『馬々と人間たち』(13)
監督:ベネディクト・エルリングソン監督
世界中の映画祭で話題となり、日本でも第26回東京国際映画祭のコンペティション部門にて、最優秀監督賞を受賞した。人と人、人と馬、馬と馬など複数の物語が、馬の視点で描かれるというユニークな語り口に魅せられた、熱狂的なファンの多い1本。
コルベインは子持ちの未亡人ソルヴェーイグに惹かれ、彼女もまた彼に惹かれている。村中の人々がこの恋の発展を興味津々で見守るが、そんな中、二人が飼う馬同士の恋が先を越してしまい・・・・・・。同監督作の『たちあがる女』(18)も必見!
『好きにならずにいられない』(16)
監督:ダーグル・カウリ監督
フランシス・フォード・コッポラ監督、ウーピー・ゴールドバーグも絶賛し、北欧映画No.1を決定する映画賞「第12回ノルディック映画賞」に輝いた各界にもファンが多い作品。
43歳独身の冴えない中年男フーシ。単調な日々を送る彼の唯一の楽しみは、戦車や兵士の小さなフィギュアを集めてジオラマを作ることだった。そんなフーシだったが、意を決して出かけたダンススクールである女性と出会い・・・・・・。フーシの純粋な心が胸を打つオフビート・ラブロマンス。フーシを応援せずにはいられない。
『ハートストーン』(16)
監督:グズムンドゥル・アルナル・グズムンドソン監督
第73 回ベネチア国際映画祭クィア獅子賞をはじめとする、世界中で様々な賞を受賞したグズムンドソン監督の驚異の長編デビュー作。
東アイスランドの漁村に暮らすソールとクリスティアンは幼い頃からの大親友。しかし、思春期にさしかかり、ソールが大人びた美少女ベータのことが気になりはじめると、クリスティアンは自らの中に、ソールに対する特別な感情を発見する…。
『隣の影』(17)
監督:ハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソン
SKIP シティ国際D シネマ映画祭2018 で国際コンペティション部門の監督賞を受賞、審査員の深田晃司監督も絶賛した作品(映画公式サイト「COMMENT」参照」)。二組の夫婦が一本の木の“影”をめぐり対立するという隣人トラブルから、思いもよらぬ展開へと突き進むブラック・サスペンス。
閑静な住宅地で暮らす老夫婦のインガとバルドウィン。二人は、庭にそびえ立つ木が日光浴の妨げになるとクレームをつけられ、隣家の中年夫婦といがみ合っていた。そんな中、身近で相次ぐ不審な出来事を相手の嫌がらせと思い込み、夫婦たちは危険な一線を越えてしまう・・・。
『LAMB/ラム』
監督:ヴァルディミール・ヨハンソン
『ミッドサマー』などを手掛け、話題作を次々と世に送り出す気鋭の製作・配給会社「A24」が北米配給権を獲得し、カンヌ国際映画祭で上映されるやいなや観客を騒然とさせた衝撃の話題作。
山間に住む羊飼いの夫婦イングヴァルとマリア。ある日、二人が羊の出産に立ち会うと、羊ではない何かが産まれてくる。二人はその存在を”アダ"と名付け育てることにするが…。舞台となった高地の景色が厳しくも美しい。アイスランドの自然そのものが登場人物かのように存在感を放つ、まさにアイスランド映画の魅力が詰まった作品。
『LAMB/ラム』
9月23日(金・祝)新宿ピカデリーほか全国公開
【STORY】山間に住む羊飼いの夫婦イングヴァルとマリア。ある日、二人が羊の出産に立ち会うと、羊ではない何かが産まれてくる。子供を亡くしていた二人は、"アダ"と名付けその存在を育てることにする。奇跡がもたらした"アダ"との家族生活は大きな幸せをもたらすのだが、やがて彼らを破滅へと導いていく—。
監督:ヴァルディミール・ヨハンソン
脚本:ショーン、ヴァルディミール・ヨハンソン
製作:フレン・クリスティンスドティア、サラ・ナシム
出演:ノオミ・ラパス、ヒルミル・スナイル・グズナソン、ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン配給:クロックワークス
提供:クロックワークス オディティ・ピクチャーズ
2021 年/アイスランド・スウェーデン・ポーランド/カラー/シネスコ/アイスランド語/字幕翻訳:北村広子/原題:
LAMB/106 分/R15+
©︎2021 GO TO SHEEP, BLACK SPARK FILM &TV, MADANTS, FILM I VAST, CHIMNEY, RABBIT HOLE ALICJA GRAWON-JAKSIK, HELGI JÓHANNSSON