「日本に行ったらお庭でグリーンティーを飲みたい」
この度、急遽主演・製作をつとめたヴィッキー・クリープスと ZOOM が実現し、貴重なコメントをもらった。ヴィッキー曰く「最初のセレブカルチャーの犠牲者」となった美貌の皇妃が年齢や置かれた立場に抗おうとする本作のキモの部分になぞらえて、現在も若さと美しさに囚われる人々に向け、年を取ることの魅力を語ってもらった。また、映画の中で何度か登場する、彼女の開放的な性格を表すダンスシーンや、まだ日本に来たことがないという彼女の「お庭でグリーンティーを飲んでみたい」と、エリザベートを思わせるコメントも入手。笑顔が素敵なヴィッキーと、美麗な映像を堪能できる動画が到着した!
また、今回のZOOM インタビューでは⽇本映画についても触れてもらった。「10 代のときに⽇本の映画『Dolls』(北野武監督)を⾒て、まだ死⽣観についてわからなくても⼤丈夫、と⾔われた気がした」とのことで、2021 年にアカデミー国際⻑編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』もお気に⼊りだそうだ。
本作はヴィッキー⾃らが映画化を監督にもちかけ実現した作品で、エリザベートのキャラクター造形はヴィッキー⾃⾝の考案による部分も多い。本物のエリザベートの驚異のウェスト(史実では50cm)の再現については、監督からは特に痩せなくて良いと⾔われたものの、乗⾺やフェンシングなどのトレーニングで⾃然と痩せてしまったそう。「コルセットで締め付けられ紐で縛られると悲しい気持ちになり、外すと幸せな気分になって笑うことができた」と⾔っている。
⾃由を渇望したハプスブルク家最後の伝説的皇妃エリザベートの⼼の軌跡を描く『エリザベート 1878』は、8 ⽉25 ⽇(⾦)よりTOHO シネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマ 渋⾕宮下ほか全国順次ロードショー公開中。
【STORY】ヨーロッパ宮廷⼀の美貌と謳われたオーストリア皇妃エリザベート。1877 年のクリスマス・イヴに40 歳の誕⽣⽇を迎えた彼⼥は、コルセットをきつく締め、世間のイメージを維持するために奮闘するも、厳格で形式的な公務にますます窮屈さを覚えていく。⼈⽣に対する情熱や知識への渇望、若き⽇々のような刺激を求めて、イングランドやバイエルンを旅し、かつての恋⼈や古い友⼈を訪ねる中、誇張された⾃⾝のイメージに反抗し、プライドを取り戻すために思いついたある計画とは̶̶。
監督・脚本:マリー・クロイツァー 出演:ヴィッキー・クリープス、フロリアン・タイヒトマイスター、カタリーナ・ローレンツ、マヌエル・ルバイ、フィネガン・オールドフィールド、コリン・モーガン
2022 年/オーストリア、ルクセンブルク、ドイツ、フランス/ドイツ語、フランス語、英語、ハンガリー語/114 分/カラー・モノクロ/2.39 : 1/5.1ch 原題:Corsage 字幕:松浦美奈 字幕監修:菊池良生
後援:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京、ドイツ連邦共和国大使館、オーストリア政府観光局 提供:トランスフォーマー、シネマライズ、ミモザフィルムズ 配給:トランスフォーマー、ミモザフィルムズ
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