カバー画像:Photo by Vittorio Zunino Celotto/Getty Images
北欧の至宝マッツ・ミケルセン生誕祭
【放送】(全10作品)BS10 スターチャンネル
11月13日(月)〜11月22日(水)午後9:00頃
11月25日(土)〜11月26日(日)午前10:30頃
【配信】(9作品&1シリーズ)
Amazon Prime Video チャンネル「スターチャンネルEX」にて11月に順次配信開始
「スターチャンネルEX」はこちらからチェック
「BS10 スターチャンネル」にて10日間連続で10作品を特集放送!
『プッシャー』(1996)
放送日:11月16日(木)、26日(日)
『ドライヴ』のニコラス・ウィンディング・レフン監督のデビュー作となったデンマーク発のクライムサスペンス。マッツ・ミケルセンが映画初出演を果たし、取引のミスで破滅への道を辿ることになった“プッシャー”と呼ばれる麻薬密売人の姿を描く。
マッツは主人公の相棒で密売人のトニーを好演。物語の舞台はデンマークの首都コペンハーゲン。やり手の麻薬密売人フランクは相棒トニーと共に、麻薬組織のボス・ミロから預かったドラッグを売りさばき、優雅な生活を送っていた。
ところがある日、取引中の現場を警察に踏み込まれ、代金あと払いの約束で預かっていた大量のドラッグを川に流してしまう。
注目ポイント:あえておバカキャラに挑んだマッツ!
本作のマッツといえば、「RESPECT」のタトゥーを彫ったスキンヘッドの後頭部を思い浮かべる人も多いだろう。近年はクールで知的な役を演じている印象が強いが、この作品では体育会系のおバカキャラを体現し、独特な魅力を放っている。
「ダメな奴を演じるのが楽しい」と語るマッツの振り切った演技に注目してほしい。
『ブリーダー』(1999)
放送日:11月13日(月)、25日(土)
ニコラス・ウィンディング・レフン監督が、デンマーク時代に撮った初期作品。
マッツは映画マニアの内気なビデオショップ店員役を演じている。暴力衝動を募らせる男の葛藤を描くパートと、映画マニアの男が現実世界での恋愛に飛び込もうと奮闘するパート、対照的な2つのドラマが展開されていく。
『しあわせな孤独』(2002)
放送日:11月15日(水)、25日(土)
『未来を生きる君たちへ』でアカデミー外国語映画賞に輝いたスサンネ・ビア監督がその8年前に発表し、一躍その名を高めた愛の物語。交通事故の被害に遭ったカップルと加害者の立場となった夫婦が、許されない恋に陥る姿を描く。
アナス・トマス・イェンセンが脚本を担当し、マッツは不倫の愛に身を焦がす男性を演じている。
『ウィルバーの事情』(2002)
放送日:11月14日(火)、26日(日)
『17歳の肖像』のロネ・シェルフィグ監督の初期作で、自殺未遂を繰り返すウィルバーと心優しい兄ハーバーの姿を描いたドラマ。
ブレイク前のマッツが、兄弟と関係を深める精神科医役で登場。自殺未遂を繰り返す弟を見守る兄の犠牲的な愛の尊さに重点を置きながら、軽妙なストーリー運びで観る者の心を大きく揺さぶる。
『プッシャー2』(2004)
放送日:11月17日(金)、26日(日)
『プッシャー』の続編。前作で主人公の相棒を演じたマッツ・ミケルセンが主演を務め、更生を誓った密売人が再び、裏社会の闇に引きずり込まれていく姿を描くクライムサスぺンス。
刑務所に服役していた麻薬密売人のトニー(マッツ)は釈放後、自動車修理工場を営みながら裏稼業にも通じる父を訪ねるが…。
『バトル・オブ・ライジング』(2013)
放送日:11月18日(土)、26日(日)
