本作は、柳楽演じる場末のクラブのホストが、ある日突然“死んじまった”ことから始まる“幽霊”ヒューマンドラマ。柳楽優弥が、俳優キャリア20年にして主演最新作で初の“幽霊”役を演じる。この度、2010年の「TOKYO23〜サバイバルシティ」以来、13年ぶりのWOWOW連続ドラマ主演となる柳楽が演じるのは、未来に希望を持たず、ただただ無為に人生をやり過ごしている売れないホスト・桜田和彦(さくらだ・かずひこ)役。
本作はそんな桜田が、不慮の事故で命を落とし、自分と同じく成仏できずにいる個性的すぎる幽霊たちと一つ屋根の下で暮らす中で、「ゴミみたい」だと思っていた自身の人生を見つめ直し、人知れず抱えていた後悔と向き合っていく姿を描く。生きることに執着がなかった桜田が、幽霊たちと過ごすうちに失われていた人間性を幽霊となって初めて取り戻していく物語。近年、サイコスリラー「ガンニバル」での狂気の演技で世界的に注目を集める柳楽が、そのイメージとは正反対のキャラクターをどのように演じるのかに注目だ。
そんな本作のメイン監督を務め、完全オリジナルで全話の脚本を担当するのは映画『そうして私たちはプールに金魚を、』で、サンダンス映画祭の日本人初グランプリを受賞、近年は森田剛主演の短編映画『DEATH DAYS』などでも話題を集めた長久允。WOWOWで作品を手掛けるのは、2021年に放送・配信された連続ドラマ「FM999 999WOMEN’S SONGS」以来となる。柳楽とは初タッグの長久が、2021年に映画「写真の女」でデビューした串田壮史とともに、独自のエモーショナルな映像世界と小気味よいユーモアセンスで、幽霊たちのいとおしい日々を魅力的に描き出す。
さらに、桜田とともに一つ屋根の下で暮らすこととなる個性豊かな幽霊を演じるキャスト陣も近日発表。幽霊として生き直す桜田の初めての友人となる人物や、淡い恋の相手!? となる人物、さらにあの歴史上の超有名人も登場!? そして人間界からも強烈キャラが参戦……? 見終わった後、今生きている自分たちの世界を大切にしたくなる、ほろ苦く、切なく、そして温かい“幽霊たちの生きざま”を描いた連続ドラマW-30「オレは死んじまったゼ!」。この度、主演・柳楽優弥&監督・長久允のコメントも到着した。
■コメント <主演・柳楽優弥>
長久監督の『そうして私たちはプールに金魚を、』を観たことがあり、とても好きな監督だったので今回参加できて嬉しかったです。
映像表現に遊び心がある面や、監督のクリエイティブなセンスを感じる編集が好きなので、この座組のチームワークの中で長久組ワールドに入れることにワクワクしました。
僕が脚本を読み終わった後に感じた“不思議と前向きになる感覚”を視聴者の皆様にも感じて頂ける気がします。
ぜひご覧下さい。
■コメント <監督・長久允>
この度、「FM999」に続いてWOWOWさんでオリジナルドラマを制作させていただくことになりました。それも主演に柳楽さんを迎えて!最高です。ありがとうございます。
私は今まで生きるとか死ぬとかばかりを物語の中心に据えてきたのですが、改めて、「死んだ後」について向き合って描いてみました。
つまり「幽霊」の物語です。死んでから、どう生きていくか。と言う話です。幽霊ものですが、ホラーではありません。ある種のホームコメディです。
これから発表されるキャスト、スタッフの面々もとても贅沢な方々です。ぜひ、放送をお楽しみに!!
連続ドラマW-30「オレは死んじまったゼ!」
第1話無料放送【WOWOWプライム】/無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】
■放送・配信:2023年9月より、放送・配信スタート(全7話)