カバー画像:「なにもしたくない ~立ち止まって、恋をして~」© 2022 KT StudioGenie Co., Ltd. All Rights Reserved
チェック1:職場に学校…胸キュン恋愛模様は身近な場所で展開
韓国ドラマに欠かせない、胸キュン恋愛模様。職場や学校など、身近な場所を舞台にしているのが近年のトレンドだ。「気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!」「先輩、その口紅塗らないで」は仕事に邁進する女性と年下の同僚との恋が、社内恋愛の“あるある”とともに描かれる。
御曹司×平凡女子の定番の組み合わせも「社内お見合い」では職場で展開。「わかっていても」では同じ大学の男女の恋が描かれる。「私の解放日誌」の出会いは近所。鬱屈とした日々を送るヒロインと謎めいた男性の関係が、印象的な台詞とともに丁寧に描かれる。日常的な場所から始まる恋模様に、親近感を感じながら楽しめるはず。
チェック2:映画好きも満足! ゾンビやSFなど多様なジャンル
作品ジャンルの多様化が進む韓国ドラマ界。映画から始まったゾンビブームはさらに進化し、朝鮮王朝を舞台にした「キングダム」や「今、私たちの学校は…」など、様々な時代を背景に描かれている。
異形とのバトルを描いた作品も増え「悪霊狩猟団:カウンターズ」では悪霊と、「SWEET HOME-俺と世界の絶望-」では怪物との戦いが展開。韓国初のSFドラマとして月面探査を描いた「静かなる海」は、映画級のスケールとVFXによる映像美が話題になった。
「アンナラスマナラ-魔法の旋律-」は本格的なミュージカルシーンを描いた挑戦的な作品。チ・チャンウクの美しい歌声と幻想的な世界が繰り広げられる。
チェック3:ドラマをヒットに導く魅力的なヒロインたち
魅力的なヒロインは、近年のヒット作の共通項でもある。「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の主人公は、自閉症スペクトラム障害をもつ弁護士。「恋慕」のタミは亡き兄の代わりに宮女から世子になる決意をし、「二十五、二十一」のナ・ヒドはフェンシングに情熱を注ぎ世界で戦うなど、夢や使命にまっすぐに道を切り開いている。
一方「39歳」では、仲の良い3人の女性たちの1人にがんが発覚。喜びや悲しみを共有しあい、残された時間を大切に生きようとする姿が涙を誘う。そんな魅力的なヒロインたちの隣には、思いを尊重し献身的に支える男性たちの姿が。変わりゆく恋人たちの関係性にも注目だ。
新作韓国ドラマピックアップ!
「私たちの人生レース」
学歴も良い家柄もない平凡なヒロインが、一流広告マンになるべく奮闘するサクセスストーリー。「華政」のイ・ヨニがキャリアや友情、恋愛に悩みながらも前向きに頑張る主人公を好演。ワークライフバランス重視のエリート、ロールモデルの女性、コミュ力が高いCEOなど、仕事への価値観がそれぞれ異なるキャラクターたちにも注目。
「配達人 ~終末の救世主~」
深刻な大気汚染で荒廃した2071年。防毒マスクなしでは生存が困難な世界で、人々に酸素を運ぶヒーロー“配達人”たちと、酸素を独占する組織との戦いを描く。主人公の配達人“5-8”役にキム・ウビン。彼と『MASTER/マスター』(2016)で組んだチョ・ウィソク監督が演出を手掛ける。世紀末のような世界で繰り広げられる迫力のアクションに注目。
「九尾狐伝1938」
妖怪と人間の恋をアクションとともに描いたドラマ「九尾狐伝~不滅の愛」の続編。前作で番組プロデューサーのジアと恋に落ちた九尾狐のイ・ヨンが、1938年にタイムスリップ。混沌とした世界で、現代に戻るための死闘が繰り広げられる。韓国ドラマで初めて男性の九尾狐を演じたイ・ドンウクが主演を続投し、再び激しいアクションを見せる。