皆さんはご存じでしょうか…。狂ったようなBD&DVDコレクション「死ぬまでにこれは観ろ!」を。タイトル数からラインナップまでもはや意味不明。その異常性をご紹介していきましょう。(文・久保田明/デジタル編集・スクリーン編集部)

【ココがクレイジー!】
S級映画もZ級映画も同扱い

画像: 『ラストエンペラー』(1987)

『ラストエンペラー』(1987)

清朝最後の皇帝・溥儀の人生を壮大なスケールで描き、作品賞、監督賞(ベルナルド・ベルトルッチ)、撮影賞(ヴィットリオ・ストラーロ)、作曲賞(坂本龍一)などアカデミー賞9部門を受賞した不滅の名作『ラストエンペラー』(1987)から、パワーショベルVSブルドーザーという夢の重機対決が実現した『殺人ブルドーザー』(1974)まで。映画の川上から川下までが並んだラインアップがすごい。しかもリストを眺めているうちにどちらが川上か川下かわからなくなるのだ。まさに映画芸術の濁流! この流れに身をまかせたとき、君の審美眼は磨かれ、最強になる。

画像: 『殺人ブルドーザー』(1974)

『殺人ブルドーザー』(1974)

【ココがクレイジー!】
新ラインナップ作もやはり統一感なし

画像: 『アングスト/不安』(1983)

『アングスト/不安』(1983)

今年ラインナップに加わったのは、実際の殺人事件に材を取り、凶行の様子を徹底したリアリズムで描いたオーストリア映画『アングスト/不安』(1983)や、主題曲「モア」が耳ツボのヤコペッティの代表作『世界残酷物語』(1962)。マイケル・マン監督とウィル・スミスがモハメド・アリ&黒人文化にエールを贈る『ALI アリ』(2001)、エマニュエル・ベアールが最高にキュートな『天使とデート』(1987)などジャンルはバラバラなれどそれぞれにファンが多い快作ばかりだ。そうそう負け犬ヒーローの自己回復の物語『スーパー!』(2010)もあるよ。演出はご存じジェームズ・ガンだ。

こんな楽しみ方をしても面白いかも?

3枚買ったら1枚もらえる、キャンペーンは今年も絶賛開催中。なにをもらうかは運もあるし、迷いもあるし、いろいろ考えてしまうところだ。あえてふだんは手にとらない興味の外側にある作品に手を伸ばすのもいいかも。

ぼくなら『処刑男爵』(1972)とか『黄金の七人』(1965)とか『さいはての用心棒』(1966)とかジャケットに味のある映画をもう一枚! にするかも。イーストウッドの『白い肌の異常な夜』(1971)もいいな。往年の絵ヅラにパンチ力がある。

© 2017 Star Ritz International Entertainment © 1974 UNIVERSAL STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.
© RECORDED PICTURE COMPANY © 1971 Si Litvinoff Film Productions. All Rights Reserved. 
©1983 Gerald Kargl Ges.m.b.H. Filmproduktion

死ぬまでにこれは観ろ!2022 全320タイトル
2022年7月6日(水)163タイトル発売(BD82タイトル+DVD81タイトル)
2022年8月10日(水)157タイトル発売(BD82タイトル+DVD75タイトル)

DVD:2,090円(税込)
BD:2,750円(税込)
発売・販売:キングレコード

「3枚買ったらもれなく1枚もらえる! 」キャンペーンも実施!!

全320タイトルのブルーレイまたはDVDに付属する応募券を3枚集めて応募すれば、もれなく1枚もらえるというキャンペーンを今年も実施。お得すぎて異常です。

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