どんな時も大人の男の色気をこれでもかと見せつける北欧の至宝マッツ・ミケルセン。「そんな彼のファッションだけでも真似したい!」という方も多いかもしれません。そこでフォーマルからカジュアルまでマッツの着こなしセンスをチェック。キメる時もくだけた時も独自の味を出すマッツのセンスはなかなか真似できるものではなさそうですが、かっこいい男のお手本として吸収できそうなポイントを学んでおきましょう!(文・清藤秀人/デジタル編集・スクリーン編集部)
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ラグジュアリーもいいけどカジュアルもさらにいいマッツがチョイスしているのは、ネイビーブルーのスエードのジャケットと同じ素材、同じカラーのシューズ。ブルージーンズはカッティングとウォッシュがとてもいい塩梅。こういう時に着こなし上手がバレます。

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2023年6月、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』のベルリン・プレミアで、ジャケットの丈が短めのスーツ&ここでもゼニアのトリプルステッチスニーカーを履いて軽やかに登場したマッツ。カメラマンの要望に応えてグーポーズを出したりしてお茶目でした。

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蝶タイが少し曲がっていても全然気にしない。控えめなピークドラペルのブラックタキシードのポケットに片手を突っ込んで、誰のものでもないマッツ・ミケルセンのフォーマルウェアに落とし込んでいるのはさすが。ロングのグレーヘアもすでにシグネチャーと言える。

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カンヌにあるホテル・マルチネスから外に飛び出してきたマッツ。どうやらジョギング帰りらしく、朱色の上下はブラッド・ピットも愛用するイギリスのモーターサイクリストブランド、ベルスタッフのジャージで。無造作にファスナーが開いたハイカットブーツに注目。

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ミラノで開催されたエルメネジルド・ゼニアの2023年秋冬コレクションに出席したマッツは、ゼニアのクロップドスラックスにウールのタートルネック、膝丈のカーコートで。周囲も気にせずタバコを吹かせ、黒一色にまとめたそのスタイルは実に堂々としている。

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美しいボディラインに沿うように裁断されたスーツは、微妙な織り模様が施されている。スーツの色はダークブルーでシャツは白、タイはブルー地にグレーの模様と、カラーリングはとてもシンプル。アルマーニとマッツが出会うとこうなるの図。ポーズも完璧。

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2023年9月のサンセバスチャン映画祭に現れたマッツはまたも見ただけで生地の上質さが分かるゼニアのニットポロで。ポロシャツもしっかりプレスされたスラックスもゼニアのシグネチャーであるトリプルステッチスニーカーも、全部茶色。それもグラデーションなのがミソ。

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実はマッツはゼニアのグローバル・アンバサダーを務めていて、同ブランドの2024年春夏コレクションからラグジュアリーなサマーウェアを紹介。彼が羽織っているのは100%トレーサビリティ(透明性)を追求した“Oasi Lino”(イタリア原産のリネン)のジャケットだ。

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モスクワにあるリッツ・カールトンの屋上でカメラに視線を向けるマッツ。さすがに厳寒の地。羽織っているのは“グランジ・ジョン・オーケストラ”のファー付きパーカーダウンジャケット。この種のアウターを羽織るとこれまで演じてきた映画のワンシーンが蘇る。

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今年5月に開催された“大阪コミコン2023”に登壇したマッツは、着慣れた黒の開襟シャツとデニム、そして履き慣れたブーツという出たち。全部が私物なのだが、それが全然だらしなく見えないどころか、らしさを演出しているのはさすが。こんな彼がみんな大好きなのだ。

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マッツのシグネチャーといえばサイドにポケットが付いたカーキ色のカーゴパンツ。上にはチェックのシャツとキルティング付きスウェット、また時にはブレーカーの重ね着と組み合わせは様々だが、カーキのカーゴは余程お気に入りのようでヨレヨレ感がリアル過ぎ。

【総評】マッツのファッション・センスは誰でも真似ができるものじゃない!

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ゼニア、アルマーニ等のハイブランドからバイカー御用達のベルスタッフまで、今やマッツ・ミケルセンは北欧の至宝から何でも着こなせる北欧のファッショニスタへとシフト。

黒のシャツに黒のスーツを合わせてもキザにならない品の良さ、スエットとカーゴでもだらしなく見えないなんて映画界では稀有だ。それは恐らく、体操とダンスで鍛え抜いた体幹と美しいボディラインのおかげ。誰でも真似できる訳じゃないところが危険ではある。

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