マーベル・スタジオ
ケヴィン・ファイギは、何年も前から D23 Expoで、ディズニーの他のスタジオがステージで
繰り広げるパフォーマンスをすべて見てきたと語り「私はいつも少し嫉妬していました」と認
めた。そして「なぜ、我々は自分たちのミュージカルナンバーを作らないんだ?」という言葉をきっかけに、昨年ディズニープラスで独占配信されたドラマシリーズ「ホークアイ」の中で披露された劇中ショー「ロジャーズ・ザ・ミュージカル」から、ファンの間で話題の「I Could Do This All Day」を披露。このステージに命を吹き込んだのは、22人のパフォーマーと6人の生演奏のリズムセクション、そして「ホークアイ」のために曲を書いた作曲家兼指揮者のマーク・シェイマンのステージ上での生演奏だった。
ステージに戻ったファイギは、最近の発表を振り返り、「マルチバース・サーガ」と呼ばれるフェーズ4及びフェーズ5のラインナップ、そしてフェーズ6のラインナップ『ファンタスティック・フォー(原題)』と「アベンジャーズ」シリーズの新作2本『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題)』と『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題)』を紹介。マーベル・スタジオは、劇場公開作品だけなく、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に繋がっていく、エキサイティングなディズニープラス向けの配信作品を制作中である。
「アイアンハート(原題)」
エグゼクティブ・プロデューサーであるライアン・クーグラーは、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のその後を描く新シリーズの序章をファンに披露。ドミニク・ソーンは、世界に名を残すことを決意した若き天才発明家、リリ・ウィリアムズとして戻ってくる。アイアンスーツを作るという彼女のユニークな発想は素晴らしく、また欠点もある。本作は技術VS魔力の力学を掘り下げていく。ファイギはアンソニー・ラモスをステージに招き、彼が演じるパーカー・ロビンス、別名ザ・フッドについても語った。この新シリーズは来年ディズニープラスで独占配信予定。
10月7日からディズニープラスで独占配信されるのは、マーベル・スタジオ初のスペシャル番組「マーベル・スタジオスペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト(原題)」監督のマイケル・ジアッチーノが主演のガエル・ガルシア・ベルナル、ローラ・ドネリーとともにステージに上がり、ファイギが"楽しい怖さ"と称したこのスペシャル作品の新情報と初の予告編をファンに届けた。
「シークレット・インベージョン」
2023年にディズニープラスでスタートするスリリングな新シリーズ『シークレット・インベージョン』。ジェームズ・"ローディ"・ローズ/ウォーマシン役を再演するドン・チードルが登場し、新シリーズについて語った。本シリーズには、マリア・ヒル役のコビー・スマルダーズ、ニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソン、スクラル・タロス役のベン・メンデルソーン、さらにオリヴィア・コールマン、エミリア・クラーク、キングスレー・ベン・アディールらが出演している。ファンには、長年地球に潜入し、姿を変える能力のあるスクラル人が登場する最新予告が公開された。ドン・チードルは、自身が出演するもうひとつのディズニープラスのプロジェクト、『アーマー・ウォーズ(原題)』についても語った。ローディのファンは、このキャラクターを全く新しい視点で見ることができ、シリーズのタイトルから、本作では、ファンはヒーローの全く新しいスーツを見ることができるだろう。
「ロキ」
『ロキ』シーズン2の制作はすでに始まっています。D23 Expo には、撮影現場から、トム・ヒドルストン、オーウェン・ウィルソン、ソフィア・ディ・マルティーノ、キー・ホイ・クァンが駆けつけた。また、ファンは、ロキがTVA(Time Variance Authority:時間変異取締局)の戦いに巻き込まれる衝撃的なシーズンフィナーレの余韻に浸る次のシーズンを垣間見ることができた。『ロキ』シーズン2は、2023年にディズニープラスで独占配信開始予定。
「エコー(原題)」
『エコー(原題)』のキャストであるアラクア・コックス、ヴィンセント・ドノフリオ、デヴァリー・ジェイコブス、グレアム・グリーン、コディ・ライトニング、チャスク・スペンサーがD23ホールのステージに登場し、ニューヨークでの行いが故郷に悪い影響を及ぼしてしまうことになるマヤ・ロペスについて語った。ファンには、タントゥー・カーディナルとザーン・マクラーノンも出演する特別な映像が公開されました。本シリーズはディズニープラスで近日独占配信予定。
「デアデビル:ボーン・アゲイン(原題)」
「デアデビル:ボーン・アゲイン(原題)」の制作開始は来年だが、ファイギとドノフリオは