16世紀のフランスに実在したハンス・コールハースの闘いを映画化した歴史ドラマ。横暴な領主に妻を殺された男が復讐を決意し、勝ち目のない闘いに挑む。
寡黙で不器用だが激情を胸に秘めた主人公をマッツ、他に『べルリン・天使の詩』(1987)のブルーノ・ガンツや『ポンヌフの恋人』(1991)のドニ・ラヴァンら名優も出演。
『悪党に粛清を』(2014)
放送日:11月19日(日)、25(土)
デンマーク出身のクリスチャン・レヴリング監督とタッグを組んだマッツが、本格的な西部劇に挑戦した作品。共演にはエヴァ・グリーンやジェフリー・ディーン・モーガンなど。
1870年代の米国に渡ったデンマーク移民の元兵士ジョン(マッツ)が愛する妻子を奪われ、復讐という業に身を投じてゆく姿を描く。
『残された者 -北の極地-』(2018)
放送日:11月20日 (月)、25日(土)
マッツ主演のアイスランド製サバイバルドラマ。本作では極寒の北極圏に不時着したパイロットを演じ、平均気温マイナス30°Cという過酷な環境下での撮影に挑んだ。
極限状態に一人取り残された男の生き抜くための闘いを、ブラジル出身のジョー・ペナ監督がリアルかつスリリングに描き出す。
『ライダーズ・オブ・ジャスティス』(2020)
放送日:11月21日(火)、25日(土)
いくつもの作品でタッグを組んできたアナス・トマス・イェンセン監督の下、マッツが坊主頭&マッチョな軍人を演じたアクションサスぺンス。
妻の事故死が犯罪組織“ライダーズ・オブ・ジャスティス”による計画的犯行であると聞かされた軍人マークスは、事件の真相を知る数学者の協力を得て復讐に挑むが…。
『アナザーラウンド』(2020)
放送日:11月22日(水)、26日(日)
『偽りなき者』(2012)のトマス・ヴィンターべア監督とマッツ・ミケルセンが再び組んで、アカデミー国際長編映画賞を受賞したコメディドラマ。
ミドルエイジ・クライシスに悩む4人の男性が、酒の力によって危機を乗り越えようとする姿をシニカルかつユーモラスな視線で描く。マッツは冴えない歴史教師役を好演。
放送を観逃しても、Amazon Prime Videoチャンネル 「スターチャンネル EX」でも9作品が配信!
「ハンニバル」シーズン1~3(2013-2015)
スターチャンネルEXにて〈字幕版・吹替版〉全話配信中
ハンニバル・レクターの若き日を描いたトマス・ハリスの小説「レッド・ドラゴン」の登場人物を、オリジナルストーリーで引き継いだドラマシリーズ。マッツ・ミケルセン演じるレクターと、ヒュー・ダンシー演じるFBI捜査官ウィル・グレアムの関係を描き、マッツの代表作として知られている。
『羊たちの沈黙』(1991)、『レッド・ドラゴン』(2002)以前のハンニバル・レクターは、FBIで働く優秀な精神科医だった。一方、天才プロファイラーのウィルは、連続殺人犯に共感し、犯行を脳内で再構築できるという天賦の才能を持っていることに悩まされていた。
ウィルの精神状態を診る役目だったレクターだが、実は彼自身が「チェサピークの切り裂き魔」という連続殺人鬼だった。自身の犯行ではない殺人事件の捜査でウィルに協力しながら、レクターは本性を露わにしていく。
注目ポイント:アートのような死体と華麗な調理シーン
桜の木と合体した死体や人体で作られたチェロなど、まるで芸術作品のような美しい死体描写に魅了された人が続出し話題に。
また、美食家レクターの調理シーンはため息が出るほど華麗な手捌きで、食材が人肉であることを思わず忘れてしまう(笑)。各エピソードタイトルが料理のコース名という憎い演出も人気の理由。
※『残された者 ―北の極地―』以外の配信となります
※「ハンニバル」はBS10 スターチャンネルでの放送はありません