今年結成 15 周年を迎える、アコースティックギターと MC の二人組バンド MOROHA の MC アフロが満を持しての映画初主演。舞台は宮城県石巻のとある離島。漁師の兄弟と、東京からやってきたワケあり漫画家の突然始まった共同生活は、やがて彼らの止まっていた時間を動かしていく─!
人間の弱さ醜さを含めた真実に迫る音楽を世に送り出してきたMOROHA は、音楽ファンに絶大な人気を誇る。15 周年記念のニューアルバム『MOROHA V』をリリース、7月からはアルバムを引っ提げた全国ツアーもスタートし、まさに今年は MOROHA イヤー。そんな中、アフロが映画界にも旋風を巻き起こす!
映画『さよなら ほやマン』の主人公を演じるのはアフロしかいないと、制作側からの熱烈オファーにより脚本を渡され、物語の熱いメッセージに深く共鳴。自分がやらねばと運命を感じて初主演を決心した。両親を亡くし弟と懸命に生きてきた漁師のアキラ役を熱演し、観客を魅了する。漁師という役柄になりきるために、小型船舶の免許を取得し、素潜りのスクールに通うなど、全てを自分で演じられるよう万全の準備で挑んだ。
監督を務めたのは本作が長編デビューとなる庄司輝秋。短編『んで、全部、海さ流した。』(2013)以来の監督作で前作に続き自身の故郷である石巻を舞台に、笑って泣ける<家族の再生>の物語を完成させた。
この度、劇中場面写真とともに、主演アフロよりコメントが到着。「演技に長けている人は他にいたはずだ。それでも「お前じゃなきゃダメだ」と言ってくれた。それは「音楽で晒している生き様をそのままぶつけろ」という、監督から与えられた使命だと思った。(中略)完成した作品を前に確信した。俺じゃなきゃダメだった。「初めてにしては良くやった」なんて生易しいものじゃない。アキラの葛藤は俺のものだった。これまでの自分のキャリアの全てを注ぎ込めたこと、誇りに思います。」と、並々ならぬ気合いと完成した作品への自信を覗かせている。
【コメント全文】
演技に長けている人は他にいたはずだ。
それでも「お前じゃなきゃダメだ」と言ってくれた。
それは「音楽で晒している生き様をそのままぶつけろ」という、監督から与えられた使命だと思った。
生き様でナメられたくないから、台本を気が遠くなる程に読み込んだ。
あたり構わず教えを乞うた。
小型船舶の免許を取得し、ロープの繋ぎ方を覚え、素潜りのスクールにも行った。
その結果、俺は良い役者になれたのか。
それはわからない。
だけど、完成した作品を前に確信した。
俺じゃなきゃダメだった。
「初めてにしては良くやった」なんて生易しいものじゃない。
アキラの葛藤は俺のものだった。
これまでの自分のキャリアの全てを注ぎ込めたこと、誇りに思います。
アフロ(MOROHA) 阿部アキラ役
さよなら ほやマン
11月3日(金・祝) 新宿ピカデリー他全国ロードショー
©2023 SIGLO/OFFICE SHIROUS/Rooftop/LONGRIDE
配給:ロングライド/シグロ