貝のマルセルが、離れ離れの家族を探すため、外の世界へ!その直前の様子を捉えた本編映像を公開!!
実写とストップモーションを組み合わせ、監督自身が本人役で出演するなど、フィクションでありながらもドキュメンタリーのように見せかけたモキュメンタリー手法で、“たった2.5センチの、靴をはいたおしゃべりな貝”マルセルの姿を、コミカルに、エモーショナルに描く本作。YouTubeで公開した短編から始まった本作は瞬く間に累計再生回数5,000万回を記録し、長編映画化。やがてアカデミー賞をはじめ世界の映画賞レースを熱狂させ、一気にスターダムに駆け上がった。
貝なのに驚いたり、意気込んだり、涙を流したり、まるで人間と同じような感情表現をする、靴をはいた小さな貝・マルセル。不慮の事故で離れ離れになってしまった家族を見つける為に、同居する映像作家のディーンの協力を得て、自ら出演するYouTube動画をアップすると、動画がSNS上でバズを起こし、思わぬ形で全米の人気者となってしまう様相が描かれていく。
家族を捜索するために、普段暮らしている一軒家を出て外の世界に向かい、未知なる冒険をしようと決意したマルセル。今回到着した本編映像では、事前準備を進めていく様子が映し出される。
“外は危険”という情報を得ていたマルセルは、自宅にあったマッチ棒、ペンライト、ヘルメットを装着して武装モードに大変身! 未知なる世界へ飛び込むための準備を進めていくのだが、ここでひとつ心配事が…。
それは同居する唯一の家族である祖母・コニーを、一人で留守番させてしまう事だった。彼女を守る為にマルセルは、レーズンや水といった非常食から、停電用の懐中電灯、救助信号用の花火、暇を持て余したときの本まで手配する。それでも不安を拭えないマルセルは、キッチン用のザルでコニーを囲い、身の安全を確保しようとするも、コニーからは「出してちょうだい」と拒否されてしまう…。防災品の準備から説明までこなす、神経質で心配性なマルセルの様子が伺えるが、広い世界へ飛び出した先には何が待っているのか?
自ら出演、脚本、監督を務めたディーン・フライシャー・キャンプ氏が、おしゃべりで好奇心あふれる貝・マルセルの存在を紐解いてくれた。
「マルセルは体長2.5センチ、5セント硬貨ぐらいのサイズです。彼は思わぬ形で全米中の注目の的となり、反動によって大きな悩みを抱えていきます。しかしマルセルは絶望もせず、悲劇のヒーローを気取ることもありません。彼は自分のことを愛しているからです。辛い状況にある時にこそ、人はより強く成長するということを、マルセルを通して描きました」とコメントを寄せ、本作で伝えたいテーマも解説してくれた。
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