アナと雪の女王』を手掛けたスタッフや抜群の歌唱力を持つキャストが集結した『ウィッシュ』が、いよいよ2023年12月15日(金)公開。ディズニー創立100周年の集大成となる本作ではディズニーの原点を感じさせる〝願いの力〞を描きます。(文・宇田夏苗/デジタル編集・スクリーン編集部)

ディズニー100周年の集大成『ウィッシュ』

アニメーション界に革命を起こすとともに、「音楽」との融合によって胸躍る体験をもたらしてくれたのがウォルト・ディズニー・カンパニーだと言えるだろう。

初の長編アニメーション映画『白雪姫』(1937)をはじまりに、主人公が“歌うこと”はディズニー作品に受け継がれて世界中の人々を虜にし、ミュージカルとして舞台化されてきた。

ディズニーの100周年を記念する作品として誕生した『ウィッシュ』は、まさにその集大成となるドラマティック・ミュージカル映画だ。

これまでにない快活なヒロイン像でディズニーの新時代の扉を開いた『アナと雪の女王』(2013)を手掛けたジェニファー・リーが脚本を、クリス・バックとファウン・ヴィーラスンソーンが監督を、さらに『シュガー・ラッシュ:オンライン』(2018)のジュリア・マイケルズが音楽を担当。

Wish=「願うこと」というタイトルには、ディズニーの原点を感じさせる。ピノキオや『リトル・マーメイド』(1989)のアリエルは人間になりたいと願い、『アラジン』(1992)のランプの魔人ジーニーにも叶えたい願いがある。

強く願う力、それはディズニーのキャラクターに込められたテーマでもあるようだ。

本作は、“どんな願いも叶う”と言われているロサス王国が舞台の物語。魔法の王国で暮らす前向きで明るい少女アーシャの願いは、100才になる祖父の願いが叶うこと。だがある出来事によって、彼女はすべての“願い”は魔法を操る王様に支配されているという衝撃の真実を知る。

みんなの願いを取り戻したいアーシャの思いに応えたのは“願い星”のスター。空から舞い降りたスターと相棒である子ヤギ・バレンティノとともにアーシャは立ち上がり、やがて王国に巻き起こす奇跡を私たちは目にすることになる。

登場人物

願い星に選ばれた少女
アーシャ

画像: 願い星に選ばれた少女 アーシャ

(声:アリアナ・デボーズ/生田絵梨花)

みんなが王様に願いを捧げる中、王国に隠された真実に気づく。そのまっすぐな思いが願い星を地上に呼び寄せた。

黄昏時に現れた“願い星”
スター

画像: 黄昏時に現れた“願い星” スター

アーシャの願いに応え、空から舞い降りた願い星。魔法の力を持つ。

愛らしさ抜群な相棒
バレンティノ

画像: 愛らしさ抜群な相棒 バレンティノ

(声:アラン・テュディック/山寺宏一)

アーシャの相棒の子ヤギ。スターの魔法により人間の言葉を話せる。

国民を欺く国王
マグニフィコ王

画像: 国民を欺く国王 マグニフィコ王

(声:クリス・パイン/福山雅治)

人々の願いを支配し、願いの力を利用してさらなる魔力を得ていく。

日本語吹替版アーシャは生田絵梨花が担当!

画像: 日本語吹替版アーシャは生田絵梨花が担当!

生田絵梨花コメント

アーシャは、すごく真っすぐで、優しくて熱い心を持っている女の子なのですが、アーシャ自身が強いというよりかは、『大切な人のために!』とか、人のことを想って突き動かされる強さが大きな子だなと思います。

あとお茶目で、くるくる表情が変わったり、豪快なリアクションがあったりするので、私たちにとっても親近感のあるキャラクターだと思います。

小さい時に憧れ、という自覚はしていなかったと思うのですが、ずっとディズニーのキャラクターが好きだったりとか、ディズニー作品の歌を歌うことが好きだったので、今回まさか自分のキャラクターとして歌わせて頂けるというのは不思議で嬉しい気持ちです。

ディズニーといえば音楽! 歌い手&作り手も注目!

希望感じるメロディ×勇気を綴る歌詞

注目の劇中歌 「ウィッシュ~この願い~」

映画のタイトルと同じ劇中歌「The Wish(邦題:ウィッシュ~この願い~)」はアコースティックなサウンド、未来への希望を感じさせるメロディラインが印象的。「進もう 自分を信じて」という歌詞は優しく、新たな道を切り拓こうとする勇気が綴られている。

歌うまスターが競演!

アーシャ役の声優はアリアナ・デボーズ。『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021)でアカデミー賞助演女優賞に輝いた歌声はパワフルかつ繊細。ダンスの実力も抜群の肉体から放たれる声は躍動感があり、心に訴えかけてくる。

アリアナ・デボーズ

Photo by Getty Images

マグニフィコ王役のクリス・パインは『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』(2023)やディズニーの実写映画『イントゥ・ザ・ウッズ』(2014)で美声を披露。最恐のヴィラン役で豊かな歌唱と芝居のうまさを発揮している。

クリス・パイン

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作曲にジュリア・マイケルズ!

画像: ジュリア・マイケルズ Photo by Getty Images

ジュリア・マイケルズ

Photo by Getty Images

楽曲を手掛けたジュリア・マイケルズは、ジャスティン・ビーバーの「Sorry」などヒット曲で知られるグラミー賞ノミネートのシンガーソングライター。

ポップなサウンドと心情をダイレクトに伝える歌詞が持ち味で、ディズニーアニメーション作品内の全楽曲を制作した最年少アーティストとなった。

レディー・ガガやセレーナ・ゴメスら人気アーティストの作品に参加している音楽プロデューサー、ベンジャン・ライスとのタッグに期待が高まる。

<コメント>監督クリス・バック&ファウン・ヴィーラスンソーン

画像: クリス・バック&ファウン・ヴィーラスンソーン Photo by Getty Images

クリス・バック&ファウン・ヴィーラスンソーン

Photo by Getty Images

クリス(右)

「この映画にはウォルト(ディズニー)から直接インスピレーションを得たシーンが出てきます。森のシーンに出てくる木です。あれは、マーセリン(ウォルトが育った場所)にあった夢見る木からインスピレーションを受けたものです。

木のそばに座って、彼が自分のクリエイティビティをどこに向けたいのかということについて聞くことができたら素敵だなと思います」

ファウン(左)

「製作中にアーシャは変化をしていきましたが、彼女が心の中に強い願いを抱えているという部分は変わりませんでした。でも、アーシャは誰に願いを話せばいいのかわかっていません。

なので、彼女は優しい人に思っていることを打ち明ける必要があるんです。その相手は、ディズニーでよくあるように星です。でも、今回の場合、星は落ちてくるんです」

『ウィッシュ』
2023年12月15日(金)公開
アメリカ/2023/1時間35分/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:クリス・バック、ファウン・ヴィーラスンソーン
声:アリアナ・デボーズ、クリス・パイン、アラン・テュディック、エヴァン・ピーターズ

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