イントロダクション
『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(2022)などで活躍し、『インディ・ジョーンズ』シリーズ最新作の出演も決定した“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン主演作。
マッツとは5度目のタッグとなる盟友アナス・トマス・イェンセンが監督し、復讐の炎を燃やす軍人をマッツが熱演しているリベンジアクションエンタテインメント。〝ライダーズ・オブ・ジャスティス〞という名の犯罪組織を相手に、最強の軍人と理数系スペシャリストという異色の組み合わせが、予測不可能な復讐劇を繰り広げる。
共演は、『しあわせな孤独』(2002)『特捜部Q』シリーズのニコライ・リー・コース、『セレブレーション』(1998)『コペンハーゲン/首相の決断』(2010〜2013)のラース・ブリグマン、『アダムズ・アップル』(2005)『メン&チキン』(2015)のニコラス・ブロといった、デンマークが誇る名優たち。
本国では公開されるや大絶賛され、第93回アカデミー賞・国際長編映画賞を受賞した同じくマッツ主演作『アナザーラウンド』(2020)を超える、2020年No.1のオープニング成績を記録。さらに、第37回ロバート賞(デンマーク・アカデミー賞)で最多15ノミネートを果たし、主演女優賞、助演男優賞、作曲賞、視覚効果賞の4冠に輝いた。
STORY
アフガニスタンでの任務を遂行中の軍人マークス(マッツ・ミケルセン)は、妻が列車事故で亡くなったという報せを受け、悲しみに暮れる娘の元へ帰国する。マークスが無力感にさいなまれる中、妻と同じ列車に乗っていた数学者のオットー(ニコライ・リー・コース)と、彼の友人のレナート(ラース・ブリグマン)が現れ、事故ではなく犯罪組織が仕組んだ事件だと彼に告げる。マークスは復讐を誓うが、事態は思わぬ方向へと向かう。
見どころ乱れ撃ち! 全部ある!
【見どころ1】復讐!
犯罪組織が殺人事件の重要な証人を暗殺するために意図的に列車事故を起こしたと推察するオットー。それを信じたマークスの復讐心は凄まじく、組織の関係者を訪ねて証拠もないのに有無を言わさず暴力を振るいまくる!
【見どころ2】笑い!
オットーがライダーズ・オブ・ジャスティスの調査協力を頼む友人のレナートやエメンタールはかなりの変人。3人はマークスと一緒に復讐計画を立てるが、凄腕の軍人とオタク3人組の嚙み合わないやり取りは爆笑もの!
【見どころ3】家族愛!
妻子と離れていることが多かった軍人マークスは娘との間の溝をなかなか埋められない。母を亡くして悲しむ娘をどうにかして慰めたいが、やることなすこと裏目に。娘のために奮闘するマークスを応援せずにいられない!
【見どころ4】友情!
レナートとエメンタールはケンカしがちだが、友情で結ばれているので、オットーがとりなすことで助け合う。住む世界が違うマークスも、一緒に過ごすうちに3人と心が通い合い、友達になっていくのがほほ笑ましい!
【見どころ5】マッツ!
2006年、『007/カジノ・ロワイヤル』の悪役ル・シッフルを魅力的に演じ、世界的に名優であることを知らしめたマッツ・ミケルセン。その後、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)や『ドクター・ストレンジ』(2016)『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(2022)など、次々とハリウッド超大作にキャスティングされているが、出身国デンマークでは国民的な俳優で“北欧の至宝”と呼ばれるほどの大スターなので、ハリウッドがマッツの魅力に気づいたのは遅いくらいなのだ。
前出の映画や、主演した大ヒットTVドラマ『ハンニバル』(2013〜2015)を含め、悪役の印象が強いマッツだが、デンマーク作品では思わずクスッと笑ってしまうようなユニークなキャラクターを演じることが多い。
特に『ライダーズ・オブ・ジャスティス』のアナス・トマス・イェンセンとは、『アダムズ・アップル』や『メン&チキン』などの監督作だけではなく、アナスが脚本のみを担当した映画も合わせると、コラボした回数が多く、そのどれもがハリウッド作品とは違うマッツの魅力を最大限引き出していて、ハマってしまうこと請け合いだ。
『ライダーズ・オブ・ジャスティス』のマークスは、憎いと思った相手の首をあっという間に折って殺してしまったり、娘の帰りが遅いと、送ってきた彼氏をいきなり殴りつけたりと、暴力的でキレやすいキャラクターだが、すぐに反省するし、娘への愛情も伝わってきて、愛すべき主人公だと感じるのは、マッツのキュートさが溢れ出ているから。
本作では坊主頭に口ヒゲ、顎ヒゲをたくわえた強面のビジュアルのマッツ。いかにも最強の軍人といったイメージだが、デンマークで同年に公開された『アナザーラウンド』では優しげでインテリ風の教師に扮しており、同一人物とは思えない変わり様だ。
どんな役にも見事になり切り、観客を魅了するマッツ。『ライダーズ・オブ・ジャスティス』のマークス役は、マッツの喜怒哀楽の表情を堪能できるし、バイオレンスな復讐劇でありながら、笑えるところも多いコメディであり、家族愛や友情を感じられる深い人間ドラマとしても楽しめるのは、マッツの究極の演技力の賜物だ。
マッツがデンマークの名優たちと共演し、軍人とオタクで結成された“復讐チーム”の奮闘を描くという、これまでの出演作とはひと味違う、何度見ても面白い『ライダーズ・オブ・ジャスティス』。マッツならではの傑作映画なので必見!
『ライダーズ・オブ・ジャスティス』
2022年7月6日(水)発売
『ライダーズ・オブ・ジャスティス』の溢れんばかりの魅力を味わうならリピート視聴がオススメ! 今回発売となるパッケージ版には特典映像としてマッツとイェンセン監督のインタビューも収録(Blu-rayのみ)。今回5回目のタッグとなった2人が語る本作の秘密を知れば、さらに本編が愛おしくなること間違いなし。ファンの皆様はお見逃しなく!
Blu-ray&DVD : 5,720円(税込)
映像特典:アナス・トマス・イェンセン&マッツ・ミケルセン インタビュー、予告編(日本版予告/日本版特報/海外版予告)※Blu-rayのみ収録
発売元:クロックワークス
販売元:ハピネット・メディアマーケティング
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