公開中の劇場版「RE:cycle of the PENGUINDRUM [後編]僕は君を愛してる」。7 月 24 日(日)にグランドシネマサンシャイン 池袋で公開記念舞台挨拶が開催され、高倉冠葉役の木村昴、高倉陽毬役の荒川美穂、荻野目苹果役の三宅麻理恵、幾原邦彦監督が登壇した。

上映直後の会場にメインキャスト陣と監督が呼び込まれると、客席は大きな拍手で迎えた。幾原監督は、無事に後編が公開された心境を「今日を迎えられて感無量です」と答える。

画像1: TV シリーズから 11 年、劇場版で新たな終着駅に辿り着き、さらに‟輪(まわ)っていく”『輪るピングドラム』
画像2: TV シリーズから 11 年、劇場版で新たな終着駅に辿り着き、さらに‟輪(まわ)っていく”『輪るピングドラム』
画像3: TV シリーズから 11 年、劇場版で新たな終着駅に辿り着き、さらに‟輪(まわ)っていく”『輪るピングドラム』
画像4: TV シリーズから 11 年、劇場版で新たな終着駅に辿り着き、さらに‟輪(まわ)っていく”『輪るピングドラム』

荒川さんは後編で注目してほしいポイントとして、やくしまるえつこメトロオーケストラによる主題歌『僕の存在証明』が流れるシーンと語り、「ねえ神さま 僕を全部使って」という印象的な歌詞から始まる楽曲と映像にとても感動したとのこと。
そして三宅さんは TV シリーズ当時には採用されなかった、とあるアドリブのセリフが10年を経て今回の劇場版で使われることになったと、「RE:cycle=再構築」した劇場版ならではのエピソードも明かした。
後編で特に印象に残ったシーンやセリフについて木村さんは「劇場版の中でも一番記憶に残っている」というセリフを挙げ、「当たり前のことなんだけど、言葉にすることでこんなにもすごいパワーを持つんだと思った」と熱く語り、これには同じく映画を観た客席も深く頷いている様子。
そして、幾原監督がラストシーンに込めた想いやこの作品の象徴的な存在である“ペンギン”について語ると、客席からは感嘆の拍手が起こる場面も。

最後に登壇者からそれぞれメッセージが贈られ、「劇場版を改めて観て、私自身も”この言葉に飢えていたのかもしれない”と思う発見もありました。映画を観た後は、いつもは恥ずかしくて言えない言葉も誰かに伝えてほしいです」と三宅さん。
荒川さんは「劇場版で桃果が言った”きっと何者かになれる”という言葉は、私にも救いとなって届きました。大切な人を想いながら、自分も何者かになれる、人に分け与える、という気持ちを大切に過ごしていけたらと思います」と語った。
木村さんは「ぜひ二度三度と見ていただき、ご友人やご家族にもこの作品を薦めていただけたら嬉しいです」と話しつつ、ここで10年ぶりのアフレコで渡瀬眞悧役の小泉豊さんと再会した際のこぼれ話も披露。客席からは思わず笑いが溢れていた。
そして幾原監督は、「色んな仕込みをしているので、毎回観るごとに色んな発見があると思います。どうか何度かご観になってもらえると嬉しいです」と改めて本作への熱意を伝えた。

画像5: TV シリーズから 11 年、劇場版で新たな終着駅に辿り着き、さらに‟輪(まわ)っていく”『輪るピングドラム』

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM
[後編]僕は君を愛してる

全国劇場にて公開中

監督:幾原邦彦

高倉冠葉:木村 昴
高倉晶馬:木村良平
高倉陽毬:荒川美穂
荻野目苹果:三宅麻理恵
多蕗桂樹:石田 彰
時籠ゆり:能登麻美子
夏芽真砂子:堀江由衣
渡瀬眞悧:小泉 豊
荻野目桃果:豊崎愛生
プリンチュペンギン:上坂すみれ

配給:ムービック

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