『バーフバリ』シリーズを生み出したS.S.ラージャマウリ監督の最新作『RRR』が本日10月21日(金)より公開。それを記念し、ラージャマウリ監督と主演のNTR Jr.とラーム・チャランが来日し、新宿ピカデリーの舞台挨拶に登壇した。

計20日間踊り漬け!?「ナートゥ・ナートゥ」の裏側

7200万ドル、日本円にして100億円を超えるインド映画史上最高の製作費で作られた本作。日本に先んじて公開されたアメリカをはじめ欧米でも大絶賛されている。そんな本作を手掛けたラージャマウリ監督についてNTR Jr.は「ラージャマウリ監督は最も偉大な監督」「国の境界を越えて映画で全てを一つにすることができるのは、唯一人ラージャマウリ監督だけ」「グローバルな一つの現象、それがラージャマウリ監督」と大絶賛。信頼の強さをうかがわせた。

また、チャランも「ラージャマウリ監督の作品はすべて壮大です。毎作品、インド映画界の誇りとなるような作品だと思います。そんな監督の道のりは果てしなく、インド映画のために努力をし続けていらっしゃる。監督の旅の小さな一部分に僕らがなれていることをとても誇らしく思います。そして映画で西側だけでなく、東側の境界もどんどん消していっている。皆さんをがっかりさせないように、これからも東も西も関係なく楽しんでいただけるようにしたいと思っています」と監督へのリスペクトを語った。

そして話題は、激しいダンスが繰り広げられる「ナートゥ・ナートゥ」のシーンへ。日本の記者にも大人気らしく、「昨日と今日取材を受けましたが、みんな『ナートゥ・ナートゥ』の話ばかりしてました」とNTR Jr.が明かすと会場は大ウケ。撮影自体は相当過酷だったようで「まるで拷問でした。1日12時間。練習は6日間、撮影は14日間。なので20日間、大変な目に会いました。『ナートゥ・ナートゥ』という言葉を聞いただけで足が痛みます」とユーモアたっぷりに名シーンの裏側を明かした。

画像1: 計20日間踊り漬け!?「ナートゥ・ナートゥ」の裏側

舞台挨拶では、3人に法被がプレゼントされる一幕も。そうこうしている内に最後の挨拶へ。

代表してメッセージを送ることになったラージャマウリ監督は、取材でもよく聞かれたという「『RRR』で一番実現が大変だったことは何か」という質問に答えるかたちで「『マガディーラ 勇者転生』(09)には100人を切るシーンがありましたよね?ハードルを上げようと思って『マガディーラ』で1対100だったのを、今回の映画では1対10000にしました。かなり大変な撮影で一度は実現を諦めかけたのですが、アクション監督のソロモンさんのお陰で実現できました」とここでも逸話を披露。さらに「一人の人間がトラのように唸り声をあげ、トラを怖がらせることにも挑戦したかったんです。でも、NTRさんさえいればそんなの簡単なことでした」と明かし、会場は大興奮。

そして「本作は、友情に関する映画です。迫力のシーンも満載で、10分ごとに気持ちが高ぶると思いますし、友情の温かさをお家に持ち帰っていただけると思います。皆さんが私の映画に与えてくれた愛と温かさ、それをこの『RRR』で少しお返しできるのではと思います。そして私の贈り物は、A・ラーマ・ラージュ、コーラム・ビージュ、彼らが演じた二人です」と語ると、NTR Jr.とラーム・チャランが観客席間の通路をぐるっと一周!最後までファンサービスいっぱいの舞台挨拶となった。

画像2: 計20日間踊り漬け!?「ナートゥ・ナートゥ」の裏側

『RRR』
【監督・脚本】S.S.ラージャマウリ
【出演】NTR Jr./ラーム・チャラン
【配給】ツイン
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