「これこそピクサー作品!」とチーフ・クリエイティブ・オフィサーが太鼓判
[もしも火・水・土・風のエレメントの世界があったら、どんな性格で、どんな暮らしをしているのか、どうやって触れ合う事ができるのか?]というコンセプトの世界を舞台にした本作では、主人公の火の女の子・エンバーと水の青年・ウェイドが、ひとりでは気づけなかった新たな“自分の可能性”に出会う物語を描く。
ロサンゼルスのアカデミー映画博物館で開催された本プレミアには公開を祝うたくさんの観客が駆け付け、カラフルな装飾に囲まれた会場にシックで華やかな衣裳に身を包んだキャスト&制作陣が登場。大熱狂に包まれる中プレミアが幕を開けた。
本作の舞台は、4つのエレメントたちが暮らす街[エレメント・シティ]。カラフルで楽し気なエレメントたちが暮らす街だが、この街にはたったひとつ、“他のエレメントとは関わらない”というルールがあった。ピクサーから誕生する新たな“もしもの世界”について、これまで『モンスターズ・インク』や『カールじいさんの空飛ぶ家』など、多くの名作を世に生み出してきたピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるピート・ドクターは「この映画に興奮しています。本当に素晴らしい。これこそがピクサー作品です!」と大絶賛。
本作ではそんなエレメント・シティで、火の街から出ることなく父の店を継ぐために頑張っていたエンバーが、ある日偶然自分とは正反対で自由な心をもつウェイドと出会い、初めて世界の広さに触れることで、次第に火の街の外へひそかな憧れを抱くようになっていく姿が描かれる。
ドクターはまた「誰もが楽しめる内容になっていると思います。私たちはいつも、子どもから年配の方、すべての人に向けて、ユーモアのあるもの、大人向けの洗練されたものなどみんなが楽しめる要素を作品に入れるよう取り組んでいますが、本作はどんな世代の人でも一緒に観に行けて楽しめる数少ない映画になっています」と語り、チーフ・クリエイティブ・オフィサーとして本作への大きな自信を覗かせた。
監督を務めたピーター・ソーンは[エレメント・シティ]について「“火”や“水”はもちろん、“土”と感じられる建物や“風”と感じられる建物をどうデザインしていくのかなど、エレメント・シティの中でそれぞれの特性をどう表現するかを考えるために、映画だけではなく、イラストもたくさん見ましたし、リサーチもしました」と本作の製作過程についてコメントし、「このエレメント・シティの中に出てくる“火”や“水”のエレメントが、全然違っているけれども一緒に協力していく、違うからこそお互いの新しい一面を知っていく、というところに私はものすごく共感しました」と本作の物語が持つ共感性について明かした。
『マイ・エレメント』
8月4日(金)全国ロードショー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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