ディズニープラスに登場する新しい作品について熱心に語った。そしてデアデビルを演じるチャーリー・コックスがステージに登場し、全18話の新シーズンについて語ると、ファンは大盛り上がり。まだ制作が開始していないため、ディズニープラスで現在独占配信中の「シー・ハルク:ザ・アトーニー」のエピソードからデアデビルが登場する本編クリップ映像が公開され、ファンを魅了した。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のライアン・クーグラー監督が、2018年の『ブラックパンサー』に続く待望の新作の1シーンとハイライトを独占公開された。キャストのアンジェラ・バセット(ラモンダ女王)、レティシア・ライト(シュリ)、ウィンストン・デューク(エムバク)、テノッチ・ウエルタ(ネイモア)がクーグラーとファイギに加わり、ステージに登場し、ファンを大いに喜ばせた。
物語は、ティ・チャラ王の死をきっかけに、ワカンダに介入してくる世界勢力から国を守るためにワカンダの人々が戦う。主人公たちは、王国の新しい道を切り開くために団結しなければならない。ルピタ・ニョンゴ(ナキア)、ダナイ・グリラ(オコエ)、フローレンス・カスンバ(アヨ)、ドミニク・ソーン(リリ・ウィリアムズ)、ミカエラ・コエル(アネカ)、マーベル・カデナ(ナモラ)、アレックス・リヴィナリ(アトマ)、マーティン・フリーマン(エベレット・ロス)が出演、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は、ケヴィン・ファイギとネイト・ムーアによって製作され、11月11日に日米同時で劇場公開される。
『アントマン&ワスプ:クワントマニア(原題)』
MCUのフェーズ5の始まりを紹介するために、ファイギと一緒にステージに登場したのは、『アントマン&ワスプ:クワントマニア(原題)』のポール・ラッド(スコット・ラング/アントマン)、エヴァンジェリン・リリー(ホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ)、ジョナサン・メジャー(カン)。ヒーローコンビであるスコット・ラングとホープ・ヴァン・ダインが、ホープの両親であるハンク・ピム(マイケル・ダグラス)とジャネット・ヴァン・ダイン(ミシェル・ファイファー)、スコットの娘キャシー・ラング(キャサリン・ニュートン)とチームを組んで量子の世界を探索、未知の生物と遭遇し、無限の可能性を秘めた冒険へと繰り出す本作の独占映像がファンに公開された。2023年2月17日に全米で劇場公開される本作は、『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題)』につながる作品とファイギは語っている。
ファイギは、2021年の『ワンダヴィジョン』の全エピソードを監督したマット・シャクマンが、『ファンタスティック・フォー(原題)』を監督することを正式に発表。本作は2024 年11月8日に全米で劇場公開される予定。
サム・ウィルソンのキャプテン・アメリカとして2024年に公開される全く新しい劇場公開作品『キャプテン・アメリカ:ニュー・ワールド・オーダー(原題)』。監督のジュリアス・オナーがファイギとステージに登場し、共に『ファルコン&ウィンターソルジャー』に出演するアンソニー・マッキー(サム・ウィルソン/キャプテン・アメリカ)、ダニー・ラミレス(ホアキン・トレス)、カール・ランブリー(アイザイ・ブラッドリー)を紹介された。また、新キャストのティム・ブレイク・ネルソン(リーダー)とシーラ・ハース(サブラ)もステージに加わった。『キャプテン・アメリカ:ニュー・ワールド・オーダー(原題)』は、2024年5月3日に全米で劇場公開される。
ジュリア・ルイス=ドレイファス(ヴァレンティナ・アレグラ・ド・フォンテーヌ)、デヴィ
ッド・ハーバー(レッドガーディアン)、ハンナ・ジョン=カーメン(ゴースト)、セバスチ
ャン・スタン(ジェームズ"バッキー"バーンズ/ウィンターソルジャー)、ワイアット・ラ
ッセル(ジョン・ウォーカー/USエージェント)がジェイク・シュレイア監督と共にステージ上に上がり、大きな拍手に包まれ、『サンダーボルツ(原題)』の正体が明らかになった。このほか、オルガ・キュリレンコ(タスクマスター)とフローレンス・ピュー(エレー¥ナ・ベロヴァ)など、豪華な顔ぶれが揃った。会場では、D23 Expoのファンに向けたピューのグリーティング映像が流れた。『サンダーボルツ(原題)』は2024年7月26日に全米で劇場公開予定。
ファイギは、MCUの中でも重要なシーンを紹介した後、『ミズ・マーベルズ(原題)』のニア・ダコスタ監督、キャストのイマン・ヴェラーニ(カマラ・カーン/ミズ・マーベル)、テヨナ・パリス(モニカ・ランボー)、ブリー・ラーソン(キャロル・ダンバース/キャプテン・マーベル)をステージに迎え、そして2023年7月28日に全米で劇場公開される本作の本編シーンを、ファンに特別に公開しプレゼンテーションを締めくくった。