『エミリー、パリへ行く』『マンマ・ミーア! ヒア・ウィ・ゴー』の製作者が贈るヒューマンドラマ『テノール! 人生はハーモニー』(6月9日(金)全国順次公開)より、映画の舞台となるオペラ座・ガルニエ宮のグラン・ホワイエで、主人公のラッパーと“オペラ”そして一流オペラ教師との運命的な出会いを捉えた本編映像が解禁となった。

オペラ座・ガルニエ宮、グラン・ホワイエにラップとオペラが響き渡る本編映像!

本作『テノール! 人生はハーモニー』は、『エミリー、パリへ行く』『マンマ・ミーア! ヒア・ウィ・ゴー』の製作者が贈る、<オペラ>が引き合わせた、一流オペラ教師とその日暮らしのラッパーの快進撃を描くヒューマンドラマ。パリ、オペラ座・ガルニエ宮。スシの出前でやってきたラップ好きのフリーターの青年アントワーヌ(MB14)が披露したオペラの歌真似がまさかの超美声。アントワーヌに才能を見出した一流オペラ教師マリー(ミシェル・ラロック)は彼を猛スカウト。次第にオペラに興味を持ちはじめ “オペラ座とは住む世界が違う”と思いながらも、内緒でマリーとふたりのオペラ猛レッスンを始めるが——。

今回公開された映像は、そんな青年アントワーヌとオペラ教師マリーの出会いを収めたもの。

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バイト先のスシレストランのデリバリーでオペラ座・ガルニエ宮にやってきたアントワーヌは、届け主を探してガルニエ宮の中をさまよう。歌声に導かれるように大広間へと入ると、練習生がオペラの歌唱をしていた。その美しい声に心が奪われるアントワーヌ。他の生徒に商品を預けた後もその場を立ち去れずにいると、その男性から「スシ野郎、失せろ」と言われてしまう。するとアントワーヌはすぐさま「えばり腐るな、ベートーヴェン」と応酬。

アントワーヌは普段地元でラップバトルに興じており、即興で相手をディスることなどお手のもので、続けてオペラの歌真似まで披露。気まずそうに笑みを浮かべながら聞いていた男性のほかに、その声に心を奪われている者がいた。アントワーヌがその場を去ろうとするところに声をかけたのは、ここにいる練習生たちを指導する一流オペラ教師マリーだった。彼女はアントワーヌに「オペラの経験が?」と声をかけるが、彼は捨てゼリフをはきながら去っていく。スシの注文をしたのはマリーで、この後、彼女の思いがけない行動によりアントワーヌの人生は大きく動き出すことになる。

このシーンが撮影されたグラン・ホワイエは、上演の間にガルニエ宮を訪れた観客が過ごすロビーのことで、ヴェルサイユ宮殿の鏡の間を思わせる豪華絢爛な必見スポットだが、本作では贅沢にも練習生たちの稽古場として使用。本作が単独初監督となるクロード・ジディ・ジュニア監督は、この場所を稽古場として使ったことについて「オペラ座は“豪華だけど、他の稽古室もこんなものさ”と自然に見えるようにした。この映画はフィクションだから、アントワーヌにとって魔法の場所にしたかったんだ」とその理由を説明する。

ロックダウンの影響もありオペラ座内部を使う許可を勝ち取った撮影チームは、10日間機材を置きっぱなしにし、装飾も好きに変更できるという好環境のなか、施設内の様々な場所を贅沢に使って撮影が行われた。この場所と大きく関わることになるアントワーヌだけでなく、観る者には眼福そのものであることも本作の魅力のひとつだ。

画像: (左から)アントワーヌ(MB14)、マリー(ミシェル・ラロック)

(左から)アントワーヌ(MB14)、マリー(ミシェル・ラロック)

主人公である青年アントワーヌを演じるのは、大人気オーディション番組「THE VOICE」でそのカリスマ性を爆発させて準優勝した、ビートボクサーMB14。劇中すべてのオペラ歌唱にも挑戦し、アントワーヌさながらに《蝶々夫人》《椿姫》《トゥーランドット》などオペラの名曲を歌い上げ、天才的な歌の才能を惜しみなく披露している。

『テノール! 人生はハーモニー』
6月9日(金) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
配給:ギャガ 原題:TENOR/101分/フランス/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/字幕翻訳:古田 由紀子/映倫G
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