映画「トランスフォーマー」 シリーズとは?
人気変形玩具を、緻密なメカ描写&壮大な破壊シーンで映画化、シリーズ全6作品の世界累計興行収入は48億4700万ドル(約6494億円※1ドル130円換算)を突破する人気シリーズ。
製作総指揮をスティーヴン・スピルバーグが務め、“破壊王”マイケル・ベイが2007年公開の第1作から第5作『最後の騎士王』(2017)までの監督を務めた。2018年にはスピンオフ『バンブルビー』(監督はトラヴィス・ナイト、ベイは製作に)も公開され大ヒット。
最新作『ビースト覚醒』では、新監督&新主人公、さらには“ビースト”を迎え、盛大に新章が開幕!
宇宙最悪の災いに〝ビースト〞と共に挑め!
日本発の変形ロボットの“おもちゃ”を基に、アニメやコミックで人気を拡大。2007年にはマイケル・ベイ監督によってアクション超大作映画になった『トランスフォーマー』。そこから6本の映画をヒットさせたシリーズが、新たなフェーズを迎える。
1990年代に作られたTVアニメ「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」も題材となり、キャストも一新。さらに広がるその世界観に目を疑うはずだ。
「ビーストウォーズ」で、動物の姿からトランスフォームした戦士が、マクシマルという種族として登場。オプティマスプライム、バンブルビーらおなじみのオートボットの面々とともに、宇宙を危機に陥れる最悪&最大の敵、ユニクロンとの戦いになだれ込む。
人間側の主人公ノアを『イン・ザ・ハイツ』(2021)などで急成長中のスター、アンソニー・ラモスが演じるほか、今年オスカー女優となったミシェル・ヨーが、ハヤブサから変身するエアレイザーを担当するなどボイスキャストも話題だ。
監督に抜擢されたのは『クリード 炎の宿敵』(2018)のスティーヴン・ケイプル・Jr.。過去のシリーズにリスペクトを捧げつつ、舞台となる1990年代の再現や、マクシマルのトランスフォーム映像など、これまでにない斬新なセンスも詰まり、すでに公開された全米ではシリーズファンを大満足させている。
敵であるユニクロンの信じられないビジュアルや、ノアと絶妙なやりとりをみせる新キャラ、ミラージュの魅力など、一瞬も飽きさせないスピーディな展開は、今後のシリーズの方向性を示す驚きのラストへと到達。
映像も、ドラマも、そしてキャラクターも規格外となったこの最新作。何が何でも劇場の大スクリーンで体感してほしい!
あらすじ
暗黒のトランスフォーマーの神、ユニクロンは、宇宙を破滅させるべく、無限の世界にアクセスできるトランスワープ・キーを探していた。そのキーを持つマクシマルたちは、ユニクロンが率いるテラーコンに急襲されるも逃走に成功する。
1994年、NYのブルックリンでは、元アメリカ陸軍二等兵のノアが、悪友のリークにそそのかされ、ポルシェを盗んで逃走。運転したポルシェがオートボットのミラージュにトランスフォームし、オプティマスプライムら仲間も現れる。
同じ頃、エリス島の考古学博物館で、研究者のエレーナが古代の小さな像に隠れた秘密を発見。それこそがトランスワープ・キーで、テラーコンたちとオートボットが現れて激しい戦いが始まる。
見どころ4選!
1:ついにビースト戦士が登場!
これまで実写版6作と深くリンクしなかった、大人気アニメシリーズ「ビーストウォーズ」。それをヒントにした新キャラが、マクシマルという種族として多数登場。
ゴリラの姿をしたオプティマスプライマル(アニメ版の名前はコンボイ)をリーダーに、ハヤブサ、サイ、チーターなど野獣=ビーストの戦士が大暴れする。
トランスフォームの映像も、過去6作とはまったく違うインパクトだし、オートボットたちとは別種の親しみやすさが新鮮かも!?
「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」とは?
