映画『ローマの休日』のモチーフとなったといわれるタウンゼンド大佐が長崎の少年に出会い生まれたドキュメンタリー映画『長崎の郵便配達』が8月5日(金)よりシネスイッチ銀座ほかにて全国公開。長崎の旅気分が味わえる本作の新場面&メイキング写真が解禁された。

元英空軍大佐で、戦時中にパイロットとして英雄となったピーター・タウンゼンド。退官後、英国王室に仕えた彼は、エリザベス女王の妹にあたるマーガレット王女と恋に落ち、1953年、「ハンサムな空の英雄」と「若く美しい王女」のロマンスという世紀のスクープに世界は賑わい、日本のマスコミも違わず彼の姿を躍起になって追いかけた。しかし、周囲の猛反対で2人は破局。この一連のエピソードはNetflixの人気ドラマ「ザ・クラウン」でも描かれている。その後、『ローマの休日』のジョー・ブラッドレーと同様にジャーナリストとなった彼は、傷ついた心を癒すべく、1956年10月から約一年半に渡り世界一周の旅に出る。そして1978年に取材で訪れた長崎で、16歳で郵便配達中に被爆し生涯をかけて核廃絶を世界に訴え続けた谷口稜曄(スミテル)さんに出会い、1984年にノンフィクション小説「THE POSTMAN OF NAGASAKI」を出版。本作は、娘のイザベルさんが、父の著書とボイスメモを頼りに2018年の長崎をめぐり、2人の想いを紐解く珠玉のドキュメンタリー。

2018年8月、長崎。映画の中で、イザベルさんは本をなぞり、 時に父のボイスメモに耳を傾けながら、長崎のスミテル少年が毎日歩いた階段や神社、そして被爆した周辺など様々な場所を訪ね歩き、父の足跡を辿る。長崎のお盆の伝統行事、精霊流しでは谷口さん家族と一緒に船を曳いたりと長崎の様々な夏の行事や観光名所が映し出されており、映画で旅気分を味わえるのも本作の醍醐味だ。イザベルさんが旅の終わりに彼女が見る景色とは――。なかなか遠出が出来づらい昨今。ぜひ映画で、長崎への旅気分を味わってみてはいかがだろうか。

画像1: 映画で旅気分♪ この夏、長崎を旅したくなる『長崎の郵便配達』新場面&メイキング写真解禁

イザベルさんは、長崎のお盆の恒例行事で死者の魂を弔い送る「精霊流し」に参加。谷口スミテルさんの精霊船を曳く様子。

画像2: 映画で旅気分♪ この夏、長崎を旅したくなる『長崎の郵便配達』新場面&メイキング写真解禁

長崎市松山町の爆心地公園での、キャンドルの様子。原爆犠牲者に祈りをささげるキャンドルの温かい光に平和への願いを重ねる。

画像3: 映画で旅気分♪ この夏、長崎を旅したくなる『長崎の郵便配達』新場面&メイキング写真解禁

毎年8月9日「長崎原爆の日」に原爆被害者たちを追悼する「たいまつ行列」に参加するイザベルさん。浦上教会から平和公園までの約900メートルを「被爆マリア像」を聖座に乗せて、たいまつを持ち行進する。

画像4: 映画で旅気分♪ この夏、長崎を旅したくなる『長崎の郵便配達』新場面&メイキング写真解禁
画像5: 映画で旅気分♪ この夏、長崎を旅したくなる『長崎の郵便配達』新場面&メイキング写真解禁

長崎港の西側の高台に位置する烏岩神社では、イザベルさんがリラックスして微笑む姿も!隣には、公園があり、長崎の町を一望できる人気スポットにもなっている。

画像6: 映画で旅気分♪ この夏、長崎を旅したくなる『長崎の郵便配達』新場面&メイキング写真解禁
画像7: 映画で旅気分♪ この夏、長崎を旅したくなる『長崎の郵便配達』新場面&メイキング写真解禁

開国に伴い造成された外国人居留地「東山手」にあるオランダ坂。石畳が有名で長崎らしい洋館と坂の風景を眺めることができ、長崎の史跡が色濃く残されている。

画像8: 映画で旅気分♪ この夏、長崎を旅したくなる『長崎の郵便配達』新場面&メイキング写真解禁

同じく、長崎市を見渡せるスポットとして人気なのが稲佐山。山頂の展望台から望む景色は<世界新三大夜景を望む絶景スポット>の一つと呼ばれている。

一冊の本から始まった父の記憶を辿る旅。娘が受け取る平和へのメッセージは、今、あなたの元へと届く。心あたたまる珠玉のドキュメンタリー『長崎の郵便配達』は8月5日(金)シネスイッチ銀座ほか全国公開。

長崎の郵便配達
8月5日(金)シネスイッチ銀座ほか全国公開
配給:ロングライド
©️The Postman from Nagasaki Film Partners

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