1991年に日本公開(USは1989年に公開)された名作アニメーションを実写映画化した『リトル・マーメイド』が6月9日(金)より公開中。すでに観客動員数109万人を超えた本作の大ヒット記念イベントが開催され、主人公アリエル役のプレミアム吹替版声優を務めた豊原江理佳、実写版『美女と野獣』(2017)ベル役の吹替声優・昆夏美、実写版『アラジン』(2019)ジャスミン役の吹替声優・木下晴香らが集結した。

思わず涙を流すファンも・・・
豊原江理佳が「パート・オブ・ユア・ワールド」を生歌唱

先だって公開されたアメリカでは『アラジン』を超えるオープニング成績を記録した本作。6月9日(金)日本でも公開を迎え、公開2週目の週末は興行収入4億532万円、動員26万7,115人を記録し、2週連続No.1を獲得。6月21日(水)までに興行収入16億3,897万円、観客動員数109万2,631人を達成するなど大ヒットを記録している。

そんな大ヒットを受けて、公開後の周囲からの反響や本作の魅力を聞かれると、豊原は「家族や友人は公開日に見に行ってくれました!音楽がすごく良かった、キャラクターが可愛かったなど嬉しい感想をたくさん頂きました。本作は音楽の魅力にあふれていますし、映像も壮大なスケールで描かれています。個人的には、アリエルとエリック王子が惹かれあったところが丁寧に描かれていると感じ、新しいリトル・マーメイドとして楽しんで頂けると思います!」と、感激した面持ちで熱く喜びと魅力を語ったほか、「パート・オブ・ユア・ワールド」を生歌唱。会場中が聴き入り、中には涙を流すファンの姿もあった。

画像: 「リトル・マーメイド」吹替版アリエル役声優 豊原江理佳さん「パート・オブ・ユア・ワールド」歌唱映像@大ヒット記念イベント www.youtube.com

「リトル・マーメイド」吹替版アリエル役声優 豊原江理佳さん「パート・オブ・ユア・ワールド」歌唱映像@大ヒット記念イベント

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会場に駆け付けた『美女と野獣』昆夏美&『アラジン』木下晴香

イベントには、歴代ディズニープリンセス役声優の昆夏美(実写版『美女と野獣』)と木下晴香(実写版『アラジン』)が祝福に駆け付けた。アリエルをイメージした花束を2人から受け取り、ベル役昆とジャスミン役木下から賛辞を受けた豊原は大興奮。

画像: 会場に駆け付けた『美女と野獣』昆夏美&『アラジン』木下晴香

本作を鑑賞した感想と豊原の演技について聞かれた昆は「江理佳ちゃんの声は耳にスッと入るけど、頭と心と耳に残る忘れられない声だと思いました!私も過去にベル役を演じましたが、声だけで表現するのは本当に難しいんです。江理佳ちゃんはアリエルのままだなと感じて、本当にすごいと思いました!」と話し、また木下も「映画自体が海の世界に飛び込んだような美しい世界で、没入感がすごくあります。そして音楽が本当に素敵です。江理佳ちゃんの声はハリーの力強い表情に合わせて強さもありつつ、ふわっとした柔らかさと優しさで心に触れてくれました」と豊原の演技に賞賛を送った。

その後、それぞれの作品の大きな魅力である楽曲をイベントやテレビで披露した際の印象深いエピソードについて聞かれた三人。豊原は「映画館やテレビ、ショッピングモールなど色々な場所で歌を披露しましたが、その場所によってお客様の空気感が違うことに気づきました。生で歌わせて頂けたことが本当に良い経験になりましたし、自分としても幅が広がりました!」と回顧。

昆は「野獣役の山崎育三郎さんと沢山の音楽番組に出演しましたが、ボールルームのシーンでは本当にワルツを先生に習って本番に臨んだのです!山崎さんとリフトするシーンもありましたが、回を重ねるごとにだんだん慣れてきて、空中にいる時間の方が長かったように感じました(笑)」と振り返り、木下は「人生で一番緊張したのは某音楽番組でした。普段は舞台で歌うことが多いので、目の前にカメラや他のアーティストさんがいることにすごく緊張しました。本番前に別の方のマイクを手に取りかけたくらい緊張していたのです(笑)」と、当時のエピソードを明かした。

陸に上がるために魔法の力を使う大胆な決断をしたアリエルのように、思い切った決断をした過去を3人が振り返る一幕も。昆は「高校の進路を音楽高校に変えたことです。小さい頃から漠然とミュージカルの舞台に立ちたいという夢は持っていましたが、本当に叶えられると思っていなかったです。ただどうしても諦められずに、両親に頼んで音楽高校へ進学しました。あの決断が無ければ今ここにいないので、両親には本当に感謝です」と高校時代の選択を明かした。

続く木下は「『アラジン』のジャスミン役のオーディションに応募したことです。『美女と野獣』で野獣役を務めた山崎さんとたまたま舞台でご一緒した際に、ご自身がオーディションで決まったと聞き、自分もやってみたいと思い、初めて自分からマネージャーにオーディション応募を頼みました。あの時踏み出して本当に良かったです!」と『アラジン』にまつわるエピソードを披露。

豊原は「この仕事をするために20歳で上京したことです。当時は若かったこともあり、アリエルのようにワクワクした気持ちと勢いだけで東京に来ました。両親の元を離れて知らない場所にいることは不安でもありましたが、結果的に良かったと思いますし、新しい世界へ飛び出したいというアリエルの気持ちが私にもよくわかります」とアリエルの気持ちに重ねながら過去を振り返った。

豊原「(アリエルの)心の感じるままに動くという勢いは見習いたい」

最後は、自由を求めて前に進むアリエルの魅力について語った3人。昆は「ベルもアリエルも度胸がすごいですしハートが強いですよね!ジャスミンもそうですが、ディズニーのヒロインは強い意志を持って自分で前に進んでいくのが魅力的だと思います」と強い意思で進む姿を称賛。

木下は「ジャスミンは立場的にも自分から外には行けずに、アラジンに連れ出してもらってからどんどん心を開いていくのが魅力的。反対にアリエルは自分の心に真っすぐ前に進むところが魅力的で、それぞれ良さがあると思います!」と自身が演じたプリンセスの共通点や違いについて語る。

豊原は「アリエルは真っすぐ自分の好きなものや行きたい場所に向かって突き進むパワーや意志があります。知らないからこそできる、初めてだからこそできることもあると思いますが、心の感じるままに動くという勢いは見習いたいです!」と、改めてその魅力をアピールした。

最後に、3人で海の仲間たちをイメージしたくす玉を割り、大ヒット記念イベントは華やかに締めくくられた。

『リトル・マーメイド』
大ヒット公開中
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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