エルトン・ジョンはブライアン・ウィルソンにピアノを売られそうになった!?
この度解禁された本編映像では、数々のヒット曲を生み出しつつも、徐々にメンバーと確執が生まれ、距離が開くようになり、家に引きこもりがちになっていたブライアンが、ベラージオでの思い出を語るシーンが切り取られている。
プールと大きな庭、そして豪華なレコーディングスタジオを併設した邸宅に住んでいたブライアンのもとに遊びに来ていたのは、ロックの殿堂入りを果たしたママス&パパス、ロックンロールの創設者のひとりと言われているリトル・リチャード、ファンクロックを牽引したスライ&ザ・ファミリー・ストーンのスライ、そしてエルトン・ジョンなど70年代のアメリカ音楽シーンを象徴する様な豪華面々。思い出話とともに、エルトン・ジョンがインタビューに答え、当時ブライアンの家を訪れた時の興奮や、ピアノを売られそうになったという仰天の逸話などが語られている。
「サーフィン・U.S.A.」「グッド・ヴァイブレーション」「神のみぞ知る」、そして名盤「ペット・サウンズ」「スマイル」。他の追随を許さない、聴く者の心を撃ち抜く歌唱と旋律の美しさ。音楽の神に愛された「ビーチ・ボーイズ」の創設メンバー、ブライアン・ウィルソン。その輝かしすぎる栄光の日々の半面、稀代の天才ソングライターが抱えていた、哀しくも壮絶な真実ー。人生の喜びと悲しみを振り返り、秘められた想いが今、「天才」自身の言葉によってつむがれる。
元ローリング・ストーン誌のベテラン編集者のジェイソン・ファインとともに、幼少期に過ごした家や「サーフィン・サファリ」のジャケット写真が撮影されたパラダイス・コーブなど、ゆかりの西海岸の街をめぐっていく。ホームビデオやレコーディング風景などの貴重なアーカイブ映像とともに、3年間で70時間以上にわたるインタビュー撮影で語られるのは、プレッシャーに苛まれ陥った薬物中毒、自由と金銭を奪われ続けた精神科医との関係、そして亡くなってしまったかけがえのない兄弟への確執と愛情。それでもブライアンには音楽があった。音楽が彼を世に導き、最悪の環境から救い出した。そして、家族とともに人間的な復活を遂げた。波乱万丈な人生を送り、生きる喜びをシンプルに表現し続けた、ブライアンの軌跡を辿る旅路の果てに見えた素顔とは?
『ブライアン・ウィルソン/約束の旅路』
8/12(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国ロードショー
配給:パルコユニバーサル映画
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