アメリカ・カリフォルニア州のアナハイム・コンベンション・センターで開催された「D23 Expo」にてルーカスフィルム、マーベル・スタジオ、20世紀スタジオのラインナップが発表。ディズニープラス配信作品や劇場公開作品の最新情報が明らかとなった。

D23 Expoの13年の歴史とスタジオグループの進化

画像: アラン・バーグマン、チェアマン、ウォルト・ディズニー・スタジオ

アラン・バーグマン、チェアマン、ウォルト・ディズニー・スタジオ

ウォルト・ディズニー・スタジオのチェアマンであるアラン・バーグマンは、D23ホールに集まった熱気あふれる観客を歓迎し、D23 Expoの13年の歴史とスタジオグループの進化を振り返った。

「その(最初の)年、今日皆さんに発表を聞いていただく象徴的なスタジオは、ディズニーグループではなかった。その当時は、ディズニー・アニメーション、ディズニー・ライブアクション、そしてピクサーだけだったのです。2009年の最初のExpoの直前に、マーベルの買収を発表しました。それから3年後にルーカスフィルム、そして2019年には20世紀スタジオを迎えました。私はディズニーに26年間在籍していますので、それぞれのスタジオをスタジオファミリーに迎えることは、非常にわくわくすることでした。そして、ディズニーやピクサーのように、これらのスタジオはそれぞれ驚くべきストーリーテリングの遺産を持っています」

バーグマンは、ルーカスフィルムのプレジデント、キャスリーン・ケネディ、マーベル・スタジオのプロデューサー兼プレジデントのケヴィン・ファイギ、20世紀スタジオの『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のジェームズ・キャメロン監督とともに、今後の作品ラインナップをファンに紹介した。

ルーカスフィルム

画像: (左から)デイヴ・フィローニ(エグゼクティブ・プロデューサー)、キャスリーン・ケネディ(プレジデント、ルーカスフィルム)

(左から)デイヴ・フィローニ(エグゼクティブ・プロデューサー)、キャスリーン・ケネディ(プレジデント、ルーカスフィルム)

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の中心人物の一人が登場する全12話のスパイ・スリラー「スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー」。ケネディは、主演のジェネヴィーヴ・オライリー、カイル・ソーラー、アドリア・アルホナ、そしてキャシアン・アンドーことディエゴ・ルナをステージに迎え、彼らのキャラクターポスターが初披露された。全12話にわたって撮影されたスパイ・スリラーの最終予告編が上映されたことも大きな話題となった。『キャシアン・アンドー』で描かれる時代(「ローグ・ワン」の5年前)は、危険、瞞、陰謀に満ちており、キャシアンは反乱軍のヒーローになる運命の道を歩み始めることになる。映画のようなセットを背景に撮影されたアクション、アドベンチャー、サスペンスで、シーズン1の初回3話は、9月21日よりディズニープラスで独占配信される。

『ウィロー』

ケネディは、1988年にジョージ・ルーカスとロン・ハワードによって創り出された、魔法の旅の次のステップとなる実写版冒険ファンタジー・シリーズ『ウィロー』(ルーカスフィルムとイマジン・エンターテインメント)の世界について振り返る。

ケネディは、ワーウィック・デイヴィス(ウィロー・アフグッド役)を紹介し、デイヴィスは、アンドウィーンに戻ることへの興奮を語り、その後、シリーズのスターであるジョアンヌ・ウォーリー(ソーシャ役)、ルビー・クルス(キット役)、エリン・ケリーマン(ジェイド役)、エリー・バンバー(ダヴ役)、デンプシー・ブリック(エアーク役)、アマール・チャダ・パテル(ブールマン役)、トニー・リボロリ(グレイドン役)がステージに加わった。

さらに、クリスチャン・スレイターもアンサンブルキャストの一員としてステージに登場し、ファンを驚かせた。ブラウニー、ソーサラー、トロールなど神秘的な生き物が活躍する魔法の世界を舞台にした『ウィロー』は、思いがけなくヒーローになったウィローと仲間たちが危険な冒険に乗り出し、内なる悪魔と向き合い、世界を救うために団結する物語。現代的な感性で描かれ、ユーモア、ハート、エネルギー、活気に満ちた壮大な冒険ファンタジーである『ウィロー』は、11月30日よりディズニープラスで独占配信される。

「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」

フィローニは、16話からなるアニメーションシリーズ「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」のセカンドシーズンから新しい画像を披露。カミーノでの出来事から月日が経ち、バッド・バッチは共和国崩壊後の帝国をナビゲートする旅を続けている。彼らは、新旧の友人や敵と交わりながら、予想外の危険な新天地でスリリングな任務に挑む。

