海洋映画と言えば「サメ映画」がド定番!
いよいよ夏も真っ盛りのシーズンに突入。こんな時に猛暑を忘れさせるような涼感を感じさせてくれるのは、やはり大海原を背景にしたアクションやパニック、スリラーといった海洋映画かもしれない。実際になかなか行けないようなリゾートビーチや、大海のど真ん中が目の前に広がり、そこで日常とかけ離れた爽快なドラマや身も凍るようなスリルが味わえたら、暑気払いにはうってつけ!
そんな海洋映画でも、人気が高いジャンルが「サメ映画」だ。何らかの理由で大海原に繰り出した、あるいは取り残された人々が、その世界では最も凶暴な生物、サメに襲われ、闘うことを余儀なくされる姿に、ハラハラ・ヒヤヒヤ(あるいはクスクス?)させられるのが何ともいえない快感を呼ぶためか、次々と変わった趣向のシチュエーションを作り出して、大量に生み出されるサメ映画は、登場人物がどうやって危機を乗り切るのか? あるいは誰が生き残るのか、誰が犠牲になるのか、といったサスペンスや、涼しげな海底シーン等も手伝って夏には欠かせない存在とも言えそうだ。
今夏もその法則?に漏れず、新たなサメ映画が登場する。その新作『海上48hours ー悪夢のバカンスー』は、水上バイクで休暇を楽しんでいた若者たちが、バイクの故障によって立往生。逃げ場のない海でサメに襲われるという青春映画とパニック映画を混合させたサバイバル・スリラーだ。周囲は果てしなく広いのにどこにも逃げ場所がない恐怖に立ち向かう若者たちはサメの襲撃から逃げることができるのか? 真夏の映画館でクールダウン必至の「サメ映画」を体感してみては?
絶対絶望サバイバルスリラー『海上48hours ー悪夢のバカンスー』あらすじ
人喰いサメの巣窟で水上バイク大破・連絡手段なし
休暇を楽しむ若者たちが二台の水上バイクで洋上へ乗り出したが、衝突事故を起こし遥か海上沖を漂うことに。しかしそこに獰猛なサメが現われた……
『海底47m』(2017)『海底47m 古代マヤの死の迷宮』(2019)の製作陣が描く、新たな海洋パニック・スリラー。監督は『海底47m』シリーズの助監督を務めたジェームズ・ナン。脚本は『暁に祈れ』(2017)のニック・ソルトリーズ。撮影はマルタ島などで行われた。出演はホリー・アール、ジャック・トゥルーマン、キャサリン・ハネイらの新人たち。
メキシコで春休みを満喫中のアメリカからやってきた5人の大学生たち。ビーチでバカンス最後の日を過ごした彼らは、お調子者のグレッグが桟橋に停めてあった二台の水上バイクを見つけ、陽気なトム(トゥルーマン)と体育会系のタイラーがキーを盗み出し、優等生のナット(アール)とイケイケ女子のミリー(ハネイ)を誘って、人目を忍んでバイクで沖へ出てしまう。ところが2台は正面衝突事故を起こしてしまい、1台は大破。残る1台に5人がすがりつく状態に。しかも陸上と連絡が取れない5人の前に巨大なホオジロザメが出現。彼らが浮かぶその場所は獰猛な人食いザメの巣窟だった……!
チェックポイント
本作の特徴は大海原に取り残された若者たちが海から避難できる場所が唯一、壊れた水上バイク一台というところ。盗品ということで、地上にいる誰も彼らが海に出たことを知らないため、救出されるかどうかもわからない中、バイク一台では5人が乗るには狭すぎる。そんなところに巨大サメが出現し、彼らはどうやって生き延びるのか?
『海上48hours ー悪夢のバカンスー』
2022年7月22日(金)公開
2022/イギリス/1時間25分/ギャガ
監督:ジェームズ・ナン
出演:ホリー・アール、ジャック・トゥルーマン、キャサリン・ハネイ
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