©️2021 Media Asia Film Production Limited, Movie Addict Prod uctions Limited All Rights Reserved
エクソシスト 信じる者』だけではなく、この年末から様々な国やタイプの違う新たなホラー映画が次々公開されます。最新全米ヒット作、人気監督の待望作からアジア、欧州の新たな才能、人気作の4Kバージョンまで、ホラーファンならずとも興味津々の、怒涛の日本公開ラッシュ情報をお伝えしましょう。(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)
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12月1日(金)公開
『香港怪奇物語 歪んだ三つの空間』

画像: ©️2021 Media Asia Film Production Limited, Movie Addict Prod uctions Limited All Rights Reserved
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香港発の日常に潜む三つの恐怖を描くオムニバス・ホラー

香港を舞台に三つの歪んだ空間で起きる怪奇現象を描くサスペンス・ホラー・オムニバス映画。

「暗い隙間」(イップサン監督)ではシンガーの女性が、どこかから自分を見つめる“眼”に脅えることになる。

「デッドモール」(チャン監督)では14年前の大火災で多くの犠牲者を出したモールでライブ配信を行う2人が、突然現れたガスマスクの女に追い詰められる。

「アパート」(チーチャン監督)では古びたアパートに住むネット小説家の女性が、溺死体の幽霊に遭遇。他の住人達と協力して幽霊退治をしようとするが……。というストーリー。

それぞれが日常のどこかに、“歪んだ空間”があり、そこに見たくないものや執拗に追いかけてくるものが居る?という恐怖を描く。

『香港怪奇物語 歪んだ三つの空間』
2023年12月1日(金)公開
香港/2021/1時間52分/配給:武蔵野エンタテインメント株式会社
監督:ホイ・イップサン、フルーツ・チャン、フォン・チーチャン
出演:チェリー・ガン、ジェリー・ラム、リッチー・レン

12月8日(金)公開
『ファミリー・ディナー』

画像: ©️ 2022 Capra Film GmbH & Film AG GmbH All rights re served
©️ 2022 Capra Film GmbH & Film AG GmbH All rights re served

復活祭に親族を訪ねた少女の悪夢の食卓体験とは?

オーストリアの新鋭ペーター・ヘングルの初長編監督作で、家庭内の目に見えない暴力やルッキズム、食や祝祭における宗教観の変化など今日的な問題をはらんだニューロティック・ホラー。

自分のふくよかな体型にコンプレックスを持つ10代の少女シミー(カトライン)。

彼女はダイエットの手助けをしてもらおうと、復活祭の休暇を使って有名な料理研究家の叔母クラウディア(ヒアツェッガー)の元を訪ねるが、叔母の指導は思いのほか過激なもので、いとこのフィリップや、叔母の新しい夫シュテファン(ピンク)の存在もシミーにとってはどこか不気味だった。

そして感謝祭の祝祭が近づくにつれ、美しい料理に彩られた食卓は悪夢へと変わっていく……。

『ファミリー・ディナー』
2023年12月8日(金)公開
オーストリア/2022/1時間37分/配給:クロックワークス
監督:ペータ―・ヘングル
出演:ピア・ヒアツェッガー、ニーナ・カトライン、ミヒャエル・ピンク

12月8日(金)公開
『ヘル・レイザー〈4K〉』

画像: ©️ 1987 New World Pictures. All Rights Reserved.
©️ 1987 New World Pictures. All Rights Reserved.

1980年代ホラーの人気作が4Kデジタルリマスター版でリバイバル

「血の本」シリーズで世界幻想文学大賞、英国幻想文学大賞を受賞したことで知られる恐怖小説作家クライヴ・バーカーが、自らの原作「ヘルバウンド・ハート」を映画化した初監督作にして、後にシリーズ化もされ、ピンヘッドなどの魔道士(セノバイト)と呼ばれるキャラが人気を呼んだヒット作の原点が4Kデジタルリマスターでリバイバルされる。

ラリーとジュリアの夫妻が引っ越してきた屋敷の屋根裏におどろどろしい姿をした人物が出現。それはラリーの兄フランクで、彼は極限の快楽を生み出すというパズルボックスを解いたことで現れた魔道士たちによって肉体を失ってしまったのだ。そんな時ラリーの前妻の娘カースティはジュリアの異変に気が付くが…。

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『ヘル・レイザー〈4K〉』
2023年12月8日(金)公開
イギリス/1987/1時間34分/配給:フリークスムービー
監督:クライヴ・バーカー
出演:アシュレイ・ローレンス、アンドリュー・ロビンソン、クレア・ヒギンズ

12月29日(金)公開
『サンクスギビング』

画像: 12月29日(金)公開 『サンクスギビング』

奇才イーライ・ロスがあの幻の予告編をついに長編映画に!

2007年に公開された2本の本編(『プラネット・テラー』『デス・プルーフ』)と5つの予告編からなる映画『グラインドハウス』の実在しない映画の予告編として撮影されたイーライ・ロス監督によるフェイク作品が16年の時を経てロス監督自身の手でついに長編映画化!

マサチューセッツの田舎町を舞台に謎の殺人鬼が感謝祭(サンクスギビング)を恐怖の一夜に染めるサイコ・フェスティバル・スリラーだ。高校の仲良しグループのメンバーが、自分たちが何者かによってインスタグラムの投稿にタグ付けされたことに気づく。

投稿を確認すると感謝祭の食卓に意味深に配置された自分たちの名前が。そして残忍な方法で住民たちを次々殺していく謎の殺人鬼が現われる。

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『サンクスギビング』
2023年12月29日(金)公開
アメリカ/2023/1時間47分/配給:Pソニー・ピクチャーズ
監督:イーライ・ロス
出演:パトリック・デンプシー、アディソン・レイ、マイロ・マンハイム

12月29日(金)公開
『NOCEBO/ノセボ』

画像: 12月29日(金)公開 『NOCEBO/ノセボ』

『ビバリウム』の監督の新作は幸福な一家を襲う怪異

ノセボ効果とは、偽薬(プラセボ)の投与によって望まない有害な作用が現われることで、偽薬効果と逆に薬物や医師に対する不安など心理作用によるものという。

これは『ビバリウム』(2019)のロルカン・フィネガン監督によるエクストリーム・フォーク・ホラーで、幸福な家族を襲う怪異を描く。

ファッション・デザイナーのクリスティーン(グリーン)は夫フェリックス(ストロング)と娘と共に悠々自適に暮らしていたが、彼女はある時、幻影に襲われ、その後原因不明の体調不良に苦しむ。

そんな時一家の前に、雇った覚えのないフィリピン人の乳母が現われ、クリスティーンの病状を伝統的な民間療法で緩和させていくが、それは一家を襲う壮絶な悪夢の始まりだった…。

『NOCEBO/ノセボ』
2023年12月29日(金)公開
アイルランド、イギリス、フィリピン、アメリカ/2023/1時間37分/配給:クロックワークス
監督:ロルカン・フィネガン
出演:エヴァ・グリーン、マーク・ストロング、チャイ・フォナシエ

2024年2月9日(金)公開
『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』

画像: ©️ 2023 Universal Studios. All Rights Reserved.
©️ 2023 Universal Studios. All Rights Reserved.

全米で記録破りのヒットとなった人気ホラーゲームの映画化

『エクソシスト 信じる者』などのブラムハウスが贈る全世界で大ブームを呼んだホラー・ゲームの映画化で、先日公開された全米では数々の新記録を樹立した最新ヒット作。

本作で重要なキャラクターとなるアニマトロニクスのマスコット人形たちを「セサミ・ストリート」などのジム・ヘンソン・クリーチャーショップが製作しているのも話題。

廃墟と化したピザ・レストラン「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」の夜間警備員として働き始めた主人公マイク(ハッチャーソン)。誰もいないはずの店内で次々不思議な現象が起きるが、そんな中、眠っていた機械仕掛けのマスコットたちが狂気と共に目を覚ます…!

マイクは恐怖の夜を生き延びることができるのか?

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『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』
2024年2月9日(金)公開
アメリカ/2023/1時間49分/配給:東宝東和
監督:エマ・タミ
出演:ジョシュ・ハッチャーソン、エリザベス・レイル、 メアリー・スチュワート・マスターソン

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