カバー画像:Photo by Dave Benett/Getty Images for Gucci Cosmos
ジェイコブ・エロルディ
生年月日:1997年6月26日(26歳)
出身:オーストラリア・ブリスベン
主な出演作
「キスから始まるものがたり」シリーズ(2018~)
「ユーフォリア/EUPHORIA」(2019~/テレビドラマ)
『底知れぬ愛の闇』(2022)
『プリシラ(原題)』(2024年4月公開)
『ソルトバーン(原題)』(2023)
ソフィア・コッポラ監督の新作で“ロックの王様”に
現在全米大ヒット公開中のソフィア・コッポラ監督&A24最新作『プリシラ(原題)』で“ロックの王様”エルヴィス・プレスリーを演じ、人気が過熱しているのがジェイコブ・エロルディ。
プレスリーを描いた作品は『エルヴィス』も記憶に新しいが、今度はその妻プリシラを中心とした物語。プレスリー役に挑むため、毎日ベーコンを食べ続けて過去最大の体格で撮影に臨んだというエロルディの熱演も大きな話題を呼んでいる。
学校一の人気者を演じた「キスから始まるものがたり」シリーズ(2018~)や「ユーフォリア/EUPHORIA」(2019~)などでティーンの熱狂的支持を集める彼はすでに“ソーシャルメディアのスーパースター”と称される存在。
今後もエメラルド・フェネル監督の新作『ソルトバーン(原題)』に抜擢されるなど期待作が続々。高身長を活かしたファッション・センスにも定評があり、新たなファッション・アイコンとしても注目されている。
アーチー・マデクウィ
米誌「バラエティ」が2023年の注目俳優に選出
日本発のゲーム「グランツーリスモ」から生まれた感動の実話『グランツーリスモ』でゲーマーから本物のプロレーサーに奇跡の転身を果たす主人公ヤン・マーデンボローを演じ、一躍世界に名前を轟かせたアーチー・マデクウィ。
日本でも一大旋風を巻き起こしたA24のホラー『ミッドサマー』でサイモン役を好演していたのを覚えている人も多いはず。
ベネディクト・カンバーバッチらを輩出した英国の最も歴史ある演劇学校LAMDAで学んだその実力は本物で、米大手業界誌「バラエティ」が毎年選んでいる「今年の注目俳優10人」の2023年度版にも選出された。
今後も『ミッドサマー』のアリ・アスター監督と再タッグを組む『ボーはおそれている』やエメラルド・フェネル監督の新作『ソルトバーン(原題)』など期待の監督とのタッグが続く。
ポール・キルシェ
生年月日:2001年12月30日(21歳)
出身:フランス・パリ
主な出演作
『Winter boy』(2022)
“全フランスが恋におちた”と話題沸騰
26歳で作家デビューし、自身のセクシュアリティをオープンに表現している俊英クリストフ・オノレ監督が自伝的な物語を映画化した『Winter boy』。
本作で主人公リュカ役を演じ、“全フランスが恋におちた”と世間を騒然とさせたのがポール・キルシェ。『ふたりのベロニカ』(1991)『トリコロール/赤の愛』(1994)などの名女優イレーヌ・ジャコブを母に持ち、早くも親譲りの才能とスター性をのぞかせている。
同作で思春期の恋愛と父の死の喪失に揺れる10代の少年の不安定な心情を表現した彼はサン・セバスティアン国際映画祭にて最年少で最優秀俳優賞を獲得。日本公開に先駆けてこの11月に来日した際は、映画のイメージとは異なる短髪姿で舞台挨拶などを行いファンを沸かせた。
次回作ではフランスを代表する俳優ロマン・デュリスとの顔合わせが実現と今後も楽しみなプロジェクトが続いている。
『Winter boy』
公開中/配給:セテラ・インターナショナル