クリエイション・レコーズの創設者アラン・マッギーの波乱万丈な半生を描いた『クリエイション・ストーリーズ~世界の音楽シーンを塗り替えた男~』が、10月21日(金)より新宿シネマカリテほかにて全国ロードショーが決定、それに合わせニック・モラン監督のインタビューが到着した。
画像: ニック・モラン監督インタビュー

ダニー・ボイルから届いた嬉しいメッセージ

さらに「彼は、決して押しつけがましくなかったです。彼に繋いだだけのラッシュを送ると、彼から励ましのメッセージと共に素晴らしいテキストメッセージが来ました。それを受けて作業した映像素材を彼にやっと見せたら、それに対しとても気の利いた提案を幾つかくれました。簡潔だけど見識深いコメントで、いつも最後に「貴方の映画だから、貴方のカットで。以上が私の提案だ」と書かれていました。でも諺にある通り、賢い人たちに囲まれたら彼らの言葉に耳を貸さないのは愚かでしょう。私はあらゆるアドバイスをメモし、それを伝え、映画に命を吹き込みました。無理やりカットさせられたと思った事は一度もありません。奇妙な話ですが、そうやって画をカットする事で、より幸せな気持ちになるのです。」とダニー・ボイルとの仕事を熱弁するニック・モラン監督。

完成した映画を観て「各々の要素を足し合わせた以上に大きくなり、ダニーには言いましたが「身に余るほど良い作品」となりました。私にも映画に絡めたいテーマが幾つかありました。しかし役者の演技がとても重層的で、作品は非常に洗練されたものとなった為、最初に決めていたテーマが引きずられる形で他のテーマも色々と描かれました。確かにこれはロックンロールを描いた伝記ものです。90 年代から届いたポストカードであり、歴史上最高に素敵なイギリスの 1 ページを思い出させてくれます。」と納得のいく映画を完成させたことに自信を覗かせた。

「しかし、成功したいという意志とそれに伴うダメージや、音楽の周りにある魔法やミステリー、「狂人が成功するのかそれとも成功が人を狂わせるのか」という鶏か卵かという難問をも描いています。同時に、物語が進むにつれ、成長し成熟していく映画でもあります。映画の最初は素朴な喜び、フラストレーション、興奮を描く事から始まり、最後は権力や堕落、運命を狂わす魔法といった、成功がその一因となりうる不本意な部分を描きます」と続け、本作が音楽シーンを描くだけに留まらず、アラン・マッギーの波乱万丈な人生を通して見えてくる成功と破滅のその先をも我々観客に届けてくれることを約束した。

『クリエイション・ストーリーズ~世界の音楽シーンを塗り替えた男~』

【製作総指揮】ダニー・ボイル
【監督】ニック・モラン
【脚本】アーヴィン・ウェルシュ&ディーン・キャヴァナー
【出演】ユエン・ブレムナー、スーキー・ウォーターハウス、ジェイソン・フレミング、トーマス・ターグーズ、マイケル・ソーチャ、メル・レイド、レオ・フラナガン、ジェイソン・アイザックス
2021年/イギリス/英語/110分/原題:Creation Stories/配給:ポニーキャニオン
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