アモルト神父が実際に悪魔と対峙する姿も収められた特別映像
本作の主人公は、生涯で<数万回の悪魔祓い>を行った実在のエクソシスト、ガブリエーレ・アモルト神父(1925年誕-2016年没)。カトリック教会の総本山ヴァチカンのローマ教皇に仕えるチーフ・エクソシスト(主席祓魔師)であり、エクソシスト界では知らぬ者のいないレジェンド的存在の彼が記録した回顧録より誕生した本作は、彼が実際に経験した《壮絶な悪魔祓いの一部始終》を描く。
主人公アモルト神父役を演じるのは、『ビューティフル・マインド』『シンデレラマン』などでも実在の人物を演じ、『グラディエーター』でアカデミー賞(R)主演男優賞を受賞したラッセル・クロウ。物語の中でアモルト神父は、ローマ教皇から直接依頼を受け、憑依された少年ヘンリーのもとへ《悪魔祓い》(エクソシズム)へと向かう。少年ヘンリーの変わり果てた姿、絶対に知りえないアモルト自身の過去を話す姿を見て、これは病気ではなく“悪魔”の仕業だと確信したアモルト神父は、若き相棒のトマース神父とともに本格的な調査に乗り出すが、その先で衝撃の光景を目にすることに。
今回解禁されたのは、ガブリエーレ・アモルト神父について、ラッセル・クロウが語っている特別映像。中でも注目したいのが、本物の悪魔に取り憑かれ助けを求めやってきた患者たちに対し、実際に《悪魔祓い》(エクソシズム)を行っているアモルト神父本人の姿だ。
突如暴れ出した女性を制止しようとする姿など、アモルト神父の活躍を収めたこの貴重な映像は、『エクソシスト』(1973)のウィリアム・フリードキン監督が手掛けたドキュメンタリー作品『悪魔とアモルト神父 -現代のエクソシスト-』(2017)に収録されていたもので、我々人間にとって、恐ろしい悪魔の存在がいかに身近なものなのかを物語る。
果たして、長年悪魔と戦い続けてきたアモルト神父が目にする、史上最強の悪魔とは――――。本当の悪魔がもたらす恐怖体験を是非劇場で目撃してほしい。
『ヴァチカンのエクソシスト』
7月14日(金)全国の映画館で公開