映画ファンも要注目！韓国ドラマのトレンドって？

2023-06-02

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スペシャル動画配信韓国ドラマ Netflix Amazon Prime Video ディズニープラスなにもしたくない～立ち止まって、恋をして～

各配信サービスでも一大人気コンテンツとなっている韓国ドラマ。いまの韓国ドラマのトレンドをお伝えしながら映画ファンも注目したい最新作をピックアップしてご紹介します！（文・山村祥子／デジタル編集・スクリーン編集部）
カバー画像：「なにもしたくない～立ち止まって、恋をして～」© 2022 KT StudioGenie Co., Ltd. All Rights Reserved

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【イチオシ】人生に不器用な2人のヒーリング・ラブストーリー
「なにもしたくない～立ち止まって、恋をして～」

職場でのいじめ、失恋、母親の死…。度重なる悲しい出来事と都会でのせわしない日々に、すっかり心が消耗してしまった会社員のイ・ヨルム。限界まで頑張ってきたけれど、ある日突然、何かがプツンと切れた。

会社を電撃退職してヨルムが向かったのは、海沿いの町アンゴク。ヨルムはそこで、一年間何もしないで過ごすことを決める。好きな時にお酒を飲み、海を見ながらランニングし、図書館の司書デボムら住民たちと交流する日々。人生の休暇のような特別な時間を過ごすなかで、ヨルムの心にも変化が訪れる。

人気のウェブ漫画を原作に、ゆったりと丁寧に紡がれる人間模様が心地よいヒーリングストーリー。お互い気にしているのに、なかなか恋愛に発展しないヨルムとデボムの関係もムズキュン要素たっぷり。

『殺人者の記憶法：新しい記憶』（2017）のキム・ソリョンがほぼノーメイクでヨルム演じ、ナチュラルな美しさを見せている。デボム役を演じたのは『非常宣言』（2022）のイム・シワン。心に傷を抱えるシャイな図書館司書を繊細に演じ、全話を通じて癒しの存在に。監督兼脚本のイ・ヨンジュン（「コーヒープリンス1号店」）とホン・ムンピョによる、登場人物たちの等身大のセリフも共感を呼ぶ。

ヨルムが最後に辿り着いた“自分にとっての幸福”とは。人生をリセットした彼女ならではの言葉に注目だ。

登場人物紹介

アン・デボム（イム・シワン）

極度の恥ずかしがり屋で口数は少ないが、心優しい青年。図書館の司書として働く。類まれな数学の才能の持ち主。

イ・ヨルム（キム・ソリョン）

つらい出来事が重なり、都会での息のつまる会社員生活を捨てて海辺の町アンゴクに移住。お酒が大好き。

映画ファンもここに注目！

映画でも活躍中のイム・シワン主演

アイドルから俳優へ、着実に経験と実力を積み重ねてきたイム・シワン。狂気的な悪役を演じた『スマホを落としただけなのに』（2023）（Netflix映画）や『非常宣言』での怪演から一転、本作では抑えた演技で癒し系の青年デボムを好演。数学に向き合う真剣な姿、悲しい過去ゆえのどこか陰のある姿などさまざまな表情を見せ、キャラクターに深みを与えている。

豪華K-POPアーティストが参加したOST

ドラマを彩るOST（Original Sound Track）には豪華K-POPアーティストが集結。TWICEのジヒョが歌う「不思議な一日」、ENHYPENヒスン、ジェイ、ジェイクによる「ZERO MOMENT」、さらに宇宙少女ソラ、THE BOYZのジェイコブ、ヒョンジェ、キューらも参加。イ・ユンジョン監督と「コーヒープリンス1号店」でも組んできたプロデューサー、Tearlinerも参加している。

この人に注目！イム・シワン

画像: Photo by Lionel Hahn/Getty Images — Photo by Lionel Hahn/Getty Images

1988年12月1日生まれ。アイドルグループ“ZE：A”のメンバーとして2010年にデビュー後、『弁護人』（2013）やドラマ「ミセン-未生-」（2014）で脚光を浴びる。狂気のテロリストを演じた『非常宣言』（2022）で釜日映画賞の助演男優賞を受賞。『シュリ』のカン・ジェギュ監督が手掛けた『1947 ボストン（原題）』（2023）が最新作に控える。