「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」は、ディー・ブラッドリー・ベイカーとミシェル・アングが声を担当し、フィローニ、キャリー・ベック、アシーナ・ポルティーヨ、ブラッド・ラウ、ジェニファー・コーベットがエグゼクティブ・プロデューサーを務める。また、ラウが監督を、コルベットが脚本長を務め、このシリーズは、2023年1月4日からディズニープラスで配信開始し、配信初日は2話を配信する予定との発表もされた。

「スター・ウォーズ:テイルズ・オブ・ジェダイ」

フィローニは、続いて、プリクエル時代のジェダイを題材にした、6つの全く新しい短編アニメーション作品「スター・ウォーズ:テイルズ・オブ・ジェダイ」を紹介した。アソーカ・タノとドゥークーという全く異なる2人が、ジェダイとして、それぞれの運命を決定づける選択をすることになる。会場のファンのために、フィローニはこのシリーズの公式予告を公開し、全6話の短編が10月26日にディズニープラスで配信されることを発表。

シリーズは、デイヴ・フィローニがエグゼクティブ・プロデューサーとして制作を務め、キャリー・ベックとアシーナ・ポルティーヨもエグゼクティブ・プロデューサーとして参加。フィローニは、2008年にアニメーションシリーズ「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」でデビューして以来、「マンダロリアン」で実写版デビューを果たしたアソーカというキャラクターが、彼にとっていかに重要な存在であるかを語っている。

「アソーカ(原題)」

「アソーカ(原題)」は、ロザリオ・ドーソンを主演に迎え、ディズニープラスで配信される新しい実写シリーズである。共同プロデューサーで、エグゼクティブ・プロデューサーのジョン・ファヴローがステージに加わり、フィローニと共に、このプロジェクトについて語り、ファーストルックの画像をファンに披露。帝国崩壊後を舞台にした「アソーカ(原題)」は、元ジェダイのアソーカ・タノが、脆弱な銀河系に浮上した脅威を調査する様子を描く。新シリーズは2023年にディズニープラスで独占配信される予定。製作総指揮は、フィローニ、ファヴロー、ケネディ、コリン・ウィルソン、キャリー・ベック、共同プロデューサーにカレン・ギルクリストを迎える。

ファヴローとフィローニに加え、「STAR WARS: SKELETON CREW(原題)」のクリエイターであるジョン・ワッツとクリストファー・フォードが登場し、ディズニープラスで近日公開される同シリーズについて語った。「STAR WARS: SKELETON CREW(原題)」は、広大な銀河の中で迷子になった4人の子供たちが、家に帰る方法を探すという物語。主演のジュード・ロウがファンへの挨拶に登場すると、拍手が沸き起こった。ファヴロー、フィローニ、ワッツ、フォード、ケネディ、ミシェル・レジュワンが、エグゼクティブ・プロデューサーを務める。

『マンダロリアン』

ファヴローとフィローニは、エグゼクティブ・プロデューサーのリック・ファムイワをステージに招き、主演のペドロ・パスカル、ケイティ・サッコフ、エイミー・セダリス、ジャンカルロ・エスポジット、エミリー・スワロウも交えて『マンダロリアン』シーズン3について興奮と共に語った。会場ではシーズン3のティーザー予告編が初披露された。『マンダロリアン』シーズン3では、マンダロリアンとグローグーが再会し、無法地帯の銀河系の旅を続ける。シーズン3は2023年にディズニープラスで独占配信されることが決定している。ケネディとコリン・ウィルソンがエグゼクティブ・プロデューサーを務め、カレン・ギルクリストとキャリー・ベックが共同エグゼクティブ・プロデューサーを務める。

『インディ・ジョーンズ』

ケネディは、ルーカスフィルムのプレゼンテーションを終える前に、さらにもう1作品について発表した。お馴染みのテーマ曲が流れ、会場が大きく沸く中、「ルーカスフィルムで全力で製作中のもうひとつのプロジェクトについて語らずに帰るわけにはいきません。それは、『インディ・ジョーンズ』です。ジェームズ・マンゴールド監督をステージに迎えることができ、とても嬉しく思っています」と語った。マンゴールド監督は、2023年6月30日に劇場公開される伝説の映画『インディ・ジョーンズ』シリーズ最新作のシズルリールとともに、いくつかの新情報を発表し、観客を沸かせた。

ケネディとマンゴールドに加え、ハリソン・フォード、そして共演者でエミー賞受賞者のフィービー・ウォーラー・ブリッジが登壇。フォードは、ステージ上で少し感情的になりながら、「この映画シリーズを私たちみんなにとって素晴らしい体験にしてくれてありがとう。この作品が素晴らしいものになったことを誇りに思いますし、(ウォーラー・ブリッジの出演が)その理由のひとつです。また、『インディ・ジョーンズ』の映画にはファンタジーやミステリー、そしてなにより心がこもっている。本当に、本当に嬉しいのは、語るべき人間の物語があることと、観客を心から楽しませる映画だということです。」と語った。『インディ・ジョーンズ』最新作は2023年6月30日より劇場公開される。

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