毎年アカデミー賞の前日にジョークを交えて開催される「最低アカデミー賞」ことゴールデン・ラズベリー賞(略してラジー賞)の2023年版ノミネーションが、これもオスカー・ノミネーションの前日に発表された。

マリリン・モンローの伝記映画『ブロンド』が最多で8つの候補に

今回はアンドリュー・ドミニク監督のマリリン・モンローを描いた『ブロンド』がワースト作品賞を含む8つの候補で最多ノミネート。ラッパーのマシン・ガン・ケリーのコメディ『グッド・モウニング/人生最悪のハイな1日』は7部門で候補に。またトム・ハンクスがディズニーの実写版『ピノキオ』でワースト主演賞、『エルヴィス』でワースト助演賞とダブル候補。さらにワーストカップル賞にもノミネートされた。授賞式はオスカーの前日、3月11日に行われる。

各部門のノミネート結果は以下の通り。

●ワースト映画作品賞
『ブロンド』
『ピノキオ』
『グッド・モウニング/人生最悪のハイな1日』
『The King’s Daughter』
『モービウス』

●ワースト主演男優賞
コルソン・ベイカー(別名マシン・ガン・ケリー)『グッド・モウニング/人生最悪のハイな1日』
ピート・デヴィッドソン(声)(『マーマデューク』)
トム・ハンクス(ゼペット)(『ピノキオ』)
ジャレッド・レト(『モービウス』)
シルヴェスター・スタローン(『サマリタン』)

●ワースト主演女優賞
ライアン・キーラ・アームストロング(『炎の少女チャーリー』)
ブライス・ダラス・ハワード(『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』)
ダイアン・キートン(『Mack & Rita』)
カヤ・スコデラリオ(『The King’s Daughter』)
アリシア・シルヴァーストーン(『ジョーズ・バケーション』)

●ワースト助演男優賞
ピート・デヴィッドソン(カメオ出演)(『グッド・モウニング/人生最悪のハイな1日』)
トム・ハンクス(『エルヴィス』)
グザヴィエ・サミュエル(『ブロンド』)
エヴァン・ウィリアムズ(『ブロンド』)
モッド・サン(『グッド・モウニング/人生最悪のハイな1日』)

●ワースト助演女優賞
アドリア・アルホナ(『モービウス』)
ロレイン・ブラッコ(声)(『ピノキオ』)
ペネロペ・クルス(『355』)
ファン・ビンビン(『355』『The King’s Daughter』)
ミラ・ソルヴィノ(『Lamborghini: The Man Behind the Legend』)

●ワースト監督賞
ジャド・アパトー(『ザ・バブル』)
コルソン・ベイカー(別名マシン・ガン・ケリー)(『グッド・モウニング/人生最悪のハイな1日』)
アンドリュー・ドミニク(『ブロンド』)
ダニエル・エスピノーサ(『モービウス』)
ロバート・ゼメキス(『ピノキオ』)

●ワースト脚本賞
『ブロンド』
『ピノキオ』
『グッド・モウニング/人生最悪のハイな1日』
『ジュラシック・ワールド/新たな支配者』
『モービウス』

●ワースト・リメイク、パクリ、続編映画賞
『ブロンド』
『愛は、この日を迎えて』&『愛は、新たな日々へ』
『ピノキオ』
『炎の少女チャーリー』
『ジュラシック・ワールド/新たな支配者』

●ワースト・カップル賞
コルソン・ベイカー(別名マシン・ガン・ケリー)とモッド・サン(『グッド・モウニング/人生最悪のハイな1日』)
ホワイトハウスの虚偽のベッドルーム場面に出てきた実在のキャラ(『ブロンド』)
トム・ハンクスと彼のラテックスでメイクした顔(とおかしなアクセント)(『エルヴィス』)
アンドリュー・ドミニクと彼の女性問題(『ブロンド』)
『愛は、365の日々で』の2つの続編(どちらも2022年公開)

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