最新作を10倍楽しむために過去3作を振り返る！ 「ジョン・ウィック」これまでの歴史

第1作『ジョン・ウィック』（2014）

愛犬を殺された元殺し屋が裏社会に復帰し恐るべき復讐の鬼と化す

愛妻ヘレンを亡くし、失意の日々を送っていたジョン・ウィックは、ヘレンのために裏社会から足を洗った伝説的な凄腕の殺し屋だった。生きる気力を失っていたジョンだが、ヘレンが残してくれた子犬に愛情を注ぎ、新たな希望を見出したばかり。

そんな時、ジョンの愛車フォード・マスタングに目を付けた無謀な若者たちが、ジョンの家を襲撃し、愛車を盗んだ上、子犬を殺してしまう。怒りに燃えたジョンは復讐を決意し裏社会に戻ることに。

車を盗んだ首謀者は、ジョンが以前暗殺者として雇われたロシアンマフィアのボス、ヴィゴの放蕩息子ヨセフだった。ジョンが最強の暗殺者だと知るヴィゴは、高額の賞金をかけ、ジョンの暗殺を殺し屋たちに公示する。

ジョンは裏社会の御用達ホテル、コンチネンタルでヨセフの居所を突き止め、意外なピンチに見舞われるものの、ついに目的を達成。しかし今度はヴィゴがジョンに仇討ちをしようと彼の命を狙って来る。

第2作『ジョン・ウィック：チャプター2』（2017）

裏切り者のイタリアン・マフィアを粛清したジョンが裏社会から追われる身に

前作から5日後。ヴィゴの弟アブラムから愛車を取り戻したジョンは、ようやく静かな生活に戻ったかと思いきや、かつて引退の際に血の誓印を交わした旧知のサンティーノの来訪を受ける。

彼は亡き父の跡を継ぎ主席連合の地位に就こうとする姉ジアナの暗殺を誓印を盾にしてジョンに要求するが、ジョンがこれを拒否すると彼の家を爆破した。

仕方なく彼の要求を飲んだジョンは旧友でもあったジアナの暗殺を執行するが、するとサンティーノはジョンを裏切って彼に700万ドルの賞金をかけたため、ジョンはあらゆる暗殺者たちから狙われる羽目に。窮地に陥ったジョンは主席連合から独立した地下組織のボス、バワリー・キングを訪ね、援助を依頼。

追い詰めたサンティーノは中立地帯のコンチネンタルに逃げ込むが、ジョンは掟を破り、ホテル内でサンティーノに制裁を下す。これによって裏社会から追放処分となったジョンは、あらゆる暗殺者から追われる身となる。

第3作『ジョン・ウィック：パラベラム』（2019）

追放状態撤回のためジョンはかつて属した組織に接触を試みる

前作から数十分後。数多の暗殺者に追われながらニューヨークを脱出したジョンは、かつて彼が属していた組織ルスカ・ロマを頼ってモロッコへ。コンチネンタル・モロッコで支配人をしているソフィアは、かつて自身のボスだったベラーダに会いたいというジョンに協力するが、思わぬ展開に。

その後ジョンは砂漠を彷徨い、主席連合のさらに上位に坐する首長と面会。首長は今後主席連合に一生忠実に仕えれば暗殺指令を撤回するとジョンに進言し、ジョンは結婚指輪をはめた指を自ら切断して首長に奉仕を誓うが、その代わりウィンストン殺害を命じられる。

ニューヨークへ戻ったジョンはコンチネンタルへ向かい、ウィンストンと対面するが、殺害命令を拒絶。裁定人が送り込んだ襲撃部隊をすべて返り討ちにする。ウィンストンはそんなジョンを連合に従うふりをするため銃弾を撃ち込んで屋上から突き落とすが、バワリー・キングが負傷したジョンを回収する。