PROFILE
フィン・ヴォルフハルト Finn Wolfhard
2002年、カナダ・バンクーバー出身。ミュージシャンとしても活動中。短編映画やTVドラマのゲスト出演を経て、2016年に「ストレンジャー・シングス未知の世界」で人気を博す。待機作に声優として参加した『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』(Netflix)がある。
“マイクは彼女のために最善を尽くし、救いたいと思っているんです”
── みんなが高校生になったことで何が変わりましたか?
マイクは人気者の仲間入りをすることに興味はなく、はみ出し者の仲間たちと一緒にいることを良しとしています。一方、ルーカスは普通でありたい、仲間外れにされたくないと願っていて、考えが違う。仲良しグループが、そういう意味で分裂しているんです。
── 衣装の変化はどうでしたか?
ここ数年は80年代の汚い同じ服を着ていたので、本当に嬉しかったです! 今シーズンは全員がさらに大人っぽくなって、今までと少し違う服を着ているんです。コンバースの靴とラングラーの黒いジーンズを履いて、Tシャツを着るのは本当に楽しかったですよ。
── 今シーズンは登場人物たちが様々な場所に分散します。雰囲気は変わりましたか?
ずっと各班に分かれて撮影していました。僕はありがたいことに、キャスト全員に会えたので、これまでと同じなんですけどね。(スティーブ役の)ジョー・キーリーとは近況や撮影内容についてメールするのですが、僕は彼が撮影している内容に圧倒され、彼は僕たちの撮影内容に圧倒されていました。
── マイクはイレブンに会いにカリフォルニアを訪れますね。
マイクはイレブンからの手紙で、彼女が本当に楽しい時間を過ごしているのだろうと予想していたのですが、実はそうでないことを知ります。今シーズンはマイクがイレブンの背後にある闇を徐々に知り始める最初のシーズンなんです。
彼女には、自分が思っていたよりもずっと暗い過去がある。それでもマイクはイレブンを愛していて、彼女のために最善を尽くし、救いたいと思っているんです。
── ウィルとの関係はどうなっていますか?
(シーズン4の)最初は少し距離感があります。マイクはウィルのことをあまり気にかけていません。それよりイレブンのことが気になっています。
でも、あることがきっかけで、マイクは再びウィルと一緒に行動するようになり、マイクはウィルが今もなお自分の親友であることに気づくんです。本当に素敵な関係です。
── 撮影の合間、現場はどんな雰囲気ですか?
みんなでよく笑っています。エドゥアルド・フランコ(アーガイル役)、チャーリー・ヒートン(ジョナサン役)、ノア・シュナップ(ウィル役)とは、今シーズンはほぼ全てのシーンで一緒でしたが、実生活でも本当に仲良くなっています。撮影現場以外でもつるんでいます。普段は変な人たちですよ(笑)。ノアが僕たちを大笑いさせてくれます。ノアは本当に楽しい人です。
── 一緒にいて最も笑わせてくれる共演者は誰ですか?
エドゥアルドは鮮やかなひねりを加えてくるんですよ。彼のアドリブはすごい。テイクを重ねるうちに、セリフを差し替えて工夫してくるんです。脚本に無いことをやるので、僕もそれに従うしかないんですが、彼は卓越していますね。
それと、チャーリーのキャラクターはとても真面目なので、これもつい大笑いしてしまいます。僕たちは本当に仲が良くて、役柄を切り離すのが難しいこともあります。
過去のシーズンで言えば、ジョー・キーリーもそうですね。画面に映っているとき、彼のそばでは正気を保てないんです。でも彼は決して笑ったりすることはないから、そこが最悪(笑)。自分だけ笑ってNGを出してしまうのがバカらしくなります。いつか彼も笑い出すんじゃないかって期待してるんです。でも、絶対ないでしょうね。
── もし、マイク以外のキャラクターを1日だけ演じられるとしたら誰を演じたいですか?
コメディを演じるのが好きなので、スティーブを演じたいですね! ダスティンもいいですね。演じるならその2人です。でも僕自身はマイクにとても近いので、他の役を演じることは想像できないです。
Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン4
Vol.1:独占配信中
Vol.2:2022年7月1日(金)独占配信開始