プレミアム・エディションに含まれる映像特典の一部も公開中
また、7月22日(金)にリリースされるブルーレイとDVDのプレミアム・エディションより映像特典の一部も公開されている。すでに作品を楽しんだファンの方は是非チェックしてみてほしい。
インタビュー映像
こちらは小松菜奈、坂口健太郎、藤井道人監督が揃った「撮りおろしスペシャル・トーク」の一部。
小松菜奈と坂口健太郎が初共演となった本作。最初の共演シーンは、和人の住んでいるマンションの屋上で手持ち花火をするシーンだったという。そのシーンについて藤井監督は「初々しかった。台詞のないシーンで2人がどんな温度感か探りながら、時間をかけて撮れたから、ここからで良かったなって」と語る。
一方の坂口は、「藤井組という現場も初めてだったので、現場がどういう風に流れていくのかとか、スピード感とかを探っていたかもしれないですね」と台詞なしで撮影する中で、距離感を探っていたという。ただ、そんな中でも花火のシーンについて「台詞が無い、ほぼ目線だけでのやり取りが凄く美しく見えました」と坂口。
というのも、そのシーンの時点で和人は茉莉のことを好きになっており、台詞がなく目線だけで演じることが、坂口としては和人の繊細な感情表現をうまく演出できたと振り返った。
続いて話題は茉莉のビデオカメラへ。茉莉のビデオカメラは全編にわたり登場し、茉莉役の小松自身がそのカメラで撮影を行っていた。その映像は実際に本編でも使用され、茉莉目線のリアルな世界観を醸成している。ビデオカメラでの撮影について、「茉莉が肌身離さず持っていた大切なものだったので、撮影に入る前に実際に使うカメラをお借りして、ズームはどうやってやるのかとか、まずは慣れようと思いました」と小松。
最初は”慣れること”からの始まりだったが、現場で手持ちカメラのシーンを撮ることになった際、小松は「本当に私のビデオカメラしか回さないんですよ(笑)」と当時の驚きを語る。手持ちカメラのシーンを撮影する際は、ムービーカメラは基本的に使用せず、小松が撮影したもののみだったようで「これ私に懸っているやつじゃん!どうしよう!」と、大きなプレッシャーを感じていた様子。
だが、小松は「茉莉の中の世界なので、自由にあまり固くならず、”向けたい!”と思うところに素直に向けてみようと思ってやりました」と切り替え、本番に臨んだことを明かしてくれた。
最終的にビデオカメラでの撮影について「面白かったですね」と語る小松。「映画を観ていても、お客さんが実際に茉莉としてビデオを撮っているみたいに、茉莉にしか見えない目線が見え、茉莉に対して近い距離を感じるようになったと思います。お姉ちゃん(桔梗/黒木華)が茉莉に見せる顔もよりリアルに感じられたと思うので、ビデオがあってよかったです」と振り返った。
実は、本番以外でもビデオカメラをまわしていたようで、「休憩中にスタッフさんを撮ったりとか、結構色々と撮影していたんですよね。(撮影のために)髪の毛を切ったんですけど、”ここから大変なシーンが始まる!”と断髪式のような感じでビデオカメラを回しておいたりとか、そういうのも全部入っているので、すごいメモリーですよね」と貴重なエピソードも披露している。
メイキング映像
こちらは茉莉(小松)と和人(坂口)、タケル(山田裕貴)、沙苗(奈緒)という劇中の仲良し4人組でのクリスマスパーティシーンのメイキング映像。
本作の撮影は、茉莉と和人の過ごした日々を鮮明に映し出すため、約1年もの時間かけて行われたため、クリスマスパーティのシーンは約4か月ぶりの4人での撮影となった。藤井道人監督は4人に対し、「グルーヴ感を取り戻してもらうためにアミダくじをして、みんなでプレゼントを交換するみたいなのをドキュメンタリーで撮ります」と説明。4か月前の撮影での楽しい雰囲気を取り戻すため、アドリブでのプレゼント交換を行うこととなった。
急遽のアドリブに対し、山田が率先してその場を盛り上げ、アミダくじとプレゼント交換を行う。山田は小松と坂口に対し「2人して俺の顔を見た。”もう任せたよ”みたいな(笑)」と言うと、2人は大笑い。4人は4か月ぶりに揃ったとは思えないほど息ぴったりだった。そんな和気あいあいとした撮影の合間に、何やらトランプを持って準備を始める坂口。「すごいですから絶対撮っておいた方がいいですよ」と山田がカメラマンに教えると、坂口の手元に現場の注目が集まった。
なんと、坂口が始めたのはトランプを使用したマジックのようだ。「ここに2枚”6”があります」とテーブルにおいて見せると、続けて裏向きのトランプを1枚1枚机に置いていき「好きなところでストップと言ってもらえます?」と小松に伝える坂口。一拍置いて小松が「ストップ!」と言うと、そのタイミングで机に置いておいたクローバーの”6”を表向きのまま山札の間に加えた。坂口はそのまま同様の流れで1枚1枚トランプを机に置いていき、再度小松が「ストップ!」と声をかけると、そのタイミングで今度はダイヤの”6”を山札の間に加え、シャッフルでかきまぜた。
小松がマジックのタネを見つけようと凝視する中で、坂口は余裕そうな表情で「まあどうなるか難しいですよね」と言い、山札の中から表向きになっているクローバーとダイヤの”6”と、それぞれの”6”の上にあったカードを2枚、山札から抜いていく。その裏向きのカードをめくると、どこにあるかわからないはずのスペードとハートの”6”が。マジックの成功に、先ほどは凝視し疑っていた小松も「え!それすごい!」と驚き、坂口はスタッフへしたり顔を見せ満足げに笑い出した。
『余命10年』 商品情報
2022年6月24日(金) 先行ダウンロード販売開始
2022年7月22日(金) デジタルレンタル、ブルーレイ・DVD発売、レンタル開始
【初回仕様】余命10年 ブルーレイ プレミアム・エディション(2枚組)
価格:7,480円(税込)
※特典ディスクの仕様はブルーレイです。
<特典ディスク>(約264分)
【映像特典内容(予定)】
★メイキング:「Diary Of The last 10years」
★撮りおろしスペシャル・トーク:監督:藤井道人×小松菜奈×坂口健太郎 「今だから語りたい藤井組の一年間」
★イベント映像集
★プロモーション映像集
★茉莉が撮影したビデオカメラ映像(劇中で茉莉がビデオカメラを持ち日常を記録した、本編未収録のビデオカメラ映像10本)
★予告編&TVスポット&特別映像
<初回仕様>
★ボーナスディスク
★クリアスリーブケース&デジパック
★ビジュアルブック(32ページ)
★ポストカードセット5枚組(オリジナル封筒入り)
★オリジナルクリアファイル(B6サイズ)
【初回仕様】余命10年 DVD プレミアム・エディション(2枚組)
価格:6,480円(税込)
※映像特典及び封入特典はブルーレイプレミアム・エディション(2枚組)と同じ内容になります。
なお、特典ディスクの仕様はDVDです。
余命10年 DVD
価格:3,980円(税込)
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
©2022映画「余命10年」製作委員会