1996~97年(日本は1997~98年)に放映されたアニメシリーズ。惑星エネルゴアを舞台にサイバトロン、デストロンの戦いが描かれ、ゴリラからロボット型に変身するコンボイなど、動物キャラがトランスフォームして活躍した。
2:舞台は1994年! 新主人公が活躍
『バンブルビー』の舞台が1987年で、『トランスフォーマー』1作目が2007年公開時の“現代”。本作はその中間の1994年でドラマが展開していく。
90年代カルチャーが再現され、トランスフォームするのもポルシェ911や日産スカイラインなど当時の車種。登場人物も前シリーズと無関係な面々だ。
元軍人で今は生活に困っているノアと、トランスフォーマーたちの戦いのきっかけを作るエレーナが、宇宙の運命を左右する戦いに巻き込まれる。
ノア(アンソニー・ラモス)(写真右)
ブルックリンに住む電子工学の天才。難病の弟の治療代に困っている。
エレーナ(ドミニク・フィッシュバック)(写真左)
考古学博物館のインターン。古代の像を調べ、戦いの扉を開けてしまう。
3:ペルーのマチュピチュ遺跡で大バトル!
マクシマルの暮らす未知の惑星に始まり、人間たちのドラマはブルックリンなどNYで展開されるが、舞台となる場所で今回の大きな見どころがペルーだ。
“天空の都市”と呼ばれるマチュピチュの遺跡でも、トランスフォーマーたちが激戦を繰り広げ、他のアクション大作では観たことのないビジュアルとスケール感に圧倒されるはず。人間の古代の歴史ともつながるのが「トランスフォーマー」の世界観なので、最高のロケ地と言えそうだ。
4:驚愕のラストが!?
中盤のマチュピチュでの戦いを上回るのが、クライマックスのバトルだが、その先には目を疑うような結末が待ち受けている。
今回の『ビースト覚醒』は新シリーズの1作目という構想なので、当然ながら続編のストーリーにも期待がかかるが、そのヒントともいえるラストシーンは、これから観る人にネタバレ厳禁だ。
公開されれば「びっくり!」「なるほど、そう来たか」など、さまざまな反響がありそう。できるだけ情報を入れないで劇場へ!
トランスフォーマーの声優陣にも注目!
トランスフォーマーたちを演じるキャストにも注目。オプティマスプライム役のピーター・カレンが続投しているほか、ロン・パールマン(オプティマスプライマル役)、ミシェル・ヨー(エアレイザー役)、ピーター・ディンクレイジ(スカージ役)が参戦!
主人公ノアの相棒ミラージュは人気コメディアンであるピート・デヴィッドソン(『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)のブラックガード役)が担当する。
また、日本語吹替版にも、ノア役の中島健人、エレーナ役の仲里依紗、オプティマスプライマル役で「ビーストウォーズ」でコンボイの吹替えを担当した子安武人など豪華キャストが参戦! もちろん、オプティマスプライム役は玄田哲章が続投している。
エレーナ役の仲里依紗からコメント
「『トランスフォーマー』は映画一作目からすごく好きで、息子がいるので家族で大好きです。私は自家用車をバンブルビーにしていたことがあるくらい好きだったので、最初にオファーを頂いたときは、やっと私のラブコールが届いたんだなと思ってすごく嬉しかったです。声優のお仕事も好きで、実写版は久々なので、今回もアクションなどすごく楽しみです」
ノア役の中島健人からコメント
「子供のころから『トランスフォーマー』が大好きで、今回この機会に携わることが出来てすごく光栄です。最初オファーを受けた時、心の中のビーストが覚醒しました!今作の舞台が1994年で僕の生まれ年なので、これも『凄いご縁!』と思いました。生まれ年の舞台となったニューヨークの登場人物を、その年に生まれた自分が演じられるっていうこともすごく嬉しいです」
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『トランスフォーマー/ビースト覚醒』
2023年8月4日(金)公開
2023/アメリカ/2時間7分/配給:東和ピクチャーズ
監督:スティーブン・ケイプル・Jr.
出演:アンソニー・ラモス、 ドミニク・フィッシュバック、ディーン・スコット・バスケス、トベ・ンウィーグウェ
声:ピーター・カレン、ロン・パールマン、ピーター・ディンクレイジ、ミシェル・ヨー
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