アカデミー賞授賞式の前日に発表される恒例のワースト映画賞、ゴールデン・ラズベリー賞(通称ラジー賞)の2023年版が発表された。
今回ノミネーション時点でワースト主演女優賞候補に『炎の少女チャーリー』の12歳の俳優ライアン・キーラ・アームストロングをリストアップしたことが炎上し、これを撤回する事態を起こしたことから、今回のワースト主演女優賞は自らのアワード自体を最も最低な主演女優として自戒している。また最低作品賞は故マリリン・モンローの人生を搾取しているとして彼女の伝記映画『ブロンド』が選出された。また『イニシェリン島の精霊』で今年のアカデミー賞主演男優賞候補になっているコリン・ファレルが名誉挽回賞に選ばれた。受賞結果は以下の通り。
ワースト作品賞 『ブロンド』
ワースト主演男優賞 ジャレッド・レト(『モービウス』)
ワースト主演女優賞 ラジー賞(彼らの第43回最低女優賞のノミネーション自体を対象)
ワースト助演男優賞 トム・ハンクス(『エルヴィス』)
ワースト助演女優賞 アドリア・アルホナ(『モービウス』)
ワースト監督賞 コルソン・ベイカー(別名マシン・ガン・ケリー)(『グッド・モウニング/人生最悪のハイな1日』)
ワースト脚本賞 『ブロンド』
ワースト続編・リメイク・パクリ映画賞 『ディズニーのピノキオ』
ワースト・カップル賞 トム・ハンクスと彼のラテックスでメイクした顔(とおかしなアクセント)(『エルヴィス』)
名誉挽回賞 コリン・ファレル