『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を手掛け、世界中で高い評価を得たギャレス・エドワーズ監督の最新作となるSFアクション『ザ・クリエイター/創造者』が10月20日(金)に公開。この度、同作の監督ギャレス・エドワーズが来日し、ジャパンプレミアに登場した。

「この作品は日本へのラブレター」

現在継続されている全米俳優組合ストライキにより参加が叶わなかったキャストたちの名前を入れたオリジナル T シャツを自ら着用し、「こんにちは!」という元気な日本語の挨拶で登場したギャレス・エドワーズ監督。

大の親日家としても知られ、今回が『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』以来7年ぶりのPR来日となったエドワーズ監督。「撮影の最後に行ったのが日本。今日ここへ来
る道中に奇妙なことにロケ地を通って、街中の広告ビジョンに『ザ・クリエイター/創造者』のトレーラーがかかっていた。特別な縁を感じたような不思議な気持ちになりました」と、撮影地への凱旋に感慨深げな様子。

エドワーズ監督ら製作陣は8か国80カ所を訪れ、日本でも渋谷・新宿などで撮影を行った。エドワーズ監督は「日本の文化やデザインに非常に影響を受けています」と話し、「僕が子どもの頃、日本が描く未来像に憧れたのですが、今回の作品はそれを投影したような映画になっているよ!日本は心から大好きだし、この作品は日本へのラブレターなんだよ!」とアピールした。

物語の鍵を握る少女アルフィー役の吹替声優を務めた堀越麗禾。着物姿でステージに登場した堀越は、吹替えの収録日、父の市川團十郎から「頑張ってね」とたくさんの激励をもらったといい、力を注いだ吹替版について「アルフィーを演じるのは大変でしたが、この子がどういう風に考えてセリフを言っているのか、たくさん想像しながら頑張って声を入れさせていただきました」と自信たっぷりにアピール。

一足早くそのシーンを鑑賞したエドワーズ監督からも「素晴らしい!麗禾さんの声は日本のアニメーションを思い出させるような声をしているので、本当にピッタリだったよ」と大絶賛され、喜びの笑顔を浮かべた。

その後、現在継続されている全米俳優組合ストライキにより参加が叶わなかった渡辺謙の代わりに、自身が劇中で演じたハルンそっくりのスタチュー、通称“謙ドロイド”が登場。ギャレスは『GODZILLA ゴジラ』ぶりのタッグとなった渡辺そっくりの“謙ドロイド”に「こんにちは~!」と挨拶し、「なぜ彼が20年前と同じイケメンなのか、それは彼がロボットだからです!(“謙ドロイド”の表情は)現場で監督としてさえない演出をした時の彼の表情に似ているね(笑)」とジョークで会場を盛り上げた。

またエドワーズ監督は2度目となった渡辺との撮影を振り返り、「これまで僕が撮った作品で、2度出演しているのはケン・ワタナベだけなんだ。だけど現場に来てくださってレンズ越しに見たときに、なんてバカだったんだと思った。カメラを覗くだけで、クラシックな名作のような重みのある作品に見えるんだ」と絶賛し、「セリフが無くても目線だけで思考のプロセスを表現できるすばらしい方」とコメントした。

堀越からエドワーズ監督へ質問する場面も。「なぜこのようなすごい映画を発想することができるのか」と問われると、すぐさまエドワーズ監督は「日本から全部盗んでいるだけです!」とユーモアたっぷりの回答。「ジョークではありませんよ!」とも付け加え、会場を沸かせた。

そんなエドワーズ監督へ、堀越からスペシャルなサプライズが。得意の日本舞踊の所作で、オリジナルな扇をプレゼントした堀越。その粋な演出にギャレスは「FAN(素晴らしい)!ありがとうございます。今日で僕は麗禾さんの1番のFUN(ファン)になりました!」とダジャレ交じりに喜んでいた。

画像: 「この作品は日本へのラブレター」

最後に、公開を待ち望むファンに向けて、堀越が「『ザ・クリエイター/創造者』は近い未来の AIと人類の戦いが描かれたとても素敵な作品です。感動するシーンがあったりとか、様々な感情が引き出される作品なので、是非劇場で観てください!」とアピール。

エドワーズ監督は「実は今回がこの作品の最後のプレミアなんです。4年かかった作品の最終地として相応しい場に立っているなと思います」と感慨深げに話し、最後に「日本映画からたくさんインスピレーションをもらった作品です。インスピレーションをありがとう!」と日本のファンに向けて熱いメッセージを届け、イベントは終了した。

『ザ・クリエイター/創造者』
10月20日(金) 全国劇場にて公開                       
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
© 2023 20th Century Studios 

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