今度は“9秒”で終わらせる! 世の悪を完全抹消する男の最後の仕事が始まる
19秒で世の悪を完全抹消する闇の「仕事」請負人、通称“イコライザー”の活躍を描く大ヒットシリーズ第三弾にして最終章。今度の舞台はアメリカ・ボストンから遠く離れたイタリアへ。
素性も分からない自分を受け入れ癒してくれた心優しき人々のいる美しい田舎町で、主人公マッコールのイコライザーとしての最後にして最大の“仕事”が始まる。
昼と夜で違う二つの顔を持ち、不正や暴力に苦しむ弱き人々を救う元CIAトップエージェントのロバート・マッコール役には名優デンゼル・ワシントン。彼が同じ役を再演するのは本シリーズが唯一となる。
監督は『トレーニング デイ』(2001)に始まり、これがワシントンと五度目のタッグとなるアントワーン・フークア。事件の背景を追う謎のCIA捜査官役には、デンゼルとの共演が『マイ・ボディガード』(2004)以来19年ぶりとなるダコタ・ファニング。
ローマ、ナポリ、アマルフィなどで初の長期海外ロケが敢行され、物語はシリーズ最大のスケールで展開。イコライザーとは「平行、平準化、平衡化」などを意味する言葉。ここでは社会の悪を抹消し平穏を保つ仕事人としての意味を持つ。
あらすじ
シチリアでのとある事件で図らずも生死を彷徨う大怪我を負ったマッコール(デンゼル・ワシントン)は、よそ者の自分を身内のように看病してくれた心優しき人々のいる美しい田舎町で、イコライザーとして限界を感じ、静かに引退を決意する。
だが孤独な夜の顔を捨て、残りの人生をその地で過ごそうと誓った矢先、イタリアンマフィアによる事件が街で次々と発生。恐怖におびえる街の人々を前に、マッコールの中で静かにしかし確実に怒りが増幅していく。そして悪に対する怒りがついに一線を越える時が来る。
登場人物
最強の仕事請負人
ロバート・マッコール /イコライザー(デンゼル・ワシントン)
元CIAトップエージェント。昼は紳士的で勤勉な男、夜はイコライザーと2つの顔を巧みに使い分け、これまで数々の悪人を秘密裏に葬ってきた。イタリアで引退を決意していたが、“最後の仕事”のためイコライザーのスイッチともいうべき腕の時計を再び身に着ける。
CIA捜査官
エマ・コリンズ(ダコタ・ファニング)
事件の背景を追うCIA捜査官。まだ新米だが直感力に優れ、マッコールの正体に近づいていく。
バリスタ
アミーナ(ガイア・スコデラーロ)
南イタリアの小さな田舎町のバリスタ。よそ者として現れたマッコールに惹かれていく。
最新作『イコライザー THE FINAL』についてのお互いのコメント
アントワーン・フークア監督(画像左)
デンゼルはとても物静かな人です。色々なことをして人を助けているんですけれど、決してそれを自分がしたようには感じさせない。彼が人を助けるのが好きなことは、僕はよく知っています。
今回再びタッグを組んだわけですけれども、僕らのリズムっていうのは『トレーニング デイ』のころからそんなに変わってはいません。というか以前に比べて、よりやりやすくなったようにも思います。
阿吽の呼吸というか、言葉にはしなくてもコミュニケーションができたりするので、具体的なものについて会って長く話す必要がないんです。だいたいお互いにどんなものになるのかわかっているので、どちらかといえばシーンについては話し合いすぎないようにして、お互いのためにフレッシュに保っています。
デンゼル・ワシントン(画像右)
アントワーンとは以心伝心の仲です。最初の『トレーニング デイ』でいきなり大成功をおさめて以来、時間をかけてお互いのことを理解し合い、家族ぐるみで付き合ってきました。
アントワーンと一緒にもう5作品ですか? ああ、そうですね。スパイク(リー監督)とは4作品ですね。とにかく気の合う監督が何人かいるんです。
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『イコライザー THE FINAL』
2023年10月6日(金)公開
アメリカ/2023/1時間49分/配給:ソニー・ピクチャーズ
監督:アントワーン・フークア
出演:デンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニング、デヴィッド・デンマン、ガイア・スコデラーロ