ピアニストとしての成功を夢見るジュリアの人生を、些細な選択の積み重ねで枝分かれし、交差する4つの人生として描き、だれの胸にも響く人生賛歌を紡ぎ出した映画『ジュリア(s)』が5月5日(金・祝)より全国公開となる。そしてこの度、“アラン・ドロンの再来”と謳われた俳優ラファエル・ペルソナの登場シーン映像と監督コメントが解禁された。
この度解禁された本編映像は、偶然本屋で出会ったジュリアとポールが、近くのお店で雨が上がるまでの会話を楽しむシーンが収められている。数学の研究者であるポールは「確率的過程とブラウン運動」という本を論文のために買ったと話し、「偶然は数学的法則に基づくことを証明したい」と言う。そして隣のテーブルに居る男性客を例に、「彼の酔い具合によって変わる、家に辿り着くまでの歩行距離を数学的に予測するんだ」とジュリアに説明する映像となっている。
12歳の頃から演劇を始め、舞台・TV作品を経て映画の世界に飛び込んだラファエル・ペルソナ。フランスにおけるアカデミー賞、セザール賞の「優秀若手男優賞」にノミネートされるなど演技力を評価される一方で、その端正な顔立ちでも注目を集める。数年前にプロモーションで来日した際にも“アラン・ドロンの再来”と表現された。
本作にラファエル・ペルソナを起用した理由として監督は「ラファエル・ペルソナは、理想的な結婚相手の一面と、ダークな一面の両方を持っているので、ジュリアの初恋の相手にふさわしいと思いました。彼はその両方を見事にこなし、男性であること以上の魅力をもたらしてくれました。それがあってポールに、ろくでなしでも王子様でもない様々な側面を持たせることに成功しました。」と評価した。
『ジュリア(s)』
5月5日(金・祝)よりシネマート新宿ほか全国公開
配給︓クロックワークス
©WY PRODUCTIONS–MARS FILMS–SND-FRANCE 2 CINÉMA