住⺠vs部外者!不穏な空気漂う本編映像
本作『コンクリート・ユートピア』には『隠された時間』で高評価を得た新鋭オム・テファ監督のもと、『非常宣言』『白頭山大噴火』などディザスター大作への名演も記憶に新しいイ・ビョンホン、「梨泰院クラス」や『ミッドナイト・ランナー』などで日本でも熱狂的な人気を誇るパク・ソジュンのほか、パク・ボヨンら韓国エンタメ界を代表する豪華キャストが集結。第48回トロント国際映画祭では「『パラサイト 半地下の家族』に続く傑作」(Screen Daily)と高く評価され、第96回アカデミー賞国際長編映画賞の韓国代表作品にも選出、世界的にも期待を集めている。
この度解禁されたのは、イ・ビョンホン演じるヨンタクが大災害の末に唯一残ったマンションから部外者を追い出そうとする様子を映した本編映像。
寒空の下、大災害によって住まいを失いファングンアパートに身を寄せる人々を外の広場に集めた“住民代表”のヨンタクは、冴えない様子で何やら伝えようとするも、メガホンの使い方もままならない様子。ついに「申し上げにくいことをお伝えします」と重い口を開いたヨンタクは、外に集めた人々に対して「住民以外の方は出ていくように」と伝えた。
空き部屋を分配されると聞いて集まった部外者らは突然手のひらを返されたことで動揺を隠せずにいる。笑顔で手を振る子供と目が合ったミンソン(パク・ソジュン)は気まずい表情を浮かべ顔を背ける。さらに、このマンションで働いて20年だという警備員は悲痛な面持ちで自らの立場を訴えかけるも、婦人会会長のグメ(キム・ソニョン)らも居心地が悪そうに目を逸らすだけだ。凍りつくような寒さの中でマンションを追い出されることとなった部外者からは次々と不満が噴出し‥・。
荒廃した世界で唯一残されたマンションから、なぜ人々を追い出す選択をしたのか?冴えない男であったヨンタクが、徐々に “住民代表”として“ユートピア”の権力者に上り詰めていく姿に要注目だ。
STORY
世界を襲った未曾有の大災害により一瞬で廃墟と化したソウル。唯一崩落しなかったマンションは、生存者たちで溢れかえっていた。無法地帯となったいま、マンション内でも不法侵入や殺傷、放火が発生。危機を感じた住民たちは主導者を立て、居住者以外を追放し、住民のためのルールを作って“ユートピア”を築き上げることに。住民代表となったのは、902号室のヨンタク。職業不明で冴えないその男は、権力者として君臨したことで次第に狂気を露わにする。そんなヨンタクに傾倒していくミンソンと不信感を抱くミョンファ。極限の状況下でヨンタクの支配が頂点に達したとき、思いもよらない争いが勃発する。そこで明らかになった、その男の本性。果たして男の正体とはー。
『コンクリート・ユートピア』
2024年1⽉5⽇(⾦)より全国公開
配給:クロックワークス
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