俳優人生をやり直す!?クリス・ヘムズワース
撮影中に鳴り響くスマホの着信音…「マジでごめん」と謝るクリス・プラット、セリフをオーストラリア風に言い直して笑い、テッサ・トンプソンに見つめられて NG を出すクリス・ヘムズワース。そして、真剣にセリフを練習するキャストの間をおどけて走り回るタイカ・ワイティティなどなど、笑いが絶えることのない撮影現場での NG シーン集となっている。
『ソー:ラブ&サンダー』にまつわるトリビア
始まりは夕食会から
タイカ・ワイティティ監督が本作のきっかけを生み出したエピソードを明らかにした。「私たちはケヴィンと共に大夕食会をしていました。クリス・ヘムズワースと私は、彼にあるアイデアを伝えました。もし私たちがもう一本映画を撮るとしたら、出だしはコーグのナレーションで綴るソーのこ
れまでの人生と過去を掘り下げるモンタージュで始めるべきだってね。この企画はそこから始まり、『マイティ・ソー/バトルロイヤル』の製作総揮だったブラッド・ウィンダーバウムと二人三脚で取り組みながら、大きなストーリーに仕上げていったのです」。
楽曲収録に 2 週間近く?!
『ソー:ラブ&サンダー』のオリジナル音楽は、2 週間近くかけて 94 人編成のオーケストラと 36 人編成の合唱団によってレコーディングされた。オーケストラには 12 人のホルンと 8 人のトロンボーンがいて、興味深いことに、木管楽器は含まれておらず、それは映画音楽としてはとても珍しいケースだった。また、80 年代ロックのバイブスを強調するため、ギターとドラムスとシンセサイザーもオーケストラに加えた。
200 個以上のウィッグを作り 20 人以上の神を作り上げたヘア&メイクチーム
本作では 200 個以上のウィッグのほか、数え切れない数のヘアピースや編み込みを使用した。また、最大のチャレンジとなったのは、オリンポスにいる 20 人以上の神々のメイクアップだった。ヘア&メイクアップチームにとって、最初のお客様の一人となったのが、ラッセル・クロウだ。「ラッセルは自前の長い髪と長い髭をたくわえてきました」とスタッフは言う、「そこで私たちは、その髪にカールをほどこすスタイリングを、また髭にはギリシャ彫刻のようなスタイリングをし、肌は日焼けした色にすることでギリシャ神のような様相に仕立てました。彼は素晴らしいゼウスになりましたね」。
MCU で初めて使用された新たなテクノロジー「The Volume」
MCU は、ワイルドで素晴らしいクリーチャーや環境が描かれることでも有名であり、異様な姿のヴィランや環境を頭の中でイメージしながら演じることが役者には求められる。しかし『ソー:ラブ&サンダー』では、MCU で初めて「The Volume」という新たなテクノロジーが使用された。これは演者をブルースクリーンやグリーンスクリーンの前に立たせるのではなく、その周囲を 360 度デジタル環境で取り囲む技術だ。その景観はデジタルでおよそ 90%完成させた上で、実写要素を利用して精密に調整されたものである。
この度発売する MovieNEX には、製作の舞台裏を追った「ソーとマイティ・ソー」、クリスチャン・ベール演じるゴアに迫る「神殺しゴア」、ハリウッドを代表する監督、脚本家、俳優でもあるタイカ・ワイティティの世界感に触れる「監督の挑戦」、さらに、キャストたちの楽しい「NG シーン
集」、惜しくも本編には採用されなかった貴重な「未公開シーン」など、見ごたえのあるボーナス・コンテンツを収録!アベンジャーズの愛すべき破天荒な雷神・ソーの集大成『ソー:ラブ&サンダー』を、ぜひ MovieNEX やデジタル配信で楽しんで欲しい。
『ソー:ラブ&サンダー』
MovieNEX発売中/デジタル配信中(購入/レンタル)
© 2022 MARVEL
発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン