新シーズンごとに現れる新たな敵が登場!
人気シリーズ「ウォーキング・デッド」は、このシーズン11が最終章。歩き回る死体たちが溢れる世界を描くこの壮大な物語が、ついに終わりを迎えることになる。最後にはどんな光景が待ち受けているのか。それを見届けずにはいられない。
その最終章の配信は少々変則的。シーズンは全部で24話だが、8話ずつ3期に分けて配信される。現在は4月に第16話までが配信が済み。残りの8話は本年秋に配信予定になっている。この秋やってくる最終回に向けて、今から準備を始めておこう。
まず、このシーズンの大きなポイントは、人気キャラ、マギーが帰ってくること。シーズン2にリックたちが訪れた農場の娘として登場し、アジア系青年グレンの恋人となり、やがてヒルトップのリーダーとなった彼女は、シーズン9で旅に出たが、このシーズン11で帰ってくる。そして、彼女が帰ってくれば、避けられないのが、彼女の夫グレンを撲殺したニーガンとの対決だ。2人がどう向き合うのかが、このシーズンの見どころの一つになる。
また、ほぼシーズンごとに新たな敵が登場するのがこのシリーズのお約束だが、それは今回も同じ。そして、その敵のタイプ/特性が、毎回まるで違うのも同じ。まず、シーズン前半に登場するのは、高度な戦闘能力を持つ集団“収穫者(リーパーズ)”。この集団との戦いはこれまでとはパターンが違い、グループ対グループの戦闘ではない。ダリルがこの集団に捕まってしまい、彼個人の生き延びるための技術が試される。さらに、ダリルはここで思いもよらなかった人物と再会し、心が揺れる。ダリルのファンなら必見のストーリーが展開するのだ。
そして、シーズン中盤に登場するのが、これまでとはまったく違うタイプの敵。人口5万人もの大コミュニティ、コモンウェルスだ。街の景観は、ウォーカーたちが登場する前の世界にそっくりで、住民たちも平和に暮らしているように見える。だが、ダリルやロジータたちはその街で暮らすうちに、ここには大きな問題が隠されていることに気付いていく。しかし、それはこれまでの敵のように、武力で倒せるようなものではない。この新たな敵に、彼らはどのようにして立ち向かうのか。「ウォーキング・デッド」は最後まで、“これまでにない敵”を登場させ、ファンの興味を刺激し続けてくれるのだ。