー・ジャパン
© Marvel Studios 2022
