世界で最も有名なファッションドールであるバービーが遂に実写化! 予想を裏切る驚きの展開と、明日を明るく変える魔法のようなメッセージが待っている本作の魅力を、キャスト&監督インタビューや映画とピンクについてのコラムと共にお届けします!(文・山崎ともみ/デジタル編集・スクリーン編集部)

あなたは何にだってなれる!

画像: あなたは何にだってなれる!

世界一有名な着せ替え人形「バービー」は、1959年にアメリカのマテル社から発売された。生みの親のひとり、ルース・ハンドラーが、娘が遊べるおもちゃが無いことに気づいたのが始まりだ。

当時、息子が豊富なおもちゃで宇宙飛行士や医者などを夢見る一方、娘の遊ぶおもちゃは赤ちゃん人形くらいで、女の子向けに着せ替え人形を作ることにした。

それは娘の名バーバラから「バービー」と名付けられ、瞬く間に大ヒット商品に。革新的なおもちゃ「バービー」は当時から家や車を持ち、好きな職について、素敵なボーイフレンド(こちらは息子の名前より「ケン」)もいる。

そして誕生から今まで、子どもたちが憧れ、未来を想像し、何世代にも渡って愛され続けてきた……。

そして現代、最高のキャスト&製作陣によって実写映画化!

登場する多種多様なバービーとケンの中で、主演のバービーにマーゴット・ロビー、変わり者のバービーに「サタデー・ナイト・ライブ」のケイト・マッキノン、大統領バービーにドラマ「インセキュア」シリーズのイッサ・レイ。

ケン役にはライアン・ゴズリング、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)のシム・リウ、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)のジョン・シナなど超豪華。

監督には『レディ・バード』(2017)のグレタ・ガーウィグ、脚本『マリッジ・ストーリー』(2019)のノア・バームバックと実力派揃い。

この夏、映画の世界に待望のバービー・ランドがやってくる!!

あらすじ

ピンク色の街並み、ファッション、滑り台&プール付きのドリームハウス…ここは全てが完璧な、夢のバービーランド。パーティー! サーフィン!!

ずっとこんな毎日が続くと思っていたら、ある日突然バービーの身体に異変が。原因を探るべく、バービー&ケンは人間の世界へ! 行く先々で大騒ぎな彼女たちが、悩みのつきない現実世界で知る〈秘密〉とは…。

キャストも監督も脚本も、完璧なドリームチームが描く待望のサマームービーで、あなたもバービーランドへ。

登場人物

バービー(マーゴット・ロビー)

バービーのひとりで、本作の主役。明るくて強くて優しい、世界が憧れるファッショニスタ。

ケン(ライアン・ゴズリング)

バービーのボーイフレンド「ケン」のひとり、ただのケン。人間の世界へ飛び出す彼女について行く。

見どころ

予告編だけで15種類もの衣装チェンジ!

画像: 予告編だけで15種類もの衣装チェンジ!

バービーといえばファッション、着せ替え!ということで、予告編だけでも15種類もの衣装チェンジで魅せてくれるバービー。衣装担当のジャクリーヌ・デュランは、わずか11週間で劇中の衣装を作り上げたそう。

さらに、衣装に合わせた様々なヘア・アレンジも見どころ! ロングにショート、ポニテや三つ編みまで自由自在、魔法の様にファッションをチェンジできるバービーのバービーらしさに、あの頃ファッションドールで遊んだ人も遊ばなかった人も皆ワクワクしちゃうはず!

また、“ただの”ケンたる彼の衣装はバービーに比べ少ないそう。その理由は「誰もケンを気にしてないから」とのこと…。話題になったケン・ブランドの下着のアイデアはライアン自身からだそうで、少なくとも彼はケンをとても気にかけている様子!(よかったねケン!)

ケンも歌う!? 豪華なサントラアーティストたち

画像: ケンも歌う!? 豪華なサントラアーティストたち

ヒットメイカーPのマーク・ロンソンが手がける本作のサントラ。もちろん全曲必聴ですが、中でも人気ラッパーのニッキー・ミナージュ&大注目の新星ラッパー、アイス・スパイスの「Barbie World (with Aqua)」は要チェック。

こちらはマーゴット自身が監督に起用をお願いしたAQUAの「愛しのバービー・ガール」をリミックスしたスペシャルな楽曲です! 他にもマーメイドバービーを演じるデュア・リパ、リゾ、チャーリーXCX、ザ・キッド・ラロイなどなど、今を輝くスターが大集結!

さらに、“ケン”であるライアン・ゴズリングが歌う「I'm Just Ken」も!

監督のこだわりいっぱいの"ピンク"なセット

画像: 監督のこだわりいっぱいの"ピンク"なセット

映画に欠かせない世界観をつくる「ピンク」なセット。塗料を使い過ぎて、世界中でピンクが品薄になってしまった超バービーな話は有名ですが、そのこだわりはピンクにとどまらず…!

人が生み出した夢の“バービーの世界”を現世に生み出すべく、ハンドペイントの空に山々、水のないプールやシャワー、小物など、おもちゃらしい“つくりものっぽさ”を徹底的に追求。

大きなブラシで髪をとかし、滑り台で1Fへ降りるバービー。スパンコールにクリア素材、鮮やかすぎるピンク色! 愛と遊び心が詰まった、子どもたち憧れのキラキラな世界がここに…!!

バービー人形が伝え続けるメッセージ

画像: バービー人形が伝え続けるメッセージ

ブランドが掲げるメッセージであり、バービー自身のモットー「You Can Be Anything(あなたは何にだってなれる)」。

1959年に発売されたバービー人形は、マテル社の共同創業者ルースの、息子と比べて娘が遊ぶおもちゃから連想される、未来の狭さへの気づきから生まれた。そこから時代と共に進化を続けるバービーは、メッセージの通りこれまで200以上の職業に就き、様々な人種や特徴を持ち、今も沢山の人々に愛されている。

また昨年、ファッション界では全身ピンクのスタイル「バービーコア」がトレンドに。映画のビジュアル公開とあわせてバービーピンクが大きな話題になった。今夏もピンクの波がやってくること間違い無し!!

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『バービー』
2023年8月11日(金)公開
アメリカ/2023/1時間54分/配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:グレタ・ガーウィグ
出演:マーゴット・ロビー、ライアン・ゴズリング、アメリカ・フェレーラ、ケイト・マッキノン、エマ・マッキー、シム・リウ、ジョン・シナ、マイケル・セラ、デュア・リパ、ウィル・フェレル、ヘレン・ミレン

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