ゆっくり過ごしたい年末年始が、忙しくなってしまうかも⁉ 動画配信で楽しみたい注目作をご紹介します。
(文・平沢薫(『REBEL MOON - パート1:炎の子』, Prime Video, Apple TV+, Paramount+、タナカノシノブ(Hulu, JAIHO, WOWOWプラス, スターチャンネルEX)/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:Netflix映画『REBEL MOON ̶ パート1: 炎の子』独占配信中

Netflix

『REBEL MOON-パート1:炎の子』

Netflixにて独占配信中

画像: Netflix映画『REBEL MOON ̶ パート1: 炎の子』独占配信中

Netflix映画『REBEL MOON ̶ パート1: 炎の子』独占配信中

ザック・スナイダーが放つSF大作!

農作物の畑の上、大空に突然出現する巨大な宇宙船。斧を片手に、一瞬のうちに屈強な兵士たちを薙ぎ倒していくヒロイン。

『300〈スリーハンドレッド〉』(2007)『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)などの映像美で知られるザック・スナイダー監督が、自ら撮影を担当。広大な宇宙を舞台に、巨大帝国に立ち向かう反乱者たちを描くアクション・アドベンチャーが登場!

ヒロインは、ある過去を隠して平和な村で畑を耕すコラ。その村に帝国の侵略者の手が及び、コラは村を守るため、幾つもの惑星を巡り、共に戦う仲間たちを集めていく。

主演は『キングスマン』(2014)の義足の殺し屋ガゼル役も強烈だったソフィア・ブテラ。凄腕のパイロット役は『パシフィック・リム』(2013)のチャーリー・ハナム、今は剣闘士の元将軍役は『シャザム!~神々の怒り~』(2023)のジャイモン・フンスー、冷静沈着な二刀流の名手役は『ベイビー・ブローカー』(2022)のペ・ドゥナ、ロボット騎士の声は名優アンソニー・ホプキンスなど、個性派俳優が集結。

ユニークすぎる反乱者たちの戦いが、今、始まる!

原点は『七人の侍』

スナイダー監督は、彼が敬愛する黒澤明監督の『七人の侍』の影響を公言。迫力のアクションに加え、権力者に立ち向かうため、はみ出し者たちが結集、彼らはそれぞれの事情と得意技を持っている、という設定も共通だ。

スナイダー監督の映像美が炸裂!

画像: 『REBEL MOON-パート1:炎の子』

空を舞う獣の背中にジャンプする男の身体は、スローモーションで大きな弧を描く。激しい戦闘中も、動きの速度を加工し、その人物のキメポーズを際立たせる。ユニークな外見のエイリアンも続々。この監督らしい映像が満載!

「幽☆遊☆白書」

Netflixにて独占配信中

画像: Netflixシリーズ「幽☆遊☆白書」Netflixにて独占配信中 ©Y.T.90-94

Netflixシリーズ「幽☆遊☆白書」Netflixにて独占配信中

©Y.T.90-94

実写版でも、放て霊丸!

1990年から連載された冨樫義博による週刊少年ジャンプの人気漫画をドラマシリーズとして初実写化。子どもを庇い死亡するも“霊界探偵”として蘇った不良少年・浦飯幽助が仲間たちとともに邪悪な妖怪たちに立ち向かう。

幽助役に北村匠海、幽助と共闘する妖艶な妖怪・蔵馬を志尊淳、クールな妖怪・飛影を本郷奏多、お調子者の桑原を上杉柊平が演じる。

VFXは、MCUも手掛けるドイツのスキャンラインVFXが担当。霊気を凝縮して指先から放つ“霊丸(れいがん)”など原作の必殺技がどのように表現されているかも要注目だ。

「こう来たか!」度100%なキャスティング

個性的なキャラクターたちも本作の魅力。

原作でも屈指の強敵・戸愚呂兄弟の巨体を誇る弟を綾野剛、その肩に乗る兄を滝藤賢一、幽助の師範となる幻海を「女囚さそり」シリーズのレジェンド・梶芽衣子が務めるなど意外性がありながらもハマっているキャスティングが話題に。

『雪山の絆』

2024年1月4日(木)配信開始

画像: Netflix映画『雪山の絆』独占配信中

Netflix映画『雪山の絆』独占配信中

実話発のサバイバル&人間ドラマ

『永遠のこどもたち』(2007)『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)のJ・A・バヨナ監督が実際の遭難事故を描く人間ドラマ。

1972年、ラグビー選手団を乗せたウルグアイ空軍機が人里離れたアンデス山脈の氷河に墜落。生存者たちは互いを支え合いながら過酷なサバイバルに挑むが・・・。2024年度アカデミー賞国際長編映画賞スペイン代表に選出。

「ブラザーズ・サン」

画像: Netflixシリーズ「ブラザーズ・サン」独占配信中

Netflixシリーズ「ブラザーズ・サン」独占配信中

ミシェル・ヨー出演のアクションコメディ

本格アクション満載、一家の母役ミシェル・ヨーをはじめキャスト全員アジア人のファミリーコメディ。

台湾最大の秘密組織のボスを暗殺者が狙撃。ボスの長男で凄腕の殺し屋チャールズは、ロサンゼルスで暮らす母アイリーンと何も知らない弟ブルースを守るために渡米する。次々と迫る刺客。迫る危機の中、家族は再び一つになれるのか!?

『Lift/リフト』

2024年1月12日(金)配信開始

画像: Netflix映画『Lift/リフト』2024年1月12日(金)独占配信開始

Netflix映画『Lift/リフト』2024年1月12日(金)独占配信開始

空飛ぶ金塊を強奪せよ!

『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)のF・ゲイリー・グレイ監督によるチームアクション。

強盗団を率いるサイモンは、捜査官に正体がバレて取引を持ち掛けられる。それは、高度1万2千メートル上空を飛行する旅客機からテロリストの資金源となる5億ドルの金塊を奪うことだった! 出演にケヴィン・ハート、ググ・バサ=ロー、ジャン・レノ。

Prime Video

『Saltburn』

Prime Videoにて独占配信中

画像: 『Saltburn』Prime Videoで独占配信中 © Amazon Content Services LLC © 2022 Amazon Content Services LLC

『Saltburn』Prime Videoで独占配信中

© Amazon Content Services LLC © 2022 Amazon Content Services LLC

若手注目株集結のブラックコメディ

2000年代半ばの英国。オックスフォード大学で学ぶ下層階級出身のオリヴァーは、上流階級出身のフェリックスに惹かれ、彼に誘われて、夏休みを彼の一族の領地ソルトバーンにある館で過ごすことになる。そこには思ってもいなかった出来事が待っていた。

数々の映画賞で話題の『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020)のエメラルド・フェネルが前作同様、監督・脚本を兼任し英国の階級社会を描く。主演は『イニシェリン島の精霊』(2022)でオスカー助演賞ノミネートのバリー・コーガン。

ソフィア・コッポラの新作『プリシラ(原題)』でエルヴィスを演じるジェイコブ・エロルディ、『グランツーリスモ』(2023)主演のアーチー・マデクウィら若手注目株が共演。

エメラルド・フェネルの監督第2作

画像: フェネル監督(左端)自身もオックスフォード出身

フェネル監督(左端)自身もオックスフォード出身

初監督作『プロミシング・ヤング・ウーマン』がオスカー作品賞、監督賞、脚本賞の候補になり、脚本賞を受賞したフェネルの監督第2作。ちなみにフェネルも出演のロザムンド・パイクもオックスフォード大学出身。

『もっと遠くへ行こう。』

Prime Videoにて独占配信中

画像: Prime Videoで独占配信中 © Amazon Studios© 2022 Amazon Content Services LLC

Prime Videoで独占配信中

© Amazon Studios© 2022 Amazon Content Services LLC

シアーシャ・ローナン×ポール・メスカル共演のSFスリラー

アカデミー賞ノミネート歴をもつ実力派2人『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)のシアーシャ・ローナンと『aftersun/アフターサン』(2022)のポール・メスカルが夫婦役で共演するSFサスペンス。

2026年、農業を営む夫婦のもとにやってきた見知らぬ男が告げたのは、夫婦ではなく夫のみが、宇宙移住要員の候補になったことだった。その日から夫婦の関係と、彼らのアイデンティティが揺らいでいく。

原作はチャーリー・カウフマン監督の映画『もう終わりにしよう。』(2020)の原作者、カナダ人作家イアン・リードで、彼が脚本・製作総指揮にも参加。監督・脚本は『LION/ライオン〜25年目のただいま〜』(2016)のガース・デイヴィス。

話題作続くポール・メスカル!

画像: 今後も話題作続きのポール・メスカル

今後も話題作続きのポール・メスカル

メスカルは、リドリー・スコット監督によるヒット作続編『グラディエーター2(原題)』に主演。山田太一の「異人たちの夏」をアンドリュー・ヘイ監督が映画化した『異人たち』(2023)でアンドリュー・スコットと共演。

『キャンディ・ケイン・レーン』

Prime Videoにて独占配信中

画像: 『キャンディ・ケイン・レーン』Prime Videoで独占配信中 © AMAZON CONTENT SERVICES LLC

『キャンディ・ケイン・レーン』Prime Videoで独占配信中

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エディ・マーフィ初のホリデー・コメディ

エディ・マーフィが初めてホリデー映画に主演。

主人公は、町内のクリスマスのデコレーション・コンテストの優勝を目指して、巨大なツリーと交換にイジワルな妖精の契約書にサイン。すると、クリスマスまでに5つのリングを手に入れないと、クリスマスの飾り人形にされてしまうことになる。彼は妻と3人の子供たちと力を合わせてリングを探す。

エルフ役は『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』(2020)のジリアン・ベル。主人公の妻役はダイアナ・ロスの娘、TV「ブラッキッシュ」のトレイシー・エリス・ロス。

大ヒット作『ブーメラン』(1992)のトリオ、マーフィ主演、レジナルド・ハドリン監督、ブライアン・グレイザー製作が再結集する。

クリスマス映画ならでは! ファンタジックな光景!

画像: キュートな品々の数々に目が楽しい

キュートな品々の数々に目が楽しい

エルフが店主のクリスマス用品の店は、キュートなアイテムがギッシリで目がくらむほど。絵に描かれた鳥や楽隊が実物になり、陶器製の小さな人形が人間のようにしゃべるなど、おとぎ話のような光景の数々も見もの